レッドソックスの松坂大輔投手(27)は、調子が悪くてもなぜ勝てるのか。そのなぞを、本紙(東京中日スポーツ)がついに突き止めた。松坂が「お守り」として、ひそかに持っているのは、Rソックスが昨年にワールドシリーズ優勝を遂げた時の、シャンパンファイトのコルク。本紙は、それと同じものを入手した。読者の皆さんに写真でしか紹介できないのは残念だが、“縁起物”として触れるなり見つめるなりしてほしい。運気を呼び寄せられるかもしれない。
今季の松坂は開幕5試合に登板して4勝0敗。凱旋(がいせん)登板だった3月25日の日本開幕戦(対アスレチックス)では、5イニングで6四球を出しながら味方打線の援護で敗戦投手を逃れた。ここ2試合はいずれも6イニングを投げ切れなかったが、13日のヤンキース戦は打線が3回までに7点、18日のレンジャーズ戦は4回までに9点を奪い、勝利投手となっている。
古豪球団のレッドソックスでも、4月20日の時点で5勝を挙げている投手は過去に皆無だ。このツキ男ぶりには、何かあるに違いない。それが、シャンパンファイトのコルクだった。松坂は昨年のワールドシリーズ優勝でチームメートとシャンパンを掛け合って大騒ぎをしていた時、こっそりとコルクを拾い、持ち帰っていた。
米国では幸運をもたらすお守りを「ラッキーチャーム」と呼び、だれもが一つは身に着けているとされる。松坂がコルクの効果を知ったのは、06年のワールドベースボールクラシック(WBC)。大会直前に、井口(現パドレス)が在籍したホワイトソックスが05年のワールドシリーズを制した時のシャンパンファイトのコルクを譲り受け、日本代表を世界一に導いた。
その時にコルクを手渡したのは、CS放送のスカパーで大リーグ中継を担当する節丸裕一アナウンサー(37)。同アナは「松坂投手が昨年にレッドソックスに入団した時、私に『今度は自力でシャンパンファイトのコルクを手にしたい』と言っていた。それを本当に実現させたのだから、すごいと思う」と感心する。
写真のコルクは、昨年の世界一のシャンパンファイトで祝勝会場に落ちていたのを、節丸アナが持ち帰った。松坂が持っているのと、全く同じだ。見ているだけで“御利益”がありそうな気がしてきませんか?
via : 東京中日スポーツ / 関連銘柄 : ルイ ロデレール