Arsonval / アルソンヴァル

アルソンヴァルは、コート・デ・バールでも珍しい白黒エシェル・デ・クリュ80%の格付外コミューンながら、畑の約72%をピノ・ノワールが占める骨太な村です。残るシャルドネとともに、粘土石灰質土壌が育む豊かな果実味を味わってみてください。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Aube
区(Arrondissement)Bar-sur-Aube
郵便番号 : 10200
面積 : 7.58 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Jaucourt, Montier-en-l'Isle, Dolancourt, Bossancourt, Éclance, Vernonvilliers, Lévigny,

「Arsonval」のぶどう畑

テロワールCôte des Bar
- Bar-sur-Aubois
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積27.3 ha
- Chardonnay7.2 ha (26.4%)
- Pinot Noir19.6 ha (71.8%)
- Pinot Meunier0.5 ha (1.8%)
- その他0 ha (0%)

特徴

栽培面積の約72%を占めるピノ・ノワールが骨格を作り、約26%のシャルドネが香りに広がりを添えるのが、アルソンヴァル産シャンパンの基本構成です。コート・デ・バールらしい粘土石灰質土壌由来の果実味の豊かさに、ピノ・ノワール主体ならではのしっかりとした飲みごたえが重なります。Nicolo & Paradisのようにシャルドネとブラン・ヴレを組み合わせた個性派キュヴェも生まれており、伝統的なスタイルにとどまらない柔軟さも魅力です。果実味重視で飲み応えのある一本を探している方や、コート・デ・バールならではの個性を試してみたい方に向いています。

テロワール

アルソンヴァルは、シャンパーニュAOCの中で最も南に広がるコート・デ・バールの、バール・シュル・オウボワテロワールに属するコミューンです。オーブ川右岸、標高147mから271mの範囲に畑が点在し、南向き斜面を含む複数の方位の区画を持つことが特徴です。土壌は泥灰土と粘土石灰質が中心で、ピノ・ノワール栽培に適した環境とされています。隣接するジョクールやモンティエ=アン=リスル、ドランクールとともに同じバール・シュル・オウボワの土壌帯を形成しますが、アルソンヴァルでは畑が一区画に集中せず分散している点が特徴的です。この分散立地と多様な斜面方位が、年による出来のばらつきを和らげながら、ピノ・ノワールに必要な完熟度を安定して引き出す土台になっています。

詳細

アルソンヴァルは、コート・デ・バール地区のバール・シュル・オウボワテロワールに属するコミューンで、オーブ川右岸、トロワの東約48kmに位置します。コミューン全体の面積は758haで、うちぶどう畑は27.30ha、人口は289人(2022年)と小規模です。隣接コミューンには東・東南にモンティエ=アン=リスル、南にジョクール、西にドランクールがあり、いずれもバール・シュル・オウボワ・テロワールを共有しています。

標高は最低147mから最高271mまで幅があり、村内のぶどう畑は一区画に集中せず分散して存在します。南向き斜面を含む複数の方位の区画を持つことが、この村の畑構成の特徴です。土壌は泥灰土と粘土石灰質が中心で、コート・デ・バール全域に共通する、ピノ・ノワール栽培に理想的とされる条件を備えています。実際に畑の約72%がピノ・ノワールで占められており、シャルドネは約26%にとどまります。分散した複数区画を持つことは、単一斜面に依存する畑に比べて気候変動リスクを分散させる効果もあると考えられます。

主要生産者

Nicolo & Paradisは、アルソンヴァルを拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)です。隣接するコロンベ=ル=セックに17haのぶどう畑を所有し、規模としてはこの地域では比較的大きなドメーヌに位置づけられます。ラインナップには、50%シャルドネと50%ピノ・ノワールを使ったヴィンテージ品のほか、80%シャルドネと20%ブラン・ヴレ(ピノ・ブラン)をブレンドし、旧式の紐栓で仕上げる「Excellence」など、個性的なキュヴェを揃えているのが特徴です。

なお、アルソンヴァルを含むバール・シュル・オウボワ周辺8村(アルコンヴィル、アルソンヴァル、バロヴィル、ドランクール、フォンテーヌ、モンティエ=アン=リル、ルーヴル=レ=ヴィーニュ、トランヌ)では、協同組合Maison de BARFONTARC(de Barfontarc)が地域の供給組織として機能しています。約130haのぶどう畑を管理し、HVE認証とシャンパーニュ持続可能農業ラベルを取得しており、地域全体の品質向上を支える役割を担っています。

歴史

アルソンヴァルには12世紀創建の教会、サン・マルタン教会が残り、村の歴史の古さを物語っています。当地出身の著名人としては、ジャーナリスト・紀行作家のヴィクトール=ウジェーヌ・アルドゥアン=デュマゼ(1852〜1940)が知られ、全60巻に及ぶ大著「フランス紀行(Voyage en France)」の著者として知られています。また、村名は検流計の発明で知られる物理学者ジャック=アルセーヌ・ダルソンヴァルとの関連も指摘されることがあります。

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「Arsonval」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報