La Parcelle / ラ・パルセルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Connigisを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

La Parcelle / ラ・パルセル

La Parcelle別名:Chevreux Bournazel

ラ・パルセル別名:シュヴルー・ブルナゼル

ラ・パルセルは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの小村コニジを拠点に、2人の造り手がわずか1ha未満の畑だけで営むマイクロ・ドメーヌです。ビオディナミで育てた古樹のピノ・ムニエを、区画ごと・収穫年ごとに造り分け、年間およそ1,000本を世に送り出しています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Ouest / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト
02330 Connigis / コニジ
所在地31 Hameau de Launay, 02330 Connigis (Google Maps)
公式サイト-
Mailchampagnelaparcelle@outlook.com
SNS@champagnelaparcelle
設立2012
製造業者種別RM
インポーター株式会社ラシーヌ
生産者表記SCEV Chevreux-Bournazel

商品更新情報

特徴・スタイル

ラ・パルセルのシャンパーニュは、区画の顔がそのまま出るように造られます。ブレンドで味を整えるのではなく、畑ごと・収穫年ごとに仕込み、その年その場所の姿を一本に閉じ込めます。主役はシャンパーニュで脇役に回りがちなピノ・ムニエで、急斜面の古樹が生む果実味に、古樽での熟成が厚みと丸みを添えます。 ドサージュはほとんど加えず、味わいは「真っ直ぐで、エレガント、ミネラルを惜しみなく感じさせる」と評されます。石灰岩を下層に持つコニジの畑からは、より豊満で丸みのある表情が生まれ、区画ごとの違いもはっきりと読み取れます。

歴史・ブランドストーリー

ラ・パルセルを営むステファニー・シュヴルーとジュリアン・ブルナゼルは、もともと自分の畑を持つ生産者ではありませんでした。農業を学んだステファニーと、数学を学んだのちにブドウ栽培の世界へ入ったジュリアン。二人は1995年頃にヴァレ・ド・ラ・マルヌの小さな集落へ移り住み、2002年には他の生産者の畑を預かって管理する会社を立ち上げます。オーガニックとビオディナミを専門とする畑仕事の請負人として、シャンパーニュ地方各地の畑に鍬を入れてきました。 転機は2012年に訪れます。15年にわたって世話を続けてきたバルジー=シュル=マルヌの0.4haの区画を、引退する栽培者から譲り受けたのです。1983年に植えられたピノ・ムニエが、ほぼ真南を向いた急斜面に並ぶ畑でした。この一枚の畑がそのままブランド名となり、同年、自らの名でのシャンパーニュ造りが始まりました。 2015年にはビオディナミの国際認証デメテールを取得し、2016年に拠点のコニジへ0.3haの畑を加えます。他人の畑を守り続けた二人は、いま自分たちの畑を語る造り手になりました。

詳細

ラ・パルセルは、ステファニー・シュヴルーとジュリアン・ブルナゼルの2人が、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ西部に持つ1ha未満の畑から生まれるシャンパーニュです。二人は自社ブランドを始める前から、オーガニックとビオディナミによる畑仕事を専門に、地方各地の畑の管理を請け負ってきました。他人の畑を任される仕事を通じて磨いた栽培技術が、そのまま自分たちの畑に注がれています。

畑は大きく2つの区画に分かれます。ブランドの起点となったのはバルジー=シュル=マルヌの0.4haで、1983年に植えられたピノ・ムニエだけが植わる古い畑です。ほぼ真南を向き、傾斜は約40度に達する急斜面で、日照をたっぷり受けながらも水はけに恵まれた、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ西部らしい立地といえます。

もう一方は、拠点であるコニジ村に2016年に加えた0.3haの区画です。粘土質の土壌の下に硬い石灰岩とチョークの層が控え、周囲を自然の地形に守られて比較的温暖な条件が保たれます。同じ造り手の手にありながら、こちらの畑からはより豊満で丸みを帯びたワインが生まれ、区画の違いがそのまま味わいの違いとして表れます。

栽培はビオディナミです。畑を取得した2012年以来、化学的な資材は一切使っていません。調合剤には畑の周りに生える草花を用い、堆肥には自分たちが飼うヤギの糞を使うなど、必要なものはできる限り自分たちの手の届く範囲で賄います。耕作は手作業が中心で、下草は刈り込みすぎず自然に任せます。畑の内側で循環をつくる考え方は、他の生産者の畑を預かっていた頃から二人が専門としてきたものです。2015年にはビオディナミの国際認証であるデメテールを取得し、この取り組みが第三者の目でも裏づけられました。

植えられている品種はピノ・ムニエが主体です。2015年にはピノ・グリを新たに植え、アルバンヌやプティ・メリエといった古い在来品種も一部に混植されています。海外の資料にはシャルドネの記載も見られますが、単一区画のキュヴェはいずれもピノ・ムニエ100%として紹介されており、畑の骨格を担うのはこの品種だといえます。

栽培・生産データ
自社畑面積1ha未満
バルジー=シュル=マルヌ区画0.4ha(1983年植樹)
コニジ区画0.3ha(2016年取得)
主要品種ピノ・ムニエ主体(ピノ・グリ、アルバンヌ、プティ・メリエを一部混植)
認証デメテール(ビオディナミ、2015年取得)
樽熟成期間約11ヶ月
瓶内熟成期間最低2年
年間生産量シャンパーニュ 約1,000本/ラタフィア 約300本

醸造方針

発酵は培養酵母を加えず、ブドウに付着した自然酵母による自発的な発酵に委ねられます。冬の低温のなかで時間をかけてゆっくりと進め、気温が上がってから瓶詰めするという、季節のリズムに沿った進め方です。主要なキュヴェは古樽で約11ヶ月熟成させ、この間、月の満ち欠けに合わせてバトナージュ(澱の撹拌)を行います。清澄も濾過も行わないため、ワインは樽のなかで得た厚みと質感をそのまま瓶へ運びます。

瓶詰め後はカーヴで最低2年の熟成をとります。ドサージュを加えるかどうかは熟練したテイスターとともに毎回検討され、結果として多くのキュヴェが糖分を足さないブリュット・ナチュールに仕上がります。デゴルジュマン(澱抜き)も打栓も手作業で、機械に頼らない工程が最後まで貫かれます。造られるのは年間およそ1,000本のシャンパーニュと、約300本のラタフィアです。単一区画・単一年のキュヴェを軸に、スティルワインのコトー・シャンプノワも少量手がけています。

評価と受賞

小さな造り手ながら、その仕事は専門メディアにも捉えられています。イギリスのワイン誌デカンターは、コニジ村を拠点とする注目度の高いブティック・シャンパーニュ・ハウスとして紹介し、フランスの美食ガイドであるゴ・エ・ミヨのワイナリー名鑑にも個別に掲載されています。畑での技術も評価されており、ジュリアン・ブルナゼルは剪定技術を競うコンクール「セカトゥール・ドール」での受賞歴を持ちます。わずか1ha足らずの畑から、区画の個性を一本ずつ写し取る仕事が、少しずつ知られるようになってきています。

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