Trélou-sur-Marne / トレルー=シュル=マルヌ
基本情報
| 地域圏(Région) | Hauts-de-France |
| 県(Département) | Aisne |
| 区(Arrondissement) | Château-Thierry |
| 郵便番号 : | 02850 |
| 面積 : | 20.35 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Dormans, Courthiézy, Vincelles, Champvoisy, Passy-sur-Marne, Ronchères, Courmont, Barzy-sur-Marne, Le Charmel, |
「Trélou-sur-Marne」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Terroir de Condé |
| 格付け | 85% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 346.1 ha |
| - Chardonnay | 41.1 ha (11.9%) |
| - Pinot Noir | 58.3 ha (16.8%) |
| - Pinot Meunier | 246.7 ha (71.3%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
トレルー=シュル=マルヌは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのサブリージョン「テロワール・ド・コンデ」に属するコミューンで、マルヌ川右岸(北側)のエーヌ県内に位置する。行政的にはシャトー=ティエリ郡、エソーム=シュル=マルヌ・カントンに属する。コミューン面積は約20.35 km²(2,035 ha)で、人口は952人(2023年)。主村のほかに、東上流の「シャサン(Chassins)」、西下流の「クールセル(Courcelles)」という2つのハムレットを含み、コミューン北部の大半は森林に覆われている。
右岸の隣接コミューンは、北東にヴァンセル、北北東にシャンヴォワジー、西北西にバルジー=シュル=マルヌ、西南西にパッシー=シュル=マルヌ。マルヌ川を挟んだ左岸対岸にはドルマンとクルティエジーが位置する。テロワール・ド・コンデという名称は、ケルト語で「川の合流点」を意味する言葉に由来し、このサブリージョンにはトレルーを含む4村が属する。テロワール・ド・コンデの中でトレルー=シュル=マルヌは最大の栽培面積(346.10 ha)を有する。
テロワール
畑は主村・シャサン・クールセルの各ハムレット周辺に広がり、一部は円形劇場状の地形(アンフィシアトル)を形成する。斜面は全体的に緩やかで、主な向きは南東だが南西から東にかけたバリエーションも見られる。土壌は粘土・泥灰(マール)・砂質が混在するタイプ。コート・デ・ブランに見られる純粋な白亜質とは異なり、石灰岩の影響を受けながらも重く冷涼な性格を持つ。この土壌組成がピノ・ムニエの早熟性・耐冷性と高い親和性を示し、栽培面積の約71%をムニエが占める根拠となっている。マルヌ川沿いの地形から朝霧が発生しやすく、開花期の霜害や灰色カビ病リスクが存在するが、ムニエはシャルドネやピノ・ノワールより発芽が数日遅いため霜害被害を相対的に受けにくい。
主要生産者
ヴーヴ・オリヴィエ・エ・フィス(RM)は村を代表するグロワールで、18 haの自社畑を持つ。旗艦キュヴェ「ラ・カショット(La Cachotte)」は古木シャルドネ100%を樽で発酵・熟成させたブラン・ド・ブランで、ムニエ主体のイメージが強いこの村から際立った複雑性を持つシャンパンが生まれることを示す。ヴィニュロン・アンデパンダン、ジェネラシオン・シャンパーニュに加盟。
メテイエ・ペール・エ・フィス(RM)は品種特化キュヴェで注目される生産者。「Nuits Blanches」(シャルドネ100%)、「Exclusif」(ムニエ100%・古木・無投与)、「Expression Noir」(ピノ・ノワール100%)と、3品種それぞれを単独で表現するラインアップを揃える。ヴィニュロン・アンデパンダン加盟。
- トリスタン・イエスト(RM): 2.5 haの小規模グロワール。オリジン・シャンパーニュ加盟。旗艦NVは「Colostrum」。
- ルクレール・モンデ(RM): 9 ha。ヴィニュロン・アンデパンダン加盟。
- ベルナール・マント(RM): 9 ha、ムニエ70%・ピノ・ノワール20%・シャルドネ10%の構成。
- クーヴァン・フィス(RM): 同じくクーヴァン家の生産者。
協同組合としては、クールセルに「Coopérative Vinicole Bellevue-sur-Marne」、シャサンに「Coopérative Vinicole de Chassins(ラ・シャシノワーズ)」が活動している。大手ではモエ・エ・シャンドンがこの村からブドウを継続的に調達していることが知られている。
歴史
トレルー=シュル=マルヌは、シャンパーニュ地方のフィロキセラ禍において歴史的な記録を残す村でもある。1890年8月6日、シャンパーニュ地方で最初のフィロキセラ感染が確認されたのは、ハムレット・シャサン内の「モンクーヴァン(Montcouvent)」区画だった。病害はマルヌ川流域に急速に広がり、ブドウ畑に壊滅的な打撃を与えた。現在、コミューンの領域境界に立つカルヴェール(十字架の碑)には、この歴史的事実を記念するプレートが設置されており、訪れる者に当時の記憶を伝えている。
栽培面積は1997年時点の299 haから2013年には347 haへと拡大しており、この間におよそ50 haの新植が行われた。オートル・クリュ・エシェル85%という格付けながら、高い志を持つグロワールが多く育つ村として、近年その評価は着実に高まっている。
詳細を閉じる「Trélou-sur-Marne」を拠点とするシャンパン銘柄
Veuve Olivier & Filsヴーヴ・オリヴィエ・エ・フィスRM
Tristan Hyestトリスタン・イエストRM
Leclerc Mondetルクレール・モンデRM
Couvent Parentクーヴァン・パレントRM
Domaine Malletドメーヌ・マレRM
AngellisアンジェリスRM
Couvent Filsクーヴァン・フィスRM
Bernard Manteベルナール・マントRM
Couvent Lemeryクーヴァン・レマリーRM
Meteyer Pere & Filsメテイエ・ペール・エ・フィスRM
James Kohlerジェム・コーラーRM
Fleury Gilleフルーリー・ジルRM
Olivier Pere & Filsオリヴィエ・ペール・エ・フィス
Couvent Julienクーヴァン・ジュリアン
Husson & Filsユッソン・エ・フィスRC
Jean Jacques Hyestジャン・ジャック・ハイエスRC
Belouis Gricourtベルイ・グリクールRM
BergerベルガーRM
Fournier Lesneフルニエ・レンヌRM
Harant Dourlandハラン・ドーランRM
Jean Claude Mignonジャン・クロード・ミニョンRM
LahemadeラエメデRM
Leclerc Drouilletルクレール・ドロイレRM
Patrick Bourletパトリック・ボーレRC
Sebastien Gorgeryセバスチャン・ゴジェリーRM
Servenay & Filsセルヴネイ・エ・フィスRM
Eric Malletエリック・マレRC
Audrey Brocardオードリー・ブロカールRM
Stephane Colasステファン・コラス