Connigis / コニジ

コニジは、マルヌ渓谷でも珍しくピノ・ノワールが筆頭品種を占める村。Vallée de la Marne Ouest(西マルヌ渓谷)特有の南西〜西向き斜面が、隣村Monthurelと続く畑にしっかりとした日照を届けます。Autre Cruながら個性は十分、野趣あふれる一杯に出会えるはずです。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02330
面積 : 5.46 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Monthurel, Saint-Eugène, Crézancy, Reuilly-Sauvigny,

「Connigis」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Ouest
格付け83% Autre Cru [?]
栽培面積53.7 ha
- Chardonnay8.4 ha (15.6%)
- Pinot Noir27.8 ha (51.8%)
- Pinot Meunier17.5 ha (32.6%)
- その他0 ha (0%)

特徴

コニジで主役を張るのはピノ・ノワール。畑全体の半分以上を占め、ピノ・ムニエがそれに続き、シャルドネは全体の2割に満たない少数派です。この品種構成が、マルヌ渓谷西部らしいボディのしっかりした、どこか野性味を残した味わいを生み出します。華やかさよりも、土の香りや骨格を感じさせる飲みごたえが持ち味。小規模生産者La Parcelleは単一区画のピノ・ムニエを樽発酵で仕込むなど、品種の個性を引き出す造りに挑んでいます。きれいにまとまった一杯より、味の輪郭がはっきりしたシャンパンを求める飲み手や、ジビエなど少し骨太な料理との相性を試したい人にこそ向いている村です。

テロワール

コニジの畑は、村の上方に広がる斜面に一塊となって展開し、隣接するモンテュールの畑とそのまま地続きになっています。向きは南西から西。マルヌ渓谷西部の村々の中でも、この日照方向が一日を通じてぶどうにしっかりと陽光を届ける一方、渓谷特有の微気候が急激な乾燥を抑えています。 気候はケッペン分類でCfb(夏が涼しい温帯気候)に区分され、年間平均気温は10.6℃、年間降水量は713mmほど。月ごとの降水量の振れ幅が比較的小さく、12月にやや多くなる程度で、極端な渇水や集中豪雨のリスクが少ないのが特徴です。パリ盆地北東部らしい「変質した海洋性気候」のもと、日照時間自体は控えめながら、安定した気候がぶどうの生育リズムを乱しにくい環境を作っています。 かつてはテロワール・ド・コンデに分類されていたこの一帯は、2017年頃の区画見直しを経て現在はヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに位置づけられています。こうした安定志向の気候と南西〜西向き斜面の組み合わせが、コニジのシャンパンに穏やかな果実の凝縮感を与えています。

詳細

コニジはマルヌ川左岸(南側)に位置し、川の支流であるシュルムラン川沿いに広がるコミューンです。Aisne県内、標高67〜233mの起伏のある土地に村が広がります。近隣村は北東にReuilly-Sauvigny、南東にモンテュール、北北西にCrézancy。コミューン面積は546ha、2015年時点の人口は324人という小さな村です。

テロワール

ぶどう畑は村の上方の斜面に一塊となって広がり、モンテュールの畑とそのまま地続きになっています。斜面は南西から西を向き、マルヌ渓谷西部らしい安定した日照を確保しながら、渓谷特有の微気候の恩恵も受けています。気候はケッペン分類Cfb(夏が涼しい温帯気候)に区分され、年間平均気温10.6℃、年間降水量は713mm(1991〜2020年平均)。月ごとの降水量の偏差は比較的小さく、12月にやや多くなる程度です。パリ盆地北東部に典型的な「変質した海洋性気候」のもと、日照時間自体は控えめながら、安定した気象条件がぶどうの健全な生育を後押ししています。かつてはテロワール・ド・コンデというエリア区分に属していましたが、2017年頃の見直しを経て、現在のヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに再分類されました。

主要生産者

Cellier & Filsは、かつてシモン・セリエ・エ・フィスの名で知られたRC(栽培家・醸造委託)の生産者で、ヴィンテージ・シャンパンを含むラインアップを展開しています。村に根を張る古参の造り手として、コニジのぶどうの個性を伝える存在です。

La Parcelleは、2012年ヴィンテージを機に立ち上げられたRM(自家元詰め生産者)のキュヴェ名で、コニジとクレザンシーに近接するBarzy-sur-Marneのピノ・ムニエ単一区画を使い、樽発酵を採用しているのが特徴です。La Parcelleのほか、Le Bouc、2018年にリリースされたLa Capellaといった複数のキュヴェを持ち、コトー・シャンプノワ(スティル白ワイン)やラタフィアといった副次的なアイテムも手がける、テロワール表現に意欲的な小規模生産者です。

また、大手メゾンのMoët & Chandonもコニジ村内にぶどう畑の一部を所有しており、大手メゾンが小村の畑にも目を配っていることがうかがえます。

歴史・由来

コニジという村名は中世に遡り、1218年に「Conegi」として初めて記録に登場します。その後Connegy(1567年)、Conigi(1634年)、Connigy(1681年)と表記が変遷し、現在の綴りに落ち着きました。村の歴史的建造物としては、1920年に指定を受けたサン・ジョルジュ教会、1922年指定の墓地の十字架があります。村の広場には、ラ・フォンテーヌの寓話「狐と山羊」の挿絵が刻まれた洗い場(lavoir)が残り、素朴な村の文化を今に伝えています。かつて存在した城は現存しませんが、クレザンシーからセル・レ・コンデへ向かう街道沿いには15世紀建造の農場(フェルム・シャトー)が残り、一部はゲストハウスとして活用されています。

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「Connigis」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報