G. H. Martel / G.H.マーテルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Reimsを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

G. H. Martel / G.H.マーテル

G. H. Martel

G.H.マーテル別名:ジー・エイチ・マーテル

G.H.マーテルは、1869年にエペルネで創業し、現在はランスの中世クレイエール(白亜岩の地下貯蔵庫)を拠点とするシャンパーニュメゾン。ラペノー家4世代の変わらぬ情熱に支えられ、シャルドネ主体のフレッシュでミネラル感ある味わいを守り続けている。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Vallée de la Vesle / ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル
村51100 Reims / ランス
所在地17 rue des créneaux, 51100 Reims (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnemartel.com/
Mailcontact@champagnemartel.com
SNS@champagneghmartel
Tel+33 (0)3 26 51 06 33, +33 (0)3 26 54 41 52(fax)
製造業者種別NM
インポーター株式会社ソムリエ
ENEOSマテリアルトレーディング株式会社
生産者表記G.H. MARTEL & Co
資本グループRapeneau Family Estates グループ 傘下

商品更新情報

特徴・スタイル

G.H.マルテルの神髄は、シャルドネを主体に据えたアッサンブラージュにある。プティット・モンターニュ・ド・ランスやコート・ド・セザンヌの畑で育つブドウをテロワールごとに丁寧に醸し分け、最後にひとつのキュヴェへと組み上げていく手法だ。 セラーでは24ヶ月の熟成期間を経て、フレッシュで澄んだミネラル感のある酸が際立つ味わいへと磨き上げられる。輸出向けの看板キュヴェは、コニャックの著名ブランドとの混同を避けるため「Victoire」の名で親しまれている。

歴史・ブランドストーリー

1869年、エペルネのアヴニュ・ド・シャンパーニュで、栽培家グスタフ・ハインリヒ・マルテルが自らの名を冠したメゾンを興した。1920年代初頭にはタブラン家へ引き継がれ、1979年、後継者不在という危機に際してエルネスト=エミール・ラペノーがメゾンを買収する。 ラペノー家はスーパーマーケット向けの新たな販路を切り拓き、わずか10年足らずで年間出荷本数100万本を突破。その勢いのまま複数の姉妹ブランドを傘下に収め、家族経営のグループへと成長させた。1973年からはグループとして自社畑の取得を開始し、現在は53のコミューンにまたがる200haを保有するまでに至っている。 エルネスト・ラペノーの引退後は息子2人が経営を継承し、現在は第3・第4世代へとバトンが渡っている。2015年にはランスの丘陵・メゾン・貯蔵庫群がユネスコ世界遺産に登録され、同社のクレイエールもその一部に名を連ねた。2019年には創業150周年を記念した特別キュヴェもリリースしている。

詳細

G.H.マルテルは1869年にエペルネで創業し、現在はランスを拠点として、自社畑と契約栽培農家との協働によって原料を確保している。自社が所有する畑は100ha(業界団体のディレクトリでは58haとする記載もある)にのぼり、環境配慮型農業の指標であるHVE(Haute Valeur Environnementale)のレベル3認証を取得済みだ。これに加えて、グループ全体では契約栽培分として200haを擁しており、自社畑と契約栽培畑を組み合わせることで、安定した原料調達体制を築いている。

畑はプティット・モンターニュ・ド・ランス地区とコート・ド・セザンヌ地区の2つの産地にまたがって広がる。プティット・モンターニュ・ド・ランスでは、セルミエ、シャムリー、エキュイユ、サシー、ヴィル=ドマンジュといった複数のコミューンに畑を保有し、もう一つの柱であるコート・ド・セザンヌ地区では、ブロイエやセザンヌの畑からブドウを仕入れている。標高や向きの異なる複数の産地からブドウを集めることで、単一畑では得がたい多様な個性をアッサンブラージュに取り込むことができる。グループとしては1973年から自社畑の取得を進めており、現在では53のコミューンに畑を保有するまでに拡大した。

栽培・生産データ
項目データ
自社所有畑面積100ha(業界団体ディレクトリでは58haとの記載もあり)
契約栽培畑面積(グループ全体)200ha
畑を保有するコミューン数(グループ全体)53
HVE認証レベルレベル3
熟成期間24ヶ月
クレイエールの深さ最大22m
ブティック年間来訪者数10万人超
ブティック年間販売本数4万本
輸出比率約36%

醸造方針

収穫したブドウは、まずそれぞれの産地・区画ごとに個別に仕込みを行い、テロワールごとの個性を見極めながら発酵させる。仕込みを終えたワインは、シャルドネを主体としながら複数の産地のワインを組み合わせるアッサンブラージュへと仕上げられる。こうして組み上げたキュヴェは、セラーで24ヶ月にわたり熟成される。長期の熟成期間を経ることで、フレッシュな果実味とミネラル感のある酸を保ちながらも、まろやかな奥行きが加わったスタイルに仕上がっていく。

ランスのクレイエールとブティック

G.H.マルテルの熟成庫として使われているのは、ランス中心部の地下に広がる中世のクレイエール(白亜岩をくり抜いた地下貯蔵庫)で、4世紀から15世紀にかけて掘削されたものだ。最深部は地下22mに達し、長い年月をかけて刻まれたその空間は、シャンパーニュ生産の歴史そのものを物語っている。2015年には、シャンパーニュ地方の丘陵・メゾン・貯蔵庫群がユネスコ世界遺産に登録され、G.H.マルテルのクレイエールもその構成資産の一つに名を連ねた。

併設のエコミュゼでは、シャンパーニュ製造に使われてきた道具や機械のコレクションを見学することができ、伝統的な生産工程を体感できる場となっている。ブティックとクレイエールには年間10万人超が訪れ、その場だけで年間4万本が販売されるなど、ランスを訪れる旅行者にとっても人気の立ち寄り先だ。輸出比率は約36%にのぼり、複数国のマーケットへとキュヴェを届けている。

経営体制

G.H.マルテルはS.A.R.L.(有限責任会社)として、創業家であるラペノー家が4世代にわたり経営を担ってきた。現社長のクリストフ・ラペノーは醸造責任者を兼務し、ディレクター・ジェネラルのポール=アレクサンドル・ラペノーとともに経営にあたっている。同家は家族経営の枠組みの中で複数の姉妹ブランドを傘下に収め、グループとしての事業基盤を築いてきた。

創業から現在に至るまでの系譜は、創業者グスタフ・ハインリヒ・マルテルからタブラン家、そして現在のラペノー家へと引き継がれており、150年を超える歴史の中で幾度かの経営交代を経ながらも、シャンパーニュづくりへのこだわりは一貫して守られてきた。こうした伝統は今なお受け継がれており、2019年には創業150周年を記念した特別キュヴェがリリースされている。

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