Leclerc Mondet / ルクレール・モンデは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Trélou-sur-Marneを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Leclerc Mondet / ルクレール・モンデ

Leclerc Mondet

ルクレール・モンデ

ルクレール・モンデは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのトレルー=シュル=マルヌ、シャシャン(Chassins)集落を拠点とする家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン)。除草剤を使わない栽培と亜硫酸控えめの醸造で、蜂蜜と菩提樹を思わせる香り豊かなシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Terroir de Condé / テロワール・ド・コンデ
02850 Trélou-sur-Marne / トレルー=シュル=マルヌ
所在地5 rue Beethoven, CHASSIN, 02850 Trélou-sur-Marne (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-leclerc-mondet.fr/
SNS
Tel+33 (0)3 23 70 23 39, +33 (0)3 23 70 10 59(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ルクレール・モンデが生み出すシャンパーニュには、蜂蜜と菩提樹(tilleul)を思わせる独特の香りが漂う。除草剤を使わず、剪定枝や樹皮、村内の農場から集めた原料で自家製コンポストを作り、下草を生かした畑づくりを続けてきた土壌の恵みが、果実味豊かで表現力のある味わいへとつながっている。 防除にはハーブティーやボルドー液を用い、亜硫酸の添加量も30mg/L未満に抑えるなど、できる限り自然な状態でブドウの個性を引き出す姿勢が貫かれている。

歴史・ブランドストーリー

1950年、シャシャン集落に定着した一家が、シャンパーニュ造りの原点を築いた。祖父母にあたるルネ・モンデとアンリ・ルクレールが最初の区画を植え、1960年代初頭には自家シャンパーニュの商業化を開始する。 経営を継いだ息子クリスチャン・ルクレールは、妻ジャクリーヌ・ピオとともに伝統的な手法を守り抜き、軽やかで繊細な味わいを持つシャンパーニュとしての評価を築き上げた。しかし1992年、クリスチャンは事故によって急逝。ジャクリーヌは義理の両親の支えを受けながら、栽培・醸造の哲学を守り続けた。 1998年頃、第3世代となるファビアンとセドリックの兄弟が経営に加わる。醸造を担うファビアンと栽培を担うセドリックが両輪となり、家族で紡いできたスタイルを今に受け継いでいる。近年は近隣の引退した生産者から畑を譲り受け、シャシャン内での畑面積も広がりつつある。

詳細

ルクレール・モンデは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのテロワール・ド・コンデに位置するトレルー=シュル=マルヌ村、シャシャン集落を拠点とするレコルタン・マニピュラン(RM)である。ヴィニュロン・アンデパンダンに加盟し、栽培から醸造、瓶詰めまでを自社で一貫して手掛ける家族経営のメゾンとして知られる。1998年頃からは醸造を担うファビアン・ルクレール=モンデと、栽培を担うセドリック・ルクレール=モンデの兄弟が経営に加わり、現在は2人が経営の中心を担っている。母であるジャクリーヌ・ピオも引き続き経営に関わりながら、祖父母の代から受け継がれてきた栽培・醸造の哲学を、家族三代にわたって大切に守り続けている。

自社畑は8〜9haの広がりを持ち、約30区画に分かれて、いずれもシャシャン近郊にまとまって位置する。こうした畑の近さは、日々の管理や収穫作業を丁寧に行う土台となり、区画ごとの状態にきめ細かく目を配ることを可能にしている。品種構成はピノ・ムニエが中心で、シャルドネ、ピノ・ノワールがこれに続く。土壌は粘土石灰質を基本とし、村内では砂質土壌とムーリエール、珪化石灰岩が混在するなど、区画ごとに個性の異なる土壌が見られる。畑は南西向きの斜面に広がり、日照条件にも恵まれている。近年は近隣で引退した生産者から畑を譲り受けるかたちで、シャシャン内の自社畑面積が広がりつつある。

栽培では除草剤を一切使用せず、剪定枝や樹皮、村内の農場から集めた堆肥を原料とする自家製コンポストを畑に還元し、土壌の地力を高めている。2000年代初頭からは畝間に下草を生やす管理(enherbement)を取り入れ、土壌の微生物環境や保水力を高めながら、ブドウ樹本来の力を引き出す栽培を志向してきた。病害対策にはハーブティーとボルドー液を用い、化学農薬に頼らない防除を続けている。剪定は冬季に手作業で行われ、芽かきやパリサージュによって房への日照と風通しを確保することで、健全な果実を育てることを大切にしている。

こうした環境に配慮した栽培は、2014年のAB(Agriculture Biologique)認証申請へとつながり、2017年頃には畑全体の約1/3を占めるシャルドネ区画が認証を取得した。残る区画についても、現在なお有機転換への取り組みが続けられている。除草剤を用いない栽培や自家製コンポストの活用など、認証取得以前から積み重ねてきた日々の実践が、こうした形で客観的にも裏づけられつつある。

栽培・醸造データ
項目データ
自社畑面積8〜9ha
区画数約30区画
品種構成(ピノ・ムニエ)約45%
品種構成(シャルドネ)約35%
品種構成(ピノ・ノワール)約20%
発酵期間3〜4週間
亜硫酸添加量30mg/L未満
AB認証取得区画畑全体の約1/3(シャルドネ区画)

醸造方針

収穫したブドウは丁寧に選果されたのち、自社の醸造所で搾汁・醸造される。発酵には3〜4週間がかけられ、ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワールの3品種を、キュヴェごとに異なる比率で組み合わせるアッサンブラージュが行われる。清澄・濾過を一切行わない方針を貫いており、ブドウと畑が持つ個性を、余計な手を加えずそのままボトルへと映し出すことが重視されている。

亜硫酸の添加量は30mg/L未満と一般的な水準よりも抑えられ、できる限り介入を控えた醸造が志向されている。畑仕事から醸造まで一貫して自然な状態を保とうとするこの姿勢が、蜂蜜や菩提樹を思わせる香りと、果実味豊かで表現力のある味わいへとつながっている。

この哲学は、2代目クリスチャン・ルクレールの時代から大切に守られてきたものでもある。軽やかさと繊細さ、エレガンスを兼ね備えたスタイルは、1992年の事故による思いがけない世代交代を経てもなお、ジャクリーヌ・ピオ、そして現在のファビアンとセドリックの兄弟へと受け継がれ、家族の手によって丁寧に磨かれ続けている。ルクレール・モンデというメゾン名そのものが、両家の結びつきを物語っている。

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