Savigny-sur-Ardres / サヴィニー=シュル=アルドル
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51170 |
| 面積 : | 8.95 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Treslon, Rosnay, Courcelles-Sapicourt, Branscourt, Faverolles-et-Coëmy, Serzy-et-Prin, Vandeuil, |
「Savigny-sur-Ardres」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Vallée de l'Ardre |
| 格付け | 86% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 92.9 ha |
| - Chardonnay | 5.8 ha (6.2%) |
| - Pinot Noir | 14.8 ha (15.9%) |
| - Pinot Meunier | 72.3 ha (77.8%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
サヴィニー=シュル=アルドルは、モンターニュ・ド・ランス北西端のヴァレ・ド・ラルドルに属するコミューンで、アルドル川が刻む穏やかな谷地形の中に位置する。コミューン総面積は895 haで、人口は約255人(2022年)と小規模な農村集落だ。北北東にヴァンダイユ、北東にブランスクール、東北東にクールセル=サピクール、東にロネ、東南東にトルスロン、南南東にファヴロル=エ=コエミー、南西から北西にかけてはセルジー=エ=プランと接しており、ヴァレ・ド・ラルドルを構成する村々に囲まれている。格付けはオートル・クリュで、エシェル・デ・クリュは86%。
葡萄畑は南〜東向きの緩やかな斜面に広がり、土壌は粘土石灰岩質。この土壌がピノ・ムニエの持つ果実味と柔らかさを引き出すとされており、総栽培面積92.90 haのうち72.30 haをムニエが占める。ピノ・ノワールは14.80 ha、シャルドネは5.80 haに留まり、ヴァレ・ド・ラルドル全域に共通するムニエ主体の産地像を色濃く体現している。アルドル川の谷が生む地形的な保護効果により、春霜や気温の急変から葡萄を守る穏やかな環境が整っている。
シャルル・ドゴデ(Charles Degodet)は、モンタザン修道院の旧納屋(Grange de l'abbaye)を醸造所として活用する家族経営のRCで、2.3 haの畑を有する。持続可能なシャンパーニュ栽培(VDC)認証を取得しており、グランド・レゼルヴ(シャルドネ50%+ピノ・ノワール50%の一部樽熟成)、ブラン・ド・ブラン(一部樽熟成)、そしてミレジム・ロワイヤル(ピノ・ノワール老木100%、完全樽熟成)という個性的なラインナップを展開する。歴史的建造物を舞台に、ムニエに頼らないスタイルを確立している点がヴァレ・ド・ラルドルでは異彩を放つ。
- ジャン・フランソワ・ブルネル(Jean François Brunel):住所はサヴィニー=シュル=アルドルだが、畑は隣接するプルミエ・クリュ村のジュイ=レ=ランスに属しコープ組合員として活動するRC。2 haの畑にピノ・ムニエ50%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ20%を栽培し、年産10,000本規模。ヴィエイユ・ヴィーニュ・ミレジメやブラン・ド・ブラン(エクストラ・ブリュット、樽発酵)をリリースしている。
- J.ゴバンス(J. Gobancé):レコルタン・マニピュラン(RM)として、ヴァレ・ド・ラ・マルヌやヴァレ・ド・ラルドルを中心に5コミューンにまたがる計10 haの畑を管理する。トップキュヴェ「アンヌ=エリザベート(Anne-Elisabeth)」はシャルドネ50%+ピノ・ムニエ50%で仕上げるブレンド。複数の産地からブドウを集め多様なテロワールを統合するスタイルが特徴だ。
村の歴史はガロ・ローマ時代に遡り、当時は「サビニアクム(Sabiniacum)」と呼ばれていた。これは「サビヌス(Sabinus)の領地」を意味するラテン語名で、現在の村名の起源となっている。村はモンタザン修道院(Abbaye de Montazin)とプランの城(Château de Prin)の間に位置し、1641年7月にはルイ13世のランス滞在中にリシュリュー枢機卿がプランの城に宿泊したという記録が残る。さらに1940年5月21日、ドイツ軍侵攻下においてシャルル・ド・ゴール大佐がこの地で最初のラジオ演説を行ったとされており、村の地名は近現代史の転換点にも刻まれている。
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