Saint-Euphraise-et-Clairizet / サン=タフエーズ=エ=クレリゼ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51390 |
| 面積 : | 4.91 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Bligny, Méry-Prémecy, Pargny-lès-Reims, Coulommes-la-Montagne, Bouilly, Aubilly, |
「Saint-Euphraise-et-Clairizet」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Vallée de l'Ardre |
| 格付け | 86% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 37.2 ha |
| - Chardonnay | 4.9 ha (13.2%) |
| - Pinot Noir | 1.9 ha (5.1%) |
| - Pinot Meunier | 30.4 ha (81.7%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
サン=タフエーズ=エ=クレリゼは、モンターニュ・ド・ランスの西側に広がるヴァレ・ド・ラルドルの一角、ノロン小流域の谷間に位置する。ランス市街から南西へ約14 kmの地に、西の「サン=タフエーズ」と東の「クレリゼ」という二つの集落が合わさってひとつのコミューンを形成している。コミューン総面積は491 haで、その中にブドウ畑37.20 haが広がる。北東側にクロム=ラ=モンターニュ、北北東にパルニー=レ=ランスというプルミエ・クリュの村々が隣接し、南にブイイ、南西にブリニー、西にオービイ、北西にメリ=プレムシーと、いずれも小さな農村が取り囲む静かな立地だ。
テロワールの最大の特徴はピノ・ムニエへの偏りである。畑の86%超をムニエが占め、これはヴァレ・ド・ラルドルのテロワール区分の中でも際立って高い数字だ。南向きの緩斜面に位置する畑には日照が安定して届き、ノロン川とフロワド・フォンテーヌ小川の流れが谷間の湿度を調整する。チョーク質を基盤としながらも粘土分の多い土壌がムニエの根に適度な保水力を与え、早熟で果実味豊かなブドウを育てる。オートル・クリュ(エシェル・デ・クリュ86%)という格付けは隣のプルミエ・クリュ村に一歩譲るが、ムニエ主体のブレンド素材としての評価は高く、大手メゾンのノン・ヴィンテージ向け買いブドウとしても安定した需要がある。
生産者数は32軒を数えるが、その多くは小規模の自家消費・販売農家であり、対外的に流通する生産者は限られる。
- ギィ・デロング・エ・フィス(ネゴシアン・マニピュラン、NM):購入ブドウも活用しながらシャンパンを製造する村内のネゴシアン。
- シルヴィア・モロー(RC):2.5 haの自社畑を持ちオーガニック農法への転換を進めている。
- ヴァレ・ゼリアー(RC):計3 haの畑を持ち、当村をはじめブレーズやシャンブルシ、ファヴロル=エ=コエミ、ダムリなど複数の村に畑もっている。
歴史的には、フランス革命期にこのコミューンは「アルドルクール(Ardrecours)」と呼ばれていた。現在の複合名は、守護聖人ウプレーズ(Euphraise)にちなむ西集落「サン=タフエーズ」と東集落「クレリゼ」の名を合わせたものだ。第一次世界大戦中の1917年には、村の北側(オービイとの境界付近)に野戦病院(HOE)が設置され、戦時医療・外科の研修センターとして機能した。この施設は近隣のブレーズ村の駅が輸送の拠点となったことから「ブレーズHOE」と称されたが、実際の所在地は当村の北縁であった。人口244人(2023年)の小さな村は、ムニエ産地としての静かな役割を今も担い続けている。
詳細を閉じる






