Lagery / ラジュリー
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51170 |
| 面積 : | 9.34 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Aougny, Lhéry, Vézilly, Arcis-le-Ponsart, Brouillet, Serzy-et-Prin, |
「Lagery」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Vallée de l'Ardre |
| 格付け | 86% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 47.5 ha |
| - Chardonnay | 4.8 ha (10.1%) |
| - Pinot Noir | 10.3 ha (21.7%) |
| - Pinot Meunier | 32.4 ha (68.2%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ラジュリーはモンターニュ・ド・ランスの北西端、ヴァレ・ド・ラルドルサブエリアに位置するコミューンで、マルヌ県北西部のエーヌ県境付近にある。コミューン総面積は934 haに及び、農業地域的にはタルドノワ(Tardenois)に属する。ランスからは約27 km、ドルマンからは約22 kmの距離で、北にブルイエ、北北東にセルジー=エ=プラン、東にレリー、北西にアルシ=ル=ポンサールが隣接する。
畑は複数の小河川が形成する谷間に展開し、標高は106 mから246 mまで変化する。主要区画は村の北西側のルイソー・デュ・フール・ア・ショー沿いに集中し、一部は北東側のルイソー・ド・ブルイエ沿いにも広がる。総栽培面積47.50 haのうち、ピノ・ムニエが32.40 ha(約68%)と圧倒的な比率を占め、ピノ・ノワールが10.30 ha(約22%)、シャルドネが4.80 ha(約10%)と続く。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに86%で、格付けはオートル・クリュにあたる。村内には23の生産者が活動している。
主要生産者の中で注目されるのが Grégoire Desloge と Fournaise Voisin の2軒だ。
- グレゴワール・デスロジェ(レコルタン・マニピュラン): 自社畑はピノ・ムニエ60%・ピノ・ノワール20%・シャルドネ20%の構成。シャルドネ70%・ピノ・ノワール30%による樽発酵のヴィンテージキュヴェ「Prestige」やブラン・ド・ブランを生産しており、品種比率に反して白品種主体のキュヴェにも力を入れる造り手だ。
- フルネーズ・ヴォワザン(レコルタン・マニピュラン): 自社畑は約4 haで、シャルドネとピノ・ノワールを主体とするヴィンテージシャンパンを生産。ムニエ優勢の村にあって、白品種とノワールで構成するスタイルで独自性を発揮している。
なおLudes(リュード)に拠点を置く Arthur Lelièvre はラジュリー産のピノ・ノワールを「Le Walin」として単一村キュヴェ化しており、村の個性をダイレクトに表現した一本として知られる。
ラジュリーの名は11世紀初頭の史料に Lagereium、Latgereium として登場し、Lageri(1156年)、Lagerium(1167年)など多数の表記変形を経て現在の綴りに至る。1390年時点では Lagery-en-Tardenois とも呼ばれていた。この村にとって最大の歴史的トピックは、教皇ウルバヌス2世(1042–1099)との関係だ。俗名 Odon de Lagery として知られる彼はラジュリーの領主の息子とされ(生誕地については諸説ある)、第1回十字軍の呼びかけで歴史にその名を刻んだ。村にはシャンパーニュの片田舎とは思えない歴史的建造物が3件残る。16世紀建造のアル(穀物・家畜市場)は1922年に、12世紀に遡るサン=マルタン教会は1920年に、それぞれ国家指定文化財に登録された。また13〜16世紀にかけて建造されたシャトー(城郭)は1992年に国家記念物に指定されており、教皇の故郷にふさわしい重厚な歴史的遺産が今も村を彩っている。
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