Chierry / シエリ
シエリはヴァレ・ド・ラ・マルヌ西部、シャトー=ティエリに隣接する小村。オートル・クリュ格付けで、栽培面積わずか15.3 haのうち半数以上をピノ・ムニエが占める、マルヌ川左岸らしい果実味豊かな産地だ。
基本情報
| 地域圏(Région) | Hauts-de-France |
| 県(Département) | Aisne |
| 区(Arrondissement) | Château-Thierry |
| 郵便番号 : | 02400 |
| 面積 : | 2.82 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Château-Thierry, Brasles, Blesmes, Étampes-sur-Marne, Nesles-la-Montagne, |
「Chierry」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Vallée de la Marne Ouest |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 15.3 ha |
| - Chardonnay | 6.7 ha (43.8%) |
| - Pinot Noir | 0.6 ha (3.9%) |
| - Pinot Meunier | 8 ha (52.3%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
栽培の主役はピノ・ムニエ(約52%、8.0 ha)で、シャルドネ(約44%、6.7 ha)が続き、ピノ・ノワールはごくわずか(約4%、0.6 ha)にとどまる。マルヌ川左岸西部に典型的な品種構成で、完熟した赤果実のふくよかさとやわらかな口当たりが特徴。ブレンド用原料として早熟な果実味を提供することを得意とし、キリッとした酸よりも丸みと親しみやすさを重視する飲み手にとって親しみやすい素材産地だ。
テロワール
シエリはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに属し、マルヌ川左岸(南岸)の渓谷斜面に畑が広がる。西隣のシャトー=ティエリ市街地と市境を接するほど近接しており、実質的には同市の東部郊外を形成している。
ブドウ畑はコミューンの南西部、エタンプ=シュル=マルヌとの境界近くに集中し、斜面の向きは東から北東。マルヌ川が形成した渓谷の斜面を利用した立地で、総栽培面積は15.3 ha(1997年時点の12 haから拡大)と小規模にとどまる。標高は61〜217 mの幅があり、平均は80 m程度と低め。渓谷底に近い低標高帯と急斜面上部が混在する地形が、ピノ・ムニエの果実の豊かさを引き出す温暖な微気候をもたらしている。
詳細
シエリはヴァレ・ド・ラ・マルヌ西端部のサブリージョン「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト」に属し、マルヌ川の左岸(南岸)に位置する。西側ではシャトー=ティエリ市街地と境界を接し、同市の東部郊外として一体的な景観を形成している。東にはブレーム、北の右岸にはブラスル、南にはネル=ラ=モンターニュ、南西にはエタンプ=シュル=マルヌが隣接する。コミューン全体の面積は282 ha、人口は約1,195人(2023年)。
ブドウ畑は南西部に集中し、斜面は東から北東に向く。総栽培面積15.3 haは1997年時点の12 haから徐々に拡大してきた。標高61〜217 mの幅があり、低標高帯の温暖さがピノ・ムニエの成熟を後押しする。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%のオートル・クリュ格付けだ。
現在、村内に拠点を置くレコルタン・マニピュランや大手メゾンの施設は確認されていない。収穫されたブドウは大手メゾンや協同組合への販売が主体でヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに点在するピノ・ムニエ主体の小規模産地の一翼を担う原料産地としての役割を果たしている。
歴史的にはラテン語表記 Chierriacum ad Matronam(マルヌ川のシエリ)として記録されており、13世紀文書の Cherriacum、1744年の Chiarry と表記が変遷してきた。かつては「ブリー・シャンプノワーズ」旧地域の一村。1760年の農業記録(Melleville, 1857年)にはブドウ畑40アルパンが記載されており、18世紀にはすでにぶどう栽培が根付いていたことがわかる。
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参考情報
fr.wikipedia.org, en.wikipedia.org, maisons-champagne.com, winetomas.wordpress.com, Google Maps, OpenStreetMap,