Igny-Comblizy / イニ=コンブリジー

イニ=コンブリジーは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュに属するオートル・クリュの村。栽培面積の約90%をピノ・ムニエが占め、オートル・クリュらしい果実味豊かなスタイルを生み出す、マルヌ川左岸の知る人ぞ知る小村です。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Épernay
郵便番号 : 51700
面積 : 40.74 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Le Breuil, Dormans, Troissy, Nesle-le-Repons, Festigny, La Ville-sous-Orbais, Suizy-le-Franc, Mareuil-en-Brie, Le Baizil, Vallées en Champagne,

「Igny-Comblizy」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Rive Gauche
格付け83% Autre Cru [?]
栽培面積15.3 ha
- Chardonnay0.8 ha (5.2%)
- Pinot Noir0.7 ha (4.6%)
- Pinot Meunier13.8 ha (90.2%)
- その他0 ha (0%)

特徴

栽培の約90%をピノ・ムニエが占め、シャルドネとピノ・ノワールをわずかに交えるこの村のシャンパンは、赤系果実の丸みと柔らかな酸味が前面に出たスタイルです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュの冷涼な気候がピノ・ムニエの早熟な果実感を引き締め、過度に重くならない飲みやすいフレームを与えます。アペリティフからクリームソース系の料理まで幅広く合わせやすく、肩ひじ張らずシャンパーニュを楽しみたいときに手が伸びる一本です。

テロワール

イニ=コンブリジーはエペルネから約25km西、ドルマンから約11kmの位置に立地し、マルヌ川左岸(南側)のサイドバレーに抱かれた村です。コミューン面積は4,074haと広大ですが、ぶどう畑はコンブリジー集落周辺のル・フラゴ川右岸に集中しており、実際の栽培面積は15.30haにとどまります。 畑は標高140〜256mの台地上に展開し、主要な畑区画はおおむね200m超に位置します。ル・フラゴ川とその支流が台地を刻み、コミューン内に源を発する全長12kmのこの小河川は最終的にマルヌ川へと注ぎます。コミューン北部から北東にかけては隣村トロワシーやネル=ル=ルポンの畑域と接しており、ル・フラゴ川右岸の畑はネル=ル=ルポン側の区画と連続性をもちます。コミューン南部は「ボワ・コミュノー・ディニ」などの森林が広がり、ぶどう畑はほぼ北寄りの谷筋に限られます。 気候は「変質した海洋性気候」に分類され、年平均気温10.1°C・年間降水量778mmと冷涼かつ降雨が均等に分散します。この冷涼な条件とマルヌ川に沿った谷地形が、ピノ・ムニエに適した穏やかな熟成環境を生み出しています。

詳細

イニ=コンブリジーはヴァレ・ド・ラ・マルヌの西端、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ(マルヌ川左岸)に属する自治体です。エペルネから西へ約25km、ドルマンから南東へ約11kmの地点に位置し、マルヌ県とエーヌ県の県境に近い農業地域「ブリー・シャンプノワーズ」に含まれます。北側にトロワシー、北北東にネル=ル=ルポン、北東から東にかけてフェスティニーが隣接し、南西方向にはル・ブレイユが続きます。コミューン内の集落は Comblizy、Le Moncet、中心のIgny村の三つに分かれています。

テロワール

コミューン総面積4,074haに対してぶどう畑はわずか15.30haと、ほとんどが森林と農地で占められます。畑はコンブリジー集落周辺のル・フラゴ川右岸に集中し、標高は140〜256mの台地上に展開します。ル・フラゴ川はコミューン内に源を発し、全長約12kmでマルヌ川本流へと注ぐ小河川で、台地を刻む谷が特徴的な地形をつくります。コミューン南部はボワ・コミュノー・ディニをはじめ複数の森が広がり、葡萄栽培は北寄りの谷筋に限定されます。気候は「変質した海洋性気候」と分類され、年平均気温10.1°C、年間降水量778mmで冷涼かつ降雨が通年に均等分散します。この気候条件とマルヌ川左岸の谷地形が、ピノ・ムニエの主産地として安定した栽培環境を支えています。

主要生産者

Christophe Bertinは、イニ=コンブリジーを代表するRC(Récoltant-Coopérateur:協同組合を通じてシャンパンを瓶詰めする栽培農家)の生産者です。ビンテージ・シャンパンを含む複数のキュヴェをラインナップしており、コミューンの個性であるピノ・ムニエを軸にした果実味豊かなスタイルを表現しています。コミューン内には現在8名の栽培農家が登録されていますが、商業的にシャンパンを出荷するのはごく少数にとどまり、その多くが協同組合を通じて出荷していると考えられます。

歴史

現在の自治体名「イニ=コンブリジー」は1964年、コンブリジーがイニ=ル=ジャールに吸収合併されて成立しました。元来はコンブリジーが本教区で、イニはその枝村にすぎませんでしたが、時代とともに人口の重心がイニへ移り、コンブリジーは次第に規模を縮小していきました。 村の歴史を語るうえで欠かせないのが、1178年にシャンパーニュ伯アンリ1世(Henri le Large)がイニに建立した修道院(prieuré)です。伯は500haの土地と森を修道院に寄進し、以来村は修道院との縁を大切にしてきました。1895年9月29日にはイニ広場に彼の銅像(通称「アンリ・ル・リベラル像」)が除幕され、現在も村のシンボルとなっています。第一次世界大戦中の1918年7月18日には前線を示す「ボルヌ・ヴォティエ(bornes Vauthier)」マーカーの第52番がコンブリジーに設置されており、この地が激戦地帯に近接していたことをうかがわせます。コミューン内には現在、ル・モンセ近くに「シャトー・ルー・ジャキエ(Château Ru Jacquier)」(別称:Château d'Igny en Champagne)があり、15haの公園を擁するホテルとして営業しています。

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「Igny-Comblizy」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報