Villers-Allerand / ヴィレ=アルラン

ヴィレ=アルランは、モンシュノーという小さなハムレットにミシュラン1星レストランを擁する、美食とシャンパンが交差するプルミエ・クリュ村です。北向き斜面にはピノ・ムニエが過半を占め、グロワーが手がける小規模仕込みのキュヴェに出会える土地として、訪れる価値があります。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Reims
郵便番号 : 51500
面積 : 12.30 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Montbré, Champfleury, Villers-aux-Nœuds, Rilly-la-Montagne, Germaine, Sermiers,

「Villers-Allerand」のぶどう畑

テロワールMontagne de Reims
- Grande Montagne de Reims
格付け90% Premier Cru [?]
栽培面積132.1 ha
- Chardonnay24.6 ha (18.6%)
- Pinot Noir41.5 ha (31.4%)
- Pinot Meunier65.4 ha (49.5%)
- その他0.6 ha (0.5%)

特徴

畑の約半分を占めるピノ・ムニエが主軸となり、丸みのある果実味としなやかな口当たりを描き出します。北向き斜面由来のフレッシュな酸が全体を引き締めるため、甘さに流されない、すっと飲み進められる味わいに仕上がるのが特徴です。デ・ピエ・エ・デ・ヴァンのような小規模グロワーが手がける一本は、果実の素直な表情がそのまま瓶に閉じ込められたような飲み心地。気取らない食卓で、前菜から魚料理まで幅広く合わせたい一本です。

テロワール

ヴィレ=アルランは、グランド・モンターニュ・ド・ランスの中でも北向き斜面にぶどう畑が広がる村です。南向き斜面が重視されがちなシャンパーニュにおいて、この向きは強い直射日光を避け、果実が酸を保ったままゆっくりと熟していく環境をつくります。コミューン内にはモンシュノーという集落があり、D951号線沿いの丘陵地形のなかに畑が点在する、起伏に富んだ土地柄です。畑の半分近くを占めるピノ・ムニエは、こうした緩やかな熟度のもとで果実味を穏やかに蓄え、骨格のしっかりした果実へと育ちます。急がず熟すこの北向きの環境こそが、口当たりの柔らかさと酸の輪郭をあわせ持つワインを生む土台になっているのです。

詳細

ヴィレ=アルランは、モンターニュ・ド・ランス地区の中でも内陸寄りに位置する、グランド・モンターニュ・ド・ランスプルミエ・クリュ村です。周辺にはリリー=ラ=モンターニュモンブレヴィレ=オー=ヌードといった村が点在し、それぞれが北向き斜面を共有する一帯を形成しています。コミューンの面積は1230 haに及び、人口は876人。住民は「アルランデ(Allerandais)」と呼ばれます。村内にはモンシュノーという小さなハムレットがあり、ランスとエペルネを結ぶD951号線がこの地を通っています。

畑は北向きの斜面に開かれており、シャンパーニュの中では珍しい立地です。多くの銘醸畑が南向きや南東向きの斜面で直射日光を確保しようとするのに対し、ヴィレ=アルランの畑は穏やかな日照のもとでゆっくりと果実を熟させる環境にあります。栽培面積132.10 haのうち、ピノ・ムニエが65.40 haと半分を占め、ピノ・ノワール41.50 ha、シャルドネ24.60 haが続きます。この品種構成と冷涼な斜面の組み合わせが、果実味としなやかさを併せ持つワインの個性を支えています。

注目の生産者

ストローベルは、3.5 haの畑からシャンパンを生み出す家族経営のレコルタン・マニピュランです。年間生産量は約12,000本と小規模ながら、55%ピノ・ムニエ、30%ピノ・ノワール、15%シャルドネという自社畑の構成をそのまま反映したキュヴェ「デ・ピエ・エ・デ・ヴァン」を手がけています。畑仕事から醸造までを自らの手で完結させる、ヴィレ=アルランらしいグロワーの一軒です。

ルネ・プレヴォもまた、この村を拠点とするレコルタン・コーペラトゥールです。8 haの畑を所有し、60%ピノ・ムニエ、20%シャルドネ、20%ピノ・ノワールという構成でヴィンテージ・キュヴェを生産しています。コーペラティヴへの委託醸造を選びながらも、自社畑の個性を打ち出す姿勢が特徴です。

この2軒のような小規模生産者に加え、ネゴシアン系の造り手も含めて村内には合計64軒の生産者が活動しており、ヴィレ=アルランという小さな村の懐の深さを物語っています。

歴史・由来

ヴィレ=アルランの名を語るうえで欠かせないのが、村の一部であるモンシュノーの存在です。この集落には、2016年にミシュランの1つ星を獲得したレストラン「ル・グラン・セルフ」があり、美食の目的地としてもこの村を知らしめてきました。シャンパン産地としての評価だけでなく、食とワインが交わる土地としての魅力が、ヴィレ=アルランという村の輪郭をより豊かなものにしています。

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「Villers-Allerand」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報