La Chapelle-Monthodon / ラ・シャペル=モントドン

ラ・シャペル=モントドンは、マルヌ川左岸の谷間に広がるヴァレ・ド・ラ・マルヌのオートル・クリュ村。栽培面積約70haのうち89%をピノ・ムニエが占め、この品種への特化度はヴァレ・ド・ラ・マルヌの中でも際立つ。2016年に隣村と合併しヴァレー=アン=シャンパーニュの一部となった。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02330
面積 : 14.28 km2
Coomune内の主要な地区
Baulne-en-Brie, Saint-Agnan,
隣接するクリュ(Coomune)
Le Breuil, Igny-Comblizy, Dormans, Courthiézy, Vallées en Champagne,

「La Chapelle-Monthodon」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Terroir de Condé
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積70.2 ha
- Chardonnay3.2 ha (4.6%)
- Pinot Noir4.6 ha (6.6%)
- Pinot Meunier62.4 ha (88.9%)
- その他0 ha (0%)

特徴

ラ・シャペル=モントドンのシャンパンは、ピノ・ムニエが生み出すフルーティーでアクセスしやすいスタイルが基調となる。地元を代表するスルデ・ディオのトラディション・キュヴェはピノ・ムニエ80%・シャルドネ15%・ピノ・ノワール5%の構成で、レモンやヴェルベーヌ、アカシアといったフレッシュな香りに赤果実・白果実のニュアンスが重なり、若々しい果実感と熟成の複雑さが同居する。ピノ・ムニエが与える素朴なフルーツ感に、シャルドネが口中に細やかなフィネスを添える構造は、飲み疲れせず食卓に自然と溶け込むタイプ。アペリティフから軽めの食事まで幅広く合わせやすい。

テロワール

ラ・シャペル=モントドンは、テロワール・ド・コンデに属するヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト(旧ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ)エリアに位置し、マルヌ川ではなくその支流ル・ロッセ川が刻む小さな谷に沿って集落が形成されている。ル・ロッセ川はル・スルムラン川の支流であり、最終的にメジー=ムーラン付近でマルヌ川に合流する。 ブドウ畑は主に村の北〜北東部、ル・ロッセ川右岸の緩やかな南向き斜面に広がる。村の南東部にも小規模な区画があり、西向き斜面となっている。西隣のサン=タニャンの畑と連続しており、この一帯は地形的に一体のまとまりをなす。標高は112〜254 mの範囲にわたる。 ピノ・ムニエが全栽培面積の約89%を占める背景には、マルヌ渓谷特有の晩霜リスクがある。川沿いの低地では冷気が滞留しやすく、ピノ・ムニエは他品種より芽吹きがやや遅いため、この霜リスクへの耐性が比較的高い。品種の偏りは選択ではなく気候条件が導いた結論であり、それがそのままこの村のシャンパンのスタイルを規定している。

詳細

ラ・シャペル=モントドンは、フランス北東部エーヌ県に属するコミューンで、マルヌ川左岸(rive gauche)側に位置する。ヴァレ・ド・ラ・マルヌの西部エリアテロワール・ド・コンデの一角を成し、行政上はシャトー=ティエリ管区コンデ=アン=ブリー郡に属する。マルヌ川本流からやや内陸に入った場所に立地しており、マルヌ川の支流ル・スルムラン川のさらに支流にあたるル・ロッセ川が刻む小さな谷に沿って村が形成されている。ドルマンを北北東に、イニ=コンブリジーを東に、ル・ブレイユを南に、ボルヌ=アン=ブリを南西に、サン=タニャンを西に、クルティエジーを北西に隣接する。

2016年1月1日、ラ・シャペル=モントドンはボルヌ=アン=ブリおよびサン=タニャンと合併し、commune nouvelle(新型合併自治体)であるヴァレー=アン=シャンパーニュを形成した。新自治体の役場はボルヌ=アン=ブリに置かれ、ラ・シャペル=モントドンはcommune déléguée(委任コミューン)として存続している。村の面積は14.28 km²、人口は199人(2021年)と小規模な集落である。栽培面積は1997年時点の59 haから2013年には70.1 haへと拡大し、現在は70.20 haを記録している。

テロワール

畑は主に村の北〜北東部、ル・ロッセ川右岸の緩やかな南向き斜面に集中する。南東部にもル・バンフロワ川が形成する谷の西向き斜面に小規模な区画があり、隣接するサン=タニャンの畑と連続している。標高は112〜254 mにわたる。ピノ・ムニエが全栽培面積の約89%(62.40 ha)を占める構造は、マルヌ川沿いの低地に特有の晩霜リスクによって説明される。川沿いの低地では冷気が滞留しやすく、春先の霜が問題になりやすい。ピノ・ムニエは芽吹きがやや遅いため他品種より霜害を受けにくく、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ全域でムニエが主流となる主要因の一つとなっている。残りはピノ・ノワール4.60 haとシャルドネ3.20 haで、補完的な役割を担う。

主要生産者

村を代表する生産者がスルデ・ディオ(レコルタン・マニピュラン/RM)である。1960年代からブドウ農家として操業し、1980年に自社での瓶詰を開始。10 haの畑を所有し、Tradition、Réserve、Prestige、Rosé、Pur Meunier(ブリュット・ナチュール)、L'Atypique(ブラン・ド・ブラン・ヴィンテージ)など多彩なキュヴェを展開する。代表的なトラディション・キュヴェはピノ・ムニエ80%・シャルドネ15%・ピノ・ノワール5%の構成で、レモンやヴェルベーヌ、アカシアのフレッシュな香りと赤果実・白果実のニュアンスが重なり、果実の若々しさと熟成の複雑さが同居する。2025年版Gault & Millauで91点を獲得している。

  • ブルーノ・ルーロ(RM・ヴィニュロン・アンデパンダン会員):ラ・シャペル=モントドンを含む7コミューンに計6 haの畑を持つ小規模生産者。ピノ・ムニエ90%・シャルドネ10%という構成で、村のテロワールを忠実に反映したキュヴェを手がける。
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「La Chapelle-Monthodon」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報