Jaucourt / ジョクール
ジョクールはコート・デ・バールのバール・シュル・オウボワエリアに位置するオートル・クリュのコミューン。総栽培面積22haの畑が森林に分断された3つのブロックに点在し、ピノ・ノワールが約71%を占める産地だ。
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Aube |
| 区(Arrondissement) | Bar-sur-Aube |
| 郵便番号 : | 10200 |
| 面積 : | 6.61 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Arsonval, Montier-en-l'Isle, Argançon, Dolancourt, Fravaux, Proverville, |
「Jaucourt」のぶどう畑
| テロワール | Côte des Bar - Bar-sur-Aubois |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 22 ha |
| - Chardonnay | 4.3 ha (19.5%) |
| - Pinot Noir | 15.6 ha (70.9%) |
| - Pinot Meunier | 2.1 ha (9.5%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
栽培面積の約71%をピノ・ノワールが占め、シャルドネが約20%、ピノ・ムニエが約9%と続く。シャルドネ比率はバール・シュル・オウボワエリア内では比較的高い部類に入る。
エシェル・デ・クリュ80%の評価を持ち、ピノ・ノワール主体のフルーティで丸みを帯びたスタイルが基本となる。モンターニュ・ド・ランス産のような硬質な構造よりも、早い段階から開いた果実感が楽しめるため、気軽にシャンパーニュの豊かさを体験したいシーンに向く。
テロワール
ジョクールの畑はバール・シュル・オウボワエリアのオーブ川左岸近くに位置し、標高147〜290m(平均219m)の起伏ある地形のなかに広がる。コミューン面積661haのうち森林が62%以上を占め、ブドウ畑はわずか22ha(約3.3%)が3つの分断されたブロックに点在するという、散在型の典型的な村だ。
気候はケッペン分類Cfb(西岸海洋性気候)に属しながら、ロレーヌ・ラングル高原の影響を受けた大陸性要素も加わる。年間日照時間は約1,773時間とシャンパーニュ地方内でも比較的少なく、秋から冬にかけて霧が多い。年間平均気温10.5°C、年間降水量856mm。
土壌はキンメリジャン系の地層に由来する石灰岩と粘土の混合で、シャブリ地区と共通するこの土壌構成がピノ・ノワールの豊かな骨格形成を支えている。
詳細
ジョクールはコート・デ・バールのなかでもバール・シュル・オウボワエリアに属し、アルソンヴァル、モンティエ=アン=リスル、アルガンソン、ドランクール、フラヴォー、プロヴェルヴィルに囲まれた小さなコミューンだ。オーブ川左岸の平地から丘陵にかけて畑が点在し、パリ東線の鉄道と幹線道路D46が村内を通る交通の節目でもある。
キンメリジャン系の石灰質・粘土質土壌はシャブリ地区と同じ地層に由来し、ピノ・ノワールの凝縮した果実味と酸のバランスを支える基盤となっている。畑は森林に分断された3ブロックに22haが散在し、標高差140m以上の地形が区画ごとに微妙に異なるテロワールを生み出している。日照時間は年約1,773時間とコート・デ・バール内でも控えめで、冷涼で霧の多い秋が収穫の時期と重なる。
ジョクール村内に本拠を置くシャンパーニュ生産者は現時点では確認されておらず、栽培農家が生産したブドウは周辺コミューンの生産者やランス、エペルネエリアの大メゾンへ供給されてきた。コート・デ・バール全体では21世紀に入りグロワーによるレコルタン・マニピュランが増加傾向にあるが、ジョクール自体は依然として原料ブドウの産地としての色彩が強い。
村の歴史は中世にさかのぼる。1367年にJeanne de Jaucourtがフィリップ豪胆公(ブルゴーニュ公)に領地を売却し、その後ナバラ王国の支配を経て、フランス王アンリ4世がボーフォール公国に付属する男爵領に昇格させた。村内には12世紀創建のジョクール教会(Saint-Martin教会)が残り、かつて所蔵していた真の十字架の聖遺物箱は1919年以降ルーブル美術館に収蔵されている。人口は1793年の351人から長期的に減少が続き、2023年時点では138人にとどまる。
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参考情報
fr.wikipedia.org, en.wikipedia.org, maisons-champagne.com, winetomas.wordpress.com, Google Maps, OpenStreetMap,