Brouillet / ブルイエ

ブルイエは、モンターニュ・ド・ランスの頂上部にありながらピノ・ムニエが約68%を占める、個性派の村です。格付けはオートル・クリュ。粘土質シルト土壌から生まれるシャルドネには、バターやトーストを思わせる複雑な香りが宿ります。一度味わえば、その奥行きに引き込まれるはずです。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Reims
郵便番号 : 51170
面積 : 4.58 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Lagery, Arcis-le-Ponsart, Crugny, Serzy-et-Prin,

「Brouillet」のぶどう畑

テロワールMontagne de Reims
- Vallée de l'Ardre
格付け86% Autre Cru [?]
栽培面積83.5 ha
- Chardonnay14 ha (16.8%)
- Pinot Noir11.9 ha (14.3%)
- Pinot Meunier57 ha (68.3%)
- その他0.6 ha (0.7%)

特徴

ブルイエはピノ・ムニエが約68%を占める一方、シャルドネ由来の個性が際立つ産地でもあります。アリストン・ジャン・アントワーヌのブラン・ド・ブランは、アルドル渓谷の白亜質地下土壌を映した繊細でエレガントな一本。粘土質シルト土壌のシャルドネに特有のバターやトーストの香りも魅力です。果実味豊かなムニエ主体のキュヴェは気軽な乾杯に、繊細なブラン・ド・ブランは食事に寄り添う一杯として、シーンに応じて楽しみ方が広がります。

テロワール

ブルイエの畑は村の東西両側に展開し、斜面はさまざまな方角を向いています。土壌は沖積由来のシルトと粘土が主体で、南に隣接するラジュリーやセルジー=エ=プランへと連続する畑の一部をなしています。標高は94〜237mと幅があり、頂上部らしい起伏に富んだ地形が畑ごとの個性を生み出します。村の脇を流れる小川は北のクリュニーでアルドル川に合流し、ヴァレ・ド・ラルドルという谷筋の地理を映した立地でもあります。2018年のテイスティング記録では、ブルイエ産シャルドネを使ったキュヴェにバターとトーストを思わせるアロマが確認されており、粘土質シルト土壌の影響がはっきりと表れています。栽培品種はピノ・ムニエが約68%を占め、モンターニュの頂上部という立地にしてはムニエ優位という珍しい構成です。この土壌特性が、ムニエ優位の中でもシャルドネに独特の複雑さと厚みを与えているのです。

詳細

ブルイエは、マルヌ県ランス郡、モンターニュ・ド・ランスの北西部、頂上部に位置する小さなコミューンです。ヴァレ・ド・ラルドルに含まれ、村域は4.58km2、標高は94〜237m、村の中心部はおよそ110mです。人口は2023年時点で68人と小規模で、住民はBrouilletois(ブルイエ住民)と呼ばれています。村の脇を流れるRuisseau de Brouilletは、北のクリュニーでアルドル川に合流します。隣接するコミューンは、北にクリュニー、東にセルジー=エ=プラン、南にラジュリー、北西にアルシ=ル=ポンサールです。

テロワールの特徴

畑は村の東西両側に展開し、緩やかな斜面がさまざまな方角を向いています。土壌は沖積土由来のシルトと粘土が主体で、多くの畑は南に隣接するラジュリーやセルジー=エ=プランにまたがる連続した区画の一部を形成しています。このシルト・粘土質の土壌は、ブルイエ産シャルドネに特徴的な影響を与えることが知られています。2018年のテイスティングレポート(Portraits de bulles)では、ブルイエ由来のシャルドネを使ったキュヴェについて、バターとトーストのアロマを伴う複雑さが記録されており、土壌の個性がグラスの中にしっかりと表れていることがうかがえます。栽培品種の構成ではピノ・ムニエが全体の約68%を占め、モンターニュ・ド・ランスの頂上部という立地にありながらムニエ優位という、このエリアでは珍しい個性を持っています。

主要生産者

アリストン・ジャン・アントワーヌは、ブルイエに7.5haの畑を所有するメゾンです。現当主はBruno Ariston夫妻と息子Charles-Antoine氏。シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン(Charles-Antoine)やロゼ・ド・セニエなど、家族の歴史を映したキュヴェを手がけています。ヴィニュロン・アンデパンダンの会員でもあります。

アリストン・フィスは、同じAriston家が経営するもうひとつのメゾンです。ヴィンテージ・キュヴェはシャルドネ、ムニエ、ピノ・ノワールをほぼ均等にブレンドし、希少品種を用いたCepages d'Antan(アルバンヌ40%、プティ・メリエ40%、ピノ・ブラン20%)など、実験的な一本も手がけています。こちらもヴィニュロン・アンデパンダンの会員です。

歴史

ブルイエのワイン造りは、第一次世界大戦で大きな打撃を受けました。当時、Ariston家の畑の大半が壊滅したと伝えられています。その後、1960年代にGenevieve Aristonと夫Francois(元教師)が、子供たちとともに荒れた畑を一から復活させました。ブランド名の由来となったのは息子のJean-Antoine氏で、現在は数世代を経てなお家族経営が続けられています。winetomasが参照する2013年のCIVC統計によれば、1997年時点でのブルイエの栽培面積は75haでしたが、その後83ha超まで拡大しており、頂上部の小さな村ながら着実に栽培規模を広げてきた歩みがうかがえます。

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「Brouillet」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報