Reuilly-Sauvigny / ルイイ=ソヴィニー

ルイイ=ソヴィニーはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストの左岸に位置する小規模村で、総栽培面積わずか3haながらピノ・ムニエが93%を占める純粋なムニエ産地。格付けはオートル・クリュ(エシェル・デ・クリュ83%)で、マルヌ川の湾曲に沿った陽当たりのよい斜面が果実味豊かなシャンパンを生む。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02850
面積 : 6.54 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Courthiézy, Monthurel, Mézy-Moulins, Crézancy, Connigis, Courtemont-Varennes, Passy-sur-Marne, Vallées en Champagne,

「Reuilly-Sauvigny」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Ouest
格付け83% Autre Cru [?]
栽培面積3 ha
- Chardonnay0 ha (0%)
- Pinot Noir0.2 ha (6.7%)
- Pinot Meunier2.8 ha (93.3%)
- その他0 ha (0%)

特徴

ピノ・ムニエが93%を占める畑構成が示すとおり、ここで生まれるシャンパンは丸みのある口当たりと赤い果実の香りが前面に出るスタイル。早い段階から楽しめる親しみやすさが特徴で、重厚な構造よりもフレッシュな果実感が勝る。少量のピノ・ノワール(7%)がブレンドに軽いスパイス感と骨格を加え、単調になりがちなムニエ主体のシャンパンに変化をもたらす。食前酒として、あるいは軽めの前菜と合わせると、ムニエ特有の柔らかな泡立ちとともに楽しめる一本。

テロワール

ルイイ=ソヴィニーのブドウ畑は、コミューン北部のルイイ側にほぼ集中し、マルヌ川の大きな湾曲部(boucle)に沿った斜面に広がる。標高は最低62mから最高241m、平均約100mで、川沿いの低地から見上げる形で段丘状に畑が連なる。土壌はヴァレ・ド・ラ・マルヌ西部に典型的な粘土石灰質で、保水性が高く冷涼な川沿い気候と相まってピノ・ムニエの生育に適した環境を作り出している。年間日照時間は約1,611時間とフランス平均を下回るが、マルヌ川に向かって開けた斜面が午前〜午後の日照を確保し、「coteaux ensoleillés(陽当たりのよい丘)」と地元生産者が表現するほどの日当たりを確保している。隣接するクレザンシーやメジー=ムーランとともにヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストの典型的な粘土質テロワールを形成するが、マルヌ川の湾曲内側という地形的条件が微妙な温度差と斜面向きの変化をもたらし、ムニエらしい柔らかな果実味の熟成に寄与している。

詳細

ルイイ=ソヴィニーはエーヌ(Aisne)県に属しながらマルヌ県との県境に接するコミューンで、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストサブリージョンの西端に位置する。シャトー=ティエリの東約11.4km、パリの東約91kmの地点にあり、面積6.54 km²、人口は225人ほどの小さな村落だ。コミューン名が示すとおり、西側の「ルイイ(Reuilly)」と東側の「ソヴィニー(Sauvigny)」という2つの村落が合わさって構成されており、ブドウ畑はほぼルイイ側に集中している。

マルヌ川を挟んで右岸(北岸)にパッシー=シュル=マルヌ、左岸(南岸)にはクルトモン=ヴァレンヌ(北)、メジー=ムーラン(北西)、クレザンシー(西)、コニジ(南西)、東にクルティエジーがそれぞれ隣接する。いずれもヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストを構成するコミューンであり、粘土石灰質土壌とムニエ優勢という共通の個性を持つ。

テロワール

畑の総栽培面積は3haときわめて小規模で、そのうちピノ・ムニエが2.80ha(93%)、ピノ・ノワールが0.20ha(7%)を占める。シャルドネは栽培されていない。エシェル・デ・クリュ評価は白・黒ともに83%(オートル・クリュ)で、グラン・クリュやプルミエ・クリュ村が並ぶマルヌ渓谷の中にあって格付けとしては平均的な位置づけになる。ただし地元生産者がラベルに「coteaux ensoleillés de la Vallée de la Marne(マルヌ渓谷の陽当たりのよい丘)」と記すほど、日当たりのよい斜面がムニエを丁寧に熟させる環境がある。

主要生産者

イヴ・デ・レーヴ(Eve des Rêves)は2007年設立の家族経営ドメーヌで、ルイイ=ソヴィニーを代表する生産者。Ledernez家は1830年代からマルヌ渓谷でのワイン生産に関わる歴史を持ち、現在はルイイ=ソヴィニーを含む6つのコミューンにまたがる3ha超の畑を所有する。醸造はCovamaとLa Grapillèreの2つの協同組合に委託するスタイルをとる。主要キュヴェにはBrut Tradition、Brut Rosé、そしてムニエの個性を前面に打ち出したEsprit Meunier があり、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのフルーティで親しみやすいスタイルを体現している。

歴史

コミューン上流部にはマルヌ川を渡れる浅瀬(gué)が2か所存在したため、ルイイ=ソヴィニーは第一次・第二次世界大戦において戦略的に重要な渡河地点となった。特にルイイ村は両大戦で甚大な被害を受け、その戦功からコミューンは「Croix de guerre 1914-1918(1914〜1918年戦功十字章)」を授与されており、この記章はコミューンの紋章にも刻まれている。村内には13世紀に起源を持つサン=ブレーズ教会(Église Saint-Blaise)が現存し、戦乱を経て今もコミューンの歴史を伝えている。

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「Reuilly-Sauvigny」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報