Branscourt / ブランスクール
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51140 |
| 面積 : | 3.72 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Courcelles-Sapicourt, Savigny-sur-Ardres, Jonchery-sur-Vesle, Vandeuil, |
「Branscourt」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Vallée de la Vesle |
| 格付け | 86% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 29.9 ha |
| - Chardonnay | 4 ha (13.4%) |
| - Pinot Noir | 14.5 ha (48.5%) |
| - Pinot Meunier | 11.4 ha (38.1%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ブランスクールはモンターニュ・ド・ランスの西端、ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル流域に属するコミューンで、ランスから西へ約18km、フィスムから東へ約13kmの位置にある。コミューン全体の面積は約372haで、うち葡萄畑は29.90haにとどまる小規模な村だ。ヴェスル川左岸(南側)の低地から南西の丘陵にかけて標高71〜195mの地形が連なり、畑はコミューン西部の東向き緩斜面に集中している。北にはジョンシェリー=シュル=ヴェル、東南東にはクールセル=サピクール、南西にはサヴィニー=シュル=アルドル、北西にはヴァンダイユと隣接する。
テロワールの特徴
ブランスクールのテロワールを際立たせるのは粘土質砂(clayey sands)を主体とする土壌だ。この地層にはツリテラ・コミュニス(角塔貝)やヴェネリカルディア・プラニコスタなど海洋性化石が豊富に含まれており、エシェル・デ・クリュで86%の評価を受けるこの村の畑に独特のミネラル感をもたらしている。石灰岩や白亜質を主体とするモンターニュ・ド・ランスの他コミューンとは土壌の性格が異なり、粘土質砂は保水性に優れる半面、水はけも確保されているため乾燥年でも安定した果実の充実を支える。気候は大陸性海洋気候(Cfb)に属し、年平均気温は約10.3〜10.7℃、年間降水量は710〜730mm程度で、冬季は平均約3℃の冷涼な環境が続く。日照がやや控えめで降水量が均等に分布することで、葡萄は過熟に傾かず穏やかに成熟する。ヴェスル川渓谷の微気候がもたらす適度な湿潤さが、果実の酸度を保つうえで重要な役割を担っている。
Champagne J. M Gandon
ブランスクールで現在知られる唯一のレコルタン・マニピュラン(RM)はChampagne J. M Gandonだ。主宰するヴィクトール・ガンドンは曽祖父母の代からこの村で栽培を続けてきた家系の出身で、父ジャン=マリーも畑を管理していたが醸造は行わなかった。ヴィクトールは大手メゾンでビノフォレストリー部門の責任者を務める傍ら醸造家の道を歩み、2020年ヴィンテージを初リリースした。 使用する区画「L'Aubière」はわずか0.31haの小区画で、1973〜1974年に植樹されたピノ・ノワール95%/ピノ・ムニエ5%の老樹が揃う。畑は東向き・標高約140mの小河川沿いに位置し、農薬・除草剤を一切使用しない栽培を実践。セラーでは重力充填・自然酵母による自然発酵・マロラクティック発酵は任意・ゼロ・ドサージュ(糖分無添加)・無加硫(亜硫酸不使用)を徹底した低介入醸造を行っている。キュヴェ「Les Pièces」は初リリース分1,350本が収集家やソムリエから注目を集め、シャンパーニュの新世代グロワールを代表する一軒として認識されている。
地名の由来と歴史
ブランスクールの地名の最古の記録は1066年の「Branzoncurtis」に遡る。その後 Brancecort(1207年)、Brancecurt(1212年)、Branchecort(1248年)、Brancecourt(1303〜1312年)などの表記を経て、現在の「Branscourt」に定着した。INSEEコード51081、郵便番号51140のこの村は現在も人口308人(2023年)の静かなコミューンで、コミューン内を流れるリュイソー・ド・ラ・クレピーヌ川が風景に彩りを添えている。
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