Aubilly / オービイ
オービイはモンターニュ・ド・ランスの丘頂部に広がるヴァレ・ド・ラルドルの小村。格付けはオートル・クリュ(エシェル・デ・クリュ82%)で、栽培面積わずか4.70haのうち約77%をピノ・ムニエが占める、ムニエ一色の知る人ぞ知るテロワール。
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51170 |
| 面積 : | 3.16 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Bligny, Méry-Prémecy, Bouleuse, Sarcy, Saint-Euphraise-et-Clairizet, |
「Aubilly」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Vallée de l'Ardre |
| 格付け | 82% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 4.7 ha |
| - Chardonnay | 0 ha (0%) |
| - Pinot Noir | 1.1 ha (23.4%) |
| - Pinot Meunier | 3.6 ha (76.6%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
栽培の約77%を占めるピノ・ムニエがオービイの個性を決定づける。生まれるシャンパンは赤いベリーを思わせる丸みある果実味と、柔らかな口当たりが特徴。台地頂部の冷涼さが酸を保つため、親しみやすさの中にも軽快なフレッシュ感が宿る。ピノ・ノワール23%が骨格をさりげなく補い、ふくよかさと締まりのバランスを整える。ノン・ヴィンテージのブレンド用としても重宝されるスタイルで、フルーツ主体の飲み口を好む飲み手や、シャンパーニュに初めて触れる方へ向いている。
テロワール
オービイは標高103〜183mの起伏をもつモンターニュ・ド・ランスの台地頂部に位置し、ヴァレ・ド・ラルドルの「Vesle et Ardre」サブテロワールに分類される。村から北へ向かうとノロン川沿いに標高が下がり、アルドル川に合流するポワイイ方面へと地形が開ける。台地頂部の畑は傾斜が緩やかで、ピノ・ノワール(1.10ha)よりもピノ・ムニエ(3.60ha)が有利な、冷涼で熱の蓄積が少ない高地の条件が揃う。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに82%で、同じヴァレ・ド・ラルドル内の村々と同水準の評価となっている。日照は得つつも夜間の冷え込みが酸を保ち、ムニエが本来もつ赤系果実の香りを素直に引き出す土地柄。
詳細
オービイはモンターニュ・ド・ランスのほぼ中央、ランスの南西約17kmに位置する人口50人余りの小村。地理的にはヴァレ・ド・ラルドルに属し、同エリア内ではブリニーやメリ=プレムシー、ブルーズ、サルシー、サン=タフエーズ=エ=クレリゼと境界を接する。モンターニュ・ド・ランス地域自然公園の区域内に含まれており、開発が抑制された自然環境が保たれている。
栽培面積は4.70haと極めて小規模で、ピノ・ムニエ3.60ha(約77%)とピノ・ノワール1.10ha(約23%)の二品種のみ。シャルドネは植えられておらず、エシェル・デ・クリュ白・黒ともに82%のオートル・クリュ評価。
歴史
オービイという地名の記録は850年頃まで遡り、当時は「Albiiliacus」と記されていた。百年戦争中の1359年にはイギリス軍の拠点化を防ぐため村が焼き払われ、第一次世界大戦中の1917年には近隣に野戦後方病院が設置された。現在の人口は50人余りで長年ほぼ横ばいを維持する農村。過去にはRC(Récoltant-Coopérateur:収穫ブドウを協同組合に持ち込みシャンパンとして販売する生産者区分)のHenri et Colette Beaudeが記録されているが、現在は活動停止とみられ登録生産者数はゼロとなっている。
詳細を閉じる「Aubilly」を拠点とするシャンパン銘柄
参考情報
fr.wikipedia.org, en.wikipedia.org, maisons-champagne.com, winetomas.wordpress.com, Google Maps, OpenStreetMap,
