Faverolles-et-Coëmy / ファヴロル=エ=コエミー
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51170 |
| 面積 : | 5.48 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Lhéry, Tramery, Treslon, Savigny-sur-Ardres, Serzy-et-Prin, |
「Faverolles-et-Coëmy」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Vallée de l'Ardre |
| 格付け | 86% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 76.2 ha |
| - Chardonnay | 3 ha (3.9%) |
| - Pinot Noir | 13.7 ha (18%) |
| - Pinot Meunier | 58.9 ha (77.3%) |
| - その他 | 0.6 ha (0.8%) |
特徴
テロワール
詳細
ファヴロル=エ=コエミーはモンターニュ・ド・ランス地区の北西部、頂上付近からアルドル川流域へと続く一帯に位置するコミューン。北東にトルスロン、南東にトラムリー、南西にレリー、西から北西にかけてセルジー=エ=プランとサヴィニー=シュル=アルドルが隣接し、いずれもヴァレ・ド・ラルドルのテロワールを共有する村々である。コミューン総面積は548ha、標高は86m。グラン・ランス都市共同体に属し、ランス中心部からほど近い立地にありながら、谷あいの静かな農村景観を保っている。
畑はファヴロル=エ=コエミーとトルスロンを結ぶ道路の上方、村の北から北東にかけて帯状に広がる。穏やかな南向き斜面が主体で、チョーク質の地盤にシルトと粘土が重なる構成は、モンターニュ・ド・ランス北西端らしい地質的特徴を示す。アルドル川沿いの谷という立地は、モンターニュ中心部の急斜面・グラン・クリュ畑とは異なる、より穏やかで保水性に富んだ環境をもたらしており、これが栽培面積の約8割を占めるピノ・ムニエの適性を支えている。
村を代表する造り手がジーパーである。1949年にアルマン・グートルブがダムリー村で創業したのち、2009年にニコラ・デュボワがファヴロル=エ=コエミーへ本拠を移して事業を引き継いだ。2013年にはミシェル・レィビエグループ(シャトー・コス・デストゥルネルなどを傘下に持つ)が株式の75%を取得し、ニコラ・デュボワが25%を保有しつつ経営に携わる体制となっている。自社畑35haに加え、契約畑180haからも果実を調達する規模を持ち、年間250万本超を生産する村内最大手のメゾンである。
- エリック・マーチャン:レコルタン・マニピュラン(RM)として、自社畑のぶどうのみを用いた生産を行う村内の小規模生産者。
- ポニアン・トレ:協同組合への参加と並行して自社ブランドのシャンパンも手掛ける生産者。
ファヴロル=エ=コエミーは古くからぶどう栽培が営まれてきた歴史を持ち、村内にはフィロキセラ禍以降の生産の歩みを伝えるヴィティ・ヴィニコル博物館(Musée viti-vinicole)が置かれている。栽培面積は1997年時点で73haであったが、その後緩やかに拡大し、現在は76.20haに達している。長らく大手メゾンの目立った進出が少なかった谷あいの村だが、ジーパーの本拠移転を契機に、近年は村の知名度が徐々に高まりつつある。
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