Allemant / アルマン

アルマンは、シャルドネとピノ・ノワールの両方が育つコート・ド・セザンヌの静かな村。格付けはオートル・クリュながら、白ブドウ59%・黒ブドウ34%という個性的な品種構成が、このエリアならではのバランス感をシャンパンに与えます。グラン・クリュの喧騒から離れた産地として、知る人ぞ知る一杯を探しているなら、ぜひ手に取ってみてください。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Épernay
郵便番号 : 51120
面積 : 15.77 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Péas, Broyes, Saint-Loup, Linthes, Broussy-le-Grand, Broussy-le-Petit, Reuves, Mondement-Montgivroux,

「Allemant」のぶどう畑

テロワールCôte de Sézanne
格付け blanc:87%,noir:85% Autre Cru [?]
栽培面積65.6 ha
- Chardonnay38.8 ha (59.1%)
- Pinot Noir22.4 ha (34.1%)
- Pinot Meunier4.4 ha (6.7%)
- その他0 ha (0%)

特徴

アルマンのシャンパンはシャルドネ主体(約60%)でありながら、ピノ・ノワールが約34%と一定の存在感を持つブレンド構成が特徴です。コート・デ・ブランの純粋なシャルドネ一色のスタイルとは異なり、黒ブドウが加わることでやわらかな丸みと少しの重みが生まれ、全体的に飲み疲れしない親しみやすい味わいに仕上がります。 ベルナール・レミーのヴィンテージ・シャンパンはシャルドネ60%・ピノ・ノワール25%・ピノ・ムニエ15%という比率を採用しており、このバランス感覚がアルマンらしさを体現しています。魚介の前菜から白身肉のメイン料理まで幅広く対応できるため、食中酒として一本で食卓を通したい飲み手に向いています。

テロワール

アルマンのブドウ畑は村の東西に広がり、南西から南東にかけての緩やかな斜面に展開します。標高226 mのなだらかな地形は、コート・デ・ブランの急峻な白亜の丘とは対照的で、日照を穏やかに受け止める環境を形成しています。 エシェル・デ・クリュの格付けにおいて、アルマンはセザネ地区12村に共通する特例的な扱いを受けており、シャルドネ(白ブドウ)は87%、ピノ・ノワール・ピノ・ムニエ(黒ブドウ)は85%と、品種によって異なる評価が付与されます。グラン・クリュやプルミエ・クリュが集中するコート・デ・ブランの中核エリアより内陸寄りに位置するぶん、気候はやや大陸的で、夏は温かく冬は冷え込む幅があります。 Bezutelle、Le Grand Larry、Les Grangesといった固有のクリマ(区画)が記録されており、村の中でも土地ごとの個性が生まれています。この地形と気候の組み合わせが、シャルドネに芯のある酸と穏やかなフルーツ感の両立をもたらしています。

詳細

アルマンはマルヌ県、エペルネ郡セザンヌ=ブリ・エ・シャンパーニュ・カントンに属するコミューンです。シャンパーニュAOCのサブリージョン「コート・ド・セザンヌ」の北東部に位置し、コミューン全体の面積は約1,577 haに及びますが、人口は166人(2023年)と小規模な農村です。

近隣のシャンパーニュAOC村との位置関係を見ると、東にはブルシー=ル=グラン(ヴァル・デュ・プティ・モラン地区)、西にはブロイエ、北西にはモンドゥモン=モンジヴルー(同地区)が隣接しています。コート・デ・ブランのグラン・クリュ村群とは南北に離れており、独立したセザネ地区の一角を形成しています。

ブドウ畑は村の東西に接し、南西から南東向きの緩やかな斜面に65.60 haが広がります。Beauregard、Bezutelle、Le Grand Larry、Les Grangesといったクリマが確認されており、区画ごとに栽培条件が微妙に異なります。エシェル・デ・クリュにおいてセザネ地区の12村は白黒で格付けが分かれる特例グループに属しており、アルマンはシャルドネ87%・黒ブドウ85%という評価を受けるオートル・クリュです。

アルマンを代表するメゾンがベルナール・レミーです。自社畑11 haを擁するネゴシアン・マニピュランであり、シャルドネ60%・ピノ・ノワール25%・ピノ・ムニエ15%のブレンドによるヴィンテージ・シャンパンはこの村の品種構成をそのまま体現しています。地元の畑を丁寧に管理し、セザネ地区の個性を表現するシャンパンを安定してリリースしています。

アルマンの歴史を象徴するのが、村のランドマークであるサン=レミ教会(Église Saint-Remi)です。1878年時点の姿が記録に残るこの教会は、村の長い農業の歴史を静かに見守ってきました。注目すべきは、1997年時点の栽培面積がすでに現在とほぼ同じ約65 haであったという事実で、この村が長期にわたって安定した生産基盤を維持してきたことがわかります。大きく拡大することも縮小することもなく、コート・ド・セザンヌの一角でコンスタントにシャンパンを生み出し続けてきた村です。

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「Allemant」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報