Covama / コヴァマは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄です。

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Covama / コヴァマ

Covama

コヴァマ

コヴァマは、シャトー=ティエリを拠点に1963年設立された農業協同組合で、約540名のヴィニュロンが持ち寄るブドウを一括醸造し、パニエ・ジャカール・モントードンという3つのシャンパーニュ・ブランドを育ててきました。組合員とブランドをつなぐ製造の要です。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Ouest / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト
村02400 Château-Thierry / シャトー=ティエリ
所在地25 rue Roger Catillon, 02400 Château-Thierry (Google Maps)
公式サイトhttps://www.covama.fr/
SNS
Tel03 23 69 51 30
関連銘柄familygroup

特徴・スタイル

シャトー=ティエリの拠点には、8,000kg対応のニューマチック・プレスワール4台や総容量106,902hlのステンレスタンクなど大規模な醸造設備を備え、組合員が持ち寄るブドウを効率よく仕込んでいます。ルミュアージュは225台のジャイロパレットに加え、伝統的なプピトルも併用するなど、機械化と手仕事のバランスを保っているのが特徴です。近年はヒートポンプ導入で20年以上化石燃料を使わずに稼働し、2024年には太陽光発電設備も設置するなど、環境負荷の低減にも力を入れています。

歴史・ブランドストーリー

1963年9月27日、シャルリ=シュル=マルヌのヴィニュロンら7名の呼びかけで設立されたのが始まりです。当初はシャトー=ティエリにあった老舗シャンパーニュ商の洞窟蔵を借りて醸造を行っていましたが、1971年にその資産一式とパニエのブランドを買い取り、直接の子会社・旗艦ブランドとして迎え入れました。1981年にはパニエを軸とした販売戦略へ転換し、1988年には活動圏をシャンパーニュAOC全域へ広げています。 1997年、コジェヴィ・ユニオン・オウボワーズとともに協同組合連合アリアンス・シャンパーニュを組み、その枠組みでジャカールを取得しました。2010年にはモントードンも加わり、傘下のブランドは3つとなっています。2020年にコジェヴィが連合を離れて以降は、コヴァマとユニオン・オウボワーズが折半で運営を担い、2024年に就任した9代目会長ステファヌ・フォヴェのもとで、組合員とブランドをつなぐ製造の要としての歩みを続けています。

詳細

組合員となるヴィニュロンはエーヌ県・マルヌ県にまたがるヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストを中心に分布し、その数はおよそ540名にのぼります。持ち寄られる農地の合計は年々拡大しており、2025年には730〜769haと過去最高を記録しました。収穫されたブドウはすべてシャトー=ティエリの拠点(総面積33,000m²)に集約され、圧搾から醸造・瓶詰め・熟成・出荷までを一貫して担っています。

組織データ
設立1963年
組合員数約540名
組合員農地面積730〜769ha(2025年に過去最高)
従業員数50〜99名
貯蔵容量最大2,700万本

醸造方針

品質管理の面では、2013年に食品安全のISO22000、2025年7月に環境マネジメントのISO14001を取得し、同年にはCSR認証「アンガジェRSE」の上位区分である「確認(Confirmé)」レベルの認定も受けました。栽培面では持続可能なシャンパーニュ栽培の枠組みVDCをはじめ、HVEやビオへの転換を進める組合員が増えており、2025年の収穫時点で対象245農場の70.5%がいずれかの認証を取得しています。エネルギー面でもヒートポンプの導入により20年以上にわたり化石燃料に頼らない稼働を続け、2024年には太陽光発電設備も設置しました。

瓶詰め以降の工程にも自動化が進んでおり、ティラージュは1時間あたり15,000本、デゴルジュマンは同6,500本、アビヤージュは2ラインで最大8,000本のペースで処理できる体制を整えています。組合員から集められたブドウを一貫して仕上げるこの生産ラインが、複数のブランドを支える製造の基盤となっています。

傘下ブランドとの関係

1971年、シャトー=ティエリで醸造の場を借りていたシャンパーニュ商から洞窟蔵や土地とともにブランドそのものを買い取り、パニエをコヴァマの直接の子会社・旗艦ブランドとして迎え入れました。商標「パニエ」の権利者は現在もコヴァマ自身で、1998年からは商業部門を子会社に委ねる形で運営しています。

ジャカールとモントードンについては性格が異なり、1997年にコヴァマがユニオン・オウボワーズとともに設立した協同組合連合アリアンス・シャンパーニュを通じた間接的な関わりです。同年にジャカールを、2010年にモントードンを、それぞれこの連合の枠組みで取得しました。2020年に一時の共同出資者が連合を離れて以降は、コヴァマとユニオン・オウボワーズが折半でこの枠組みを支えています。3ブランドはいずれもコヴァマとは別の法人として運営されており、各ブランド固有の沿革や実績はそれぞれのブランドに帰属します。

コヴァマ自身が商標権者となっているブランドはパニエだけではなく、近年登録した商品名を含め複数を保有しています。1980年代には個人名を冠したプライベートブランドの商標も数多く登録しており、その大半は現在失効していますが、かつて複数の私的ブランドを手がけていた時期があったことをうかがわせます。

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