ラエルト・フレール・エクストラ・ブリュットレ・ヴィーニュ・ドートルフォワ[2004]（泡・白）

Laherte Freres Les Vignes d'Autrefois / ラエルト・フレール レ・ヴィーニュ・ドートルフォワはフランス北東部のシャンパーニュ地方で生産される発泡性のワイン、シャンパンです。生産者はLaherte Freres/ラエルト・フレール(NM:ネゴシアン・マニピュラン)です。

思いもひとしおの、このシャンパン。出会ったのはある日、突然の事でした…もちろん…最初から贔屓目があった訳でも、前知識があった訳でも、口コミを聞いた訳でもありません。初対面は、ただただ、その美味しさに、『ハッ！』としたのです。とあるシャンパンの展示会での事でした。既に名の通ったシャンパンから、全く無名のシャンパンまで、それぞれの生産者がご自慢のシャンパンを携えて出展するなか、会場の出口近くにあった、『ラエルト・フレール』のブースは、皆が既に沢山の試飲をした後になるため、順番的に不利な立場にありました。私も、他の人同様、このブースが最後になってしまい、それまでに大した発見も出来ない状態だったので、あまり期待もせず、このブースに立ち寄りました。ひと口試飲するまでは、皆様に、どうしてもご紹介したいと思うほど惹かれるなど、想像もしていませんでした。そして、あの感動から約一年後の事。現地シャンパン地方に赴いた際、『BRUTUS誌2007年11月15日号』のシャンパン特集で…『次の世代を担う注目の4人』のうちの1人として紹介される『ベレッシュ』のラファエル氏や、現地の事情を良く知るショップで、『ラエルト・フレール』の名が、名指しで評価されていました。更に！ワインの評価本『ゴーミヨ誌2008』に初掲載、『宝石のよう！』とまで称されるほどに、注目を浴びる存在になるとは…(;^^)ゴーミヨ誌掲載の朗報を聞いた時、思いました。『審査員達も、私同様、ハッとさせられたに違いない！』その噂を聞きつけ、実店舗にも数本まとめ買いの方が続けていらっしゃるなど、『口コミ』でどんどん、ラエルト・フレールの存在が広まっています。そんなラエルト・フレールから、初リリースの新キュベが到着！今後、ますます注目されるのは間違い無し！何よりも、ひたむきな造り手が生み出すその美味しさを、一人でも多くの方に楽しんで頂きたいのです。『宝石のよう』と、称されたラエルト・フレール！一人でも多くのシャンパン愛好家に、飲んでもらえると嬉しいです♪ラエルト・フレールの初リリース・キュベが、新入荷！『昔からある畑』と名付けられたこのキュベ、先祖から伝わる最低50年を経た貴重な古木のピノ・ムニエを使用しています。 【ラエルト・フレールのサイトより】 1947年から1953年の間に、先々代により植樹されたこの区画のピノ・ムニエの古木は、世代を渡り、受け継がれて来ました。中には（一般的なアメリカ台木ではなく）フランスの台木を使用しているものや、古木のマス・セレクションの木もあり、その多様性が、このキュベを生み出すのに貢献しています。同区画に植えられている、ごくわずかのシャルドネとピノ・ノワール、フロモントーがブレンドされていますが、100％ピノ・ムニエに近い比率です。このシャンパンは、ピノ・ムニエの偉大なる品質を証明するものであり、フルーティーなアロマ（桃、洋梨、青リンゴ）に、繊細な花の香りとスモークのニュアンスが加わり、土壌のミネラルが顕著に表れ、完璧なバランスと、長くフレッシュな余韻が楽しめます。このキュベを、我々の祖先、そしてピノ・ムニエに捧げます。4年間に及ぶ、ブルゴーニュの小樽での樽熟、マロラクティック発酵無し、ドサージュは4〜5g／L 日本にも来日した経験のある、オーレリアン氏。このキュベにお勧めの食事として、『寿司、生魚』と紹介がありました。そんなところにも、ラエルト・フレールの味わいの繊細さ、細やかさを感じる事が出来ます。この新作、まだ入荷したばかりで、私もまだ飲んでいませんが、かなり楽しみにしています♪ラエルト・フレールの飛躍に貢献しているのは、同じく、ベレッシュの飛躍に貢献している、ラファエル氏とも世代が近い、若きオーレリアン氏。この世代の意欲的な生産者に共通するのは…『手間が掛かっても、自分が誇れる1本を造りたい！』という気持ちが、ヒシヒシと伝わってくる事。そんな思いから生まれたのが、この1本です。4年に渡る熟成期間を経て、ようやく世に出た、ラエルト・フレールの新作です！シャンパン好きは、必飲ですよ〜♪ ■試飲コメント■ レモンやグレープフルーツのような、柑橘のピールを思わせる、凝縮感と爽やかさのある香りと、香りによく溶け込んだスモーキーさのあるイースト香に、蜜のニュアンスが程よい凝縮を持って感じられ、品よく旨みがギュッと詰まった印象です。味わいは滑らかで、上質のエキス分だけを抽出したような、心地良い柑橘の凝縮したニュアンスと、はつらつとした酸、クリーミーで品の良い泡立ちの中に、白桃やリンゴなどの白果実を思わせる味わいもあり、細かで心地良いミネラル感を伴う余韻にまで長く続きます。今でも充分お楽しみ頂けますが、熟成した味わいも楽しみな美味しさです。試飲：2011年8月

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