Baulne-en-Brie / ボルヌ=アン=ブリ

ボルヌ=アン=ブリは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの西端近く、テロワール・ド・コンデに属するオートル・クリュの村。総栽培面積約100haのうち実に79%をピノ・ムニエが占め、重粘土の大地がこの品種に与える豊かな果実味が特徴だ。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02330
面積 : 18.89 km2
Coomune内の主要な地区
La Chapelle-Monthodon, Saint-Agnan,
隣接するクリュ(Coomune)
Verdon, Le Breuil, Condé-en-Brie, Montigny-lès-Condé, Celles-lès-Condé, Pargny-la-Dhuys, Vallées en Champagne,

「Baulne-en-Brie」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Terroir de Condé
格付け83% Autre Cru [?]
栽培面積100.2 ha
- Chardonnay9.9 ha (9.9%)
- Pinot Noir11.2 ha (11.2%)
- Pinot Meunier79.1 ha (78.9%)
- その他0 ha (0%)

特徴

ピノ・ムニエ主体の産地として、ボルヌ=アン=ブリのブドウはまずその丸みと親しみやすい果実感で評価される。赤い小果実のニュアンスに柔らかな酸が重なり、飲み口の入りやすさが際立つ。ピノ・ノワールの約11%が骨格を添え、シャルドネのわずかな比率が清潔感を補う構成だ。

テロワール

ボルヌ=アン=ブリのブドウ畑は、シュルムラン川右岸の斜面に広がり、主に南西向きの傾斜を持つ。東隣のル・ブレイユの畑と地続きに連なり、斜面の連続性がこのエリアのテロワールを特徴づけている。標高は最低82mから最高243mに及び、低地と森林に囲まれた地形が冷涼感をもたらす。年間日照時間は約1,611時間と北フランスの気候を反映した少なさで、エペルネ周辺のより温暖な地区とは異なり、果実の成熟がゆっくりと進む。 土壌はテロワール・ド・コンデ全域に共通する重めの粘土質石灰土壌で、保水性が高く、干ばつ年にも水分を安定供給できる。この厚い粘土層こそが、ピノ・ムニエの圧倒的な優位を生み出す根本的な理由であり、軽砂質土壌に向くシャルドネが約10%にとどまるのも同じ背景による。重粘土が蓄える水分と養分が、ピノ・ムニエの豊潤な果実感を後押ししている。

詳細

ボルヌ=アン=ブリは、エペルネの西南西約20km、シャトー=ティエリの東南東約15kmに位置する小村で、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのサブエリア「テロワール・ド・コンデ」に属する。行政上はエーヌ県シャトー=ティエリ郡コンデ=アン=ブリ区に所属し、マルヌ県との県境に接する。2016年1月1日、隣接するラ・シャペル=モントドンおよびサン=タニャンとともにコミューン・ヌーヴェル「ヴァレー=アン=シャンパーニュ」に統合され、同体の委任コミューン(commune déléguée)となった。なお村役場はボルヌ=アン=ブリに引き続き置かれている。

村の中央をシュルムラン川が貫流し、北西のメジ=ムーラン付近でマルヌ川に合流する。行政区域(約1,889ha)の北部・中央部・南部に広大な森林が分布し、ブドウ畑は村の北側から北西側、シュルムラン川右岸の斜面に集中している。集落は本村のほかモンシュヴレ、グランド・フォンテーヌ、ロマンディの3つのハムレットを含む。

テロワールと品種構成

畑の斜面は主に南西向きで、東隣のル・ブレイユと地続きに連なる。標高82〜243mという幅広い変化と北フランスらしい年間日照約1,611時間の少なさが、果実のゆっくりとした成熟を促す。土壌はテロワール・ド・コンデに特徴的な重粘土質石灰土壌で、保水力が高く乾燥年でも安定した水分供給が可能だ。この土壌特性がピノ・ムニエの圧倒的な優位(総面積の約79%、約79ha)を支えており、シャルドネ(約9.9ha)とピノ・ノワール(約11.2ha)はあわせて2割に満たない。栽培面積は1997年の88haから2013年に101haへ拡大しており、テロワール・ド・コンデ全体での栽培関心の高まりと軌を一にしている。

主要メゾンとの関係

村内を本拠地とするシャンパーニュ生産者は現在確認されていない。ただしポル・ロジェがモンシュヴレ集落付近にブドウ畑を所有しており、同メゾンのブレンドに同村のぶどうが用いられていることが知られている。ボルヌ=アン=ブリのピノ・ムニエは、こうした大メゾンのブレンド素材として機能する典型的な供給地として位置づけられる。

歴史と文化遺産

村の記録は13世紀にさかのぼり、教会内にはギヨーム・ド・ボルヌの墓石(1255年)が現存する。村のシンボルであるエグリーズ・サン=バルテルミーは12世紀建造で、1920年にフランスの歴史的建造物(モニュメント・イストリック)に指定された。同教会は世界に数少ない「交差格子木製天井(plafond en bois encaissé à lattes contrariées)」を持つことでも知られ、建築的にも貴重な存在だ。村内にはマダム・マックス公園とシャトー公園も歴史的建造物として登録されている。

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「Baulne-en-Brie」を拠点とするシャンパン銘柄

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参考情報