Blesmes / ブレーム

ブレームはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに属するマルヌ川左岸の村。オートル・クリュに格付けされ、栽培面積の91%をピノ・ムニエが占めるムニエ一色の産地。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02400
面積 : 9.70 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Brasles, Chierry, Gland, Nesles-la-Montagne, Fossoy, Courboin, Saint-Eugène,

「Blesmes」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Ouest
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積15 ha
- Chardonnay1.4 ha (9.3%)
- Pinot Noir0 ha (0%)
- Pinot Meunier13.6 ha (90.7%)
- その他0 ha (0%)

特徴

ブレームのシャンパンは、ピノ・ムニエ91%という品種構成を反映した、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト典型のスタイルを示す。北向き斜面の冷涼な環境が生み出す穏やかな酸と、ムニエ由来のやわらかな赤果実の風味が特徴で、重厚さよりも軽快さを前面に出した仕上がりになる。長期熟成よりも早飲みに向いており、リリース直後から気軽に楽しめる。

テロワール

ブレームはマルヌ川左岸(南側)、シャトー=ティエリの町から東へ約3.5kmに位置し、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ最西部の38村のひとつを構成する。標高は67〜229mと幅広く、ブドウ畑は村の東側にひとまとまりのブロックとして広がり、北向きの緩やかな斜面に展開する。北向きという方角は日照量を抑え、温度上昇を緩やかにする。これにより果実の成熟がゆっくりと進み、酸が過度に失われないまま収穫を迎えることができる。 右岸に隣接するブラスルなどと比べ、左岸のブレームは斜面方向において日照条件が異なる。ピノ・ムニエが91%を占めるのは偶然ではなく、やや低温で湿潤な環境に強いこの品種が、左岸の北向き斜面に最適に適応した結果といえる。現在の総栽培面積は15haと小規模で、1997年時点の52haから大幅に縮小している。北向き斜面がもたらす穏やかな酸のおかげで、このテロワールは軽やかで飲み疲れないムニエ主体のシャンパンに適した環境となっている。

詳細

ブレームはAisne県シャトー・ティエリー郡に属し、マルヌ川左岸(南側)に位置するコミューン。シャトー=ティエリの町から東へ約3.5km、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの最西端エリアであるヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストを構成する38村のひとつだ。コミューン全体の面積は970haに及び、標高は67〜229mの幅を持つ。マルヌ川本流のほか、Chierry川・Moret川といった支流が村内を流れ、セーヌ-ノルマンディー水系に属する。東にフォソワ、西にシエリ・ブラスル、南西にネル=ラ=モンターニュが隣接する。

テロワール

ブドウ畑は村の東側にひとまとまりのブロックとして広がり、北向きの緩やかな斜面に沿って展開する。北向きという条件は日照量を抑制し、果実の成熟を穏やかに進める。その結果、酸がしっかりと保たれたまま収穫を迎えることが多く、ピノ・ムニエの持つ柔軟な果実感と相まって、軽快で飲み疲れないシャンパンのキャラクターを形成する。現在の総栽培面積は15haで、シャルドネが1.40ha、ムニエが13.60haと、ムニエが面積の91%を占める。1997年時点では52haあった畑が現在の水準まで大幅に縮小しており、村内の畑所有者(exploitants)は29人を数えるものの、実際にシャンパーニュを醸造・申告している生産者は3名にとどまる。

主要生産者

ブレームと関わりを持つ生産者として注目されるのがChampagne Vollereaux(シャンパーニュ・ヴォルロー)だ。1805年創業の歴史あるファミリーメゾンで、本拠はコトー・シュッド・デペルネのピエリーに置く。エペルネ周辺の複数の村に合計約100エーカーのブドウ畑を所有しており、その一画にブレームの畑が含まれる。メゾン全体の品種構成はシャルドネ50%・ピノ・ノワール30%・ピノ・ムニエ20%とシャルドネ主体だが、ブレームの畑はムニエの割合が高く、アッサンブラージュにおいて果実の柔軟さを添える役割を担う。

また、ランスを本拠とする大手ネゴシアン・マニピュランであるG. H. Martelも、ブレームに醸造施設を置いていることが確認されている。

歴史

ブレームはマルヌ川沿いという地の利から、古くより農業・交通の要所として機能してきた。村内には1863〜1865年に建設されたDhuis水道橋(Aqueduc de la Dhuis)が通り、パリ東部やヴァル・ドゥ・ロップ(ディズニーランド・パリを含む地域)への飲料水供給を担う歴史的建造物として現在も機能している。 第一次世界大戦では、1914年9月のマルヌ会戦(第一次)においてブレームは激しい戦闘に巻き込まれ、壊滅的な被害を受けた。パリへのドイツ軍進撃を食い止めた決定的な会戦であり、村はその最前線のひとつとなった。ブドウ畑の大幅な縮小は、こうした歴史的背景と戦後の農村構造の変化とも無関係ではない。

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「Blesmes」を拠点とするシャンパン銘柄

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