Ormes / オルム
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51370 |
| 面積 : | 6.31 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Tinqueux, Thillois, Les Mesneux, Vrigny, Pargny-lès-Reims, Coulommes-la-Montagne, |
「Ormes」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Petite Montagne de Reims |
| 格付け | 85% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 8.4 ha |
| - Chardonnay | 0.9 ha (10.7%) |
| - Pinot Noir | 1.3 ha (15.5%) |
| - Pinot Meunier | 6.2 ha (73.8%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
オルムはモンターニュ・ド・ランスの北西端に位置し、プティット・モンターニュ・ド・ランスに属する。ランス市街地の環状道路(外環)のすぐ外側に村域が広がり、シャンパーニュの主要産地の中でも都市に最も近い産地のひとつだ。行政区域の一部はランスの環状道路の内側にまで及ぶ。コミューン面積は6.31 km²、人口は576人(2023年)。
テロワールの詳細
畑の標高は80〜116 mと比較的低く、モンターニュ・ド・ランスの緩やかな北西斜面の裾野に分布する。土壌はシルト・砂に石灰岩(ランドストーン)を含む構成で、適度な排水性を持ちながら水分をほどよく保つ。エシェル・デ・クリュの評価は白黒ともに85%のオートル・クリュで、隣接するヴリニー、パルニー=レ=ランス、クロム=ラ=モンターニュ、レ=メヌーがいずれもプルミエ・クリュに格付けされていることを考えると、やや控えめな評価に見えるが、これがオルム産ブドウを希少価値ある素材として位置づける一因でもある。
中心的な区画はレ・モンテ(Les Montées)。南向きの緩斜面に開けており、日照の取り込みが良い。この区画にはヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)が現存し、1965年に植えられた樹齢60年を超えるブドウが栽培面積約0.38 haに残る。ピノ・ノワール75%とピノ・ムニエ25%で構成されるこの古樹区画は、通常の若木とは異なる収量の少なさと果実の凝縮感が特徴だ。
Bérêche & Filsとオルム
オルム村で特筆すべき存在が、レコルタン・マニピュラン(RM)のBérêche & Filsだ。本拠地はオルムから東のリュード(Ludes)に置くが、レ・モンテ区画の古樹区画を所有し、ビオディナミ農法で栽培を実践している。この古樹から年に2〜3樽という極少量のコトー・シャンプノワ赤「Ormes Rouge」が醸造され、同社のロゼ・シャンパーニュ「Campania Remensis」のベースワインとしても使われる。Bérêche & Filsがオルムの古樹にこだわり続けるのは、この土地ならではの複雑さと風土への信頼ゆえといえる。
歴史と村名の由来
村名「Ormes」はニレの木を意味するフランス語(複数形)で、ラテン語 ulmus に由来する。850年頃の史料に「Ulmi」、1230年には「Ulmi juxta Remis(ランス近郊のニレの村)」として記録が残る。1776年にはランス大聖堂参事会とランス大司教が領主権を持っていたことが確認されており、教会と密接に結びついた村落の歴史を持つ。第一次世界大戦で村と教会はほぼ壊滅し、1921年5月30日に戦功十字章を授与された。村のサン・レミ教会は1920年に歴史的建造物(Monument Historique)に指定されており、再建された教会が今もオルムの中心に立つ。
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