Saint-Agnan / サン=タニャン
基本情報
| 地域圏(Région) | Hauts-de-France |
| 県(Département) | Aisne |
| 区(Arrondissement) | Château-Thierry |
| 郵便番号 : | 02330 |
| 面積 : | 8.07 km2 |
| Coomune内の主要な地区 | |
| La Chapelle-Monthodon, Baulne-en-Brie, | |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Courthiézy, Monthurel, Celles-lès-Condé, Reuilly-Sauvigny, Vallées en Champagne, |
「Saint-Agnan」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Terroir de Condé |
| 格付け | 83% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 68.2 ha |
| - Chardonnay | 14.1 ha (20.7%) |
| - Pinot Noir | 15.1 ha (22.1%) |
| - Pinot Meunier | 39 ha (57.2%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
サン=タニャンはフランス・エーヌ県に属し、マルヌ川の左岸(南岸)に位置する。村を流れるルュ・デュ・ロセ川はシュルムラン川の支流で、その流域に沿ってブドウ園と集落が広がる。コミューン全体の面積は約807ヘクタールで、人口は2023年時点で約96人の小村だ。エシェル・デ・クリュの格付けは白・黒ともに83%(オートル・クリュ)で、かつてテロワール・ド・コンデエリアに分類されていたが、2017年前後のUMC(メゾン・ド・シャンパーニュ組合)による境界見直しにより現在はヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに属する。隣村のボルヌ=アン=ブリおよびラ・シャペル=モントドンとは2016年1月に合併し、コミューヌ・ヌーヴェル「ヴァレー=アン=シャンパーニュ」の一部となった。旧役場機能はボルヌ=アン=ブリに移管されている。
ブドウ園は北西・北・北東の斜面に広がり、バルトニアン期の石灰岩とフリントを主体とする。丘の上部には粘土質・石灰岩層が積み重なり、下部ではチョーク層が顔を出す。この土層の垂直的な変化がリュー・ディごとの個性を生んでいる。南向きの緩斜面が安定した日照を確保する一方、谷地形がシュルムラン川の水分調節機能を担い、厳しい年でも果実の成熟を助ける。
村を代表する生産者として欠かせないのがシャンパーニュ・タルラン(Champagne Tarlant)だ。拠点はマルヌ川沿いのウイィだが、セル=レ=コンデ、ブルソー、サン=タニャンを含む全57区画にブドウ園を分散所有するシャンパーニュ屈指のシングル・ヴィンヤード志向のRM(レコルタン・マニピュラン)だ。サン=タニャンでは「グラン・ピクー(Grand Picou)」リュー・ディのピノ・ノワールを有機農法で栽培し、コトー・シャンプノワ・ルージュとして単独ビン詰めする。この区画は1982年にブノワ・タルランの母方の祖母シュザンヌ・ボワゼルがマス・セレクションによって植樹した古木に由来する。2019年ヴィンテージは1,071本のみの生産で、ダークチェリーやプラム、アースィーな複雑さを持つ凝縮したスタイルが国際的な注目を集めている。
地元グロワーのダニエル・アントワーヌ(Daniel Antoine)はRC(Récoltant-Coopérateur=レコルタン・コーペラトゥール:協同組合を通じて醸造・販売を行う栽培農家)として村に拠点を置き、協同組合と連携しながら自身のブランドでシャンパンをリリースしている。
村名はパトロン聖人のサン・タニャンに由来し、かつてはシャトー=ティエリ郡区コンデ=アン=ブリ・カントンに属していた。第一次世界大戦では近隣のシャトー=ティエリ周辺がアメリカ軍の激戦地となり、この地域全体に歴史的な痕跡が刻まれている。現在の総栽培面積は68.20ヘクタール、登録生産者数は14軒で、マルヌ左岸の静かな谷に個性的なテロワールを守り続けている。
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