Jeeper / ジーパーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Faverolles-et-Coëmyを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Jeeper / ジーパー

Jeeper

ジーパー

ジーパーは、第二次大戦の従軍経験と米軍から贈られた4輪駆動車「Jeep」の逸話を名の由来に持つシャンパーニュメゾン。モンターニュ・ド・ランス北西部を拠点に、シャルドネを樽熟成させる独自の「The Jeeper Taste」で、複雑さと飲みやすさを両立させた味わいを追求している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Vallée de l'Ardre / ヴァレ・ド・ラルドル
51170 Faverolles-et-Coëmy / ファヴロル=エ=コエミー
所在地3 rue de Savigny, BP 64, 51170 Faverolles-et-Coëmy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-jeeper.com/
https://champagne-jeeper.jp/
Mailinfo@champagne-jeeper.fr
SNS@champagnejeeper@champagnejeeper_jp
Tel+33 (0)3 26 05 08 98, +33 (0)3 26 83 00 54(fax)
製造業者種別NM
生産者表記JEEPER
資本グループDomaines Reybier グループ 傘下

商品更新情報

特徴・スタイル

ジーパーが掲げる「The Jeeper Taste」は、シャルドネを中古樽でじっくり熟成させることで生まれる哲学だ。木由来の穏やかな複雑味を纏わせながらも、雑味や渋みは徹底して排し、なめらかな飲み口と長い余韻だけを残す。 象徴的なのは、当主Nicolas Dubois自らがデザインし特許を取得した、丸みを帯びたラウンドボディのボトル。首を細く短く設計することで酸素との接触を抑え、瓶内でワインが穏やかに熟成する環境を作り出している。

歴史・ブランドストーリー

ジーパーの物語は18世紀、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのダムリー村に暮らしたGoutorbe家の家業に始まる。1940年代に家督を継いだArmand Goutorbeは、第二次大戦下でフランス軍の情報責任者として従軍。敵の捕虜となりながらも軍事機密を守り抜き、連合軍兵士を窮地から救ったが、その代償として右脚を失った。 戦後、窮状を知った米軍から4輪駆動車「Jeep」が贈られ、Armandはこの車でブドウ畑を巡回するようになる。地元で「ジーパー・マン」と呼ばれた彼は、1949年、この経験にちなんで「Jeeper」をブランド名として登録し、シャンパーニュの醸造・販売を開始した。 2009〜2010年、ファヴロル=エ=コエミー村出身のNicolas Dubois・Myriam Dubois夫妻がブランドを継承し、拠点をダムリーから同村へ移転。2013年にはMichel Reybier率いるGroupe Reybierを資本パートナーに迎え、新体制のもとで独自デザインのボトルを刷新するなど、次世代のジーパーとしての歩みを進めている。

詳細

ジーパーは、モンターニュ・ド・ランス北西部、ランス近郊のファヴロル=エ=コエミー村を拠点とするネゴシアン・マニピュラン(NM)である。NMは、自社畑のブドウに加えて契約栽培家からブドウを購入し、醸造から瓶詰め・販売までを自社で手がける生産者区分を指す。栽培から醸造、瓶詰め、販売までを社内で一貫して手がける体制を、約45名のスタッフが支えている。1949年の創業以来、生産規模を着実に広げてきた。

自社所有畑は35〜50ha、契約栽培家が管理する畑は約180haにのぼり、合わせて200haを超えるブドウ畑がジーパーの生産を支えている。自社所有畑のうち約5%はグラン・クリュ格付け、約10%はプルミエ・クリュ格付けの区画にあたり、契約畑にもグラン・クリュ、プルミエ・クリュの区画が含まれる。

Grand Cruレンジには、オジェ、ル・メニル=シュル=オジェ、アンボネイ、ブジー、アヴィーズをはじめとする17のグラン・クリュ村のブドウが使われる。コート・デ・ブランからモンターニュ・ド・ランスにまたがるこれらの村は、シャルドネとピノ・ノワールの銘醸地として知られる。Premier Cruレンジには、ヴィル=ドマンジュ、サシー、エキュイユ、ジュイ=レ=ランス、ヴェルテュの5つのプルミエ・クリュ畑のブドウが用いられ、単一メゾンでありながら多様なテロワールを映すラインナップを支えている。

栽培・生産データ
項目データ
自社所有畑面積35〜50ha
契約栽培畑面積約180ha
スタッフ数約45名
Grand Cruレンジ使用村数17村
Premier Cruレンジ使用畑数5畑
瓶内熟成期間(Grand Cru)最低5年
瓶内熟成期間(Blanc de Noirs)最低3年
瓶内熟成期間(ミレジメ)最低9年
出資比率(Groupe Reybier/Nicolas Dubois)75%/25%
創業年1949年

醸造方針

瓶内での熟成期間は、レンジによって明確に差を設けている。Grand Cruレンジは最低5年、Blanc de Noirsは最低3年、ミレジメ各種は最低9年という長期熟成を経てからリリースされ、酵母との接触による厚みと複雑さを味わいに与えている。レンジごとに熟成年数を分けることで、若々しい果実味からより複雑で円熟した味わいまで、幅広い個性を計画的に生み出している。

シャルドネの一部は中古のオーク樽で熟成され、木由来の穏やかな複雑味を加えながらも、雑味や渋みを抑えたバランスを追求する。ラウンドボディの特許ボトルは首を短く細く設計することで酸素接触を最小限にとどめ、瓶内でのゆっくりとした熟成を後押ししている。

こうして育まれた35〜50haの自社畑と約180haの契約畑のブドウは、レンジごとに異なる熟成期間を経て、雑味や渋みを抑えながら奥行きのある味わいへと仕上げられる。

資本体制

2013年、Nicolas Duboisはシャトー・コス・デストゥルネルやトカイワイン「Disznókő」などを擁するMichel Reybier率いるGroupe Reybierをパートナーに迎え、株式の75%をGroupe Reybierが取得した。Nicolas Duboisは残る25%を保持しながら経営の指揮を執り続けており、資本と経営が分離しない体制のもとでブランドの独自性を維持している。このパートナーシップは、有力な資本基盤のもとで長期的な品質投資を可能にしている。

受賞・評価

Decanter、IWSC、James Suckling、Guide Général、Wine Enthusiastといった国際的なワイン評価媒体・コンクールにおいて、ジーパーの各レンジは金賞・銀賞をはじめとする高い評価を重ねて獲得しており、メゾン全体としての品質の一貫性が国際的に認められている。こうした評価は特定のキュヴェに偏ることなく、Grand CruからPremier Cru、ノンドザージュのキュヴェに至るまで幅広いレンジに及んでおり、ブランド全体の完成度の高さを裏付けている。こうした積み重ねが、ジーパーというブランドの信頼性を支えている。

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