Poilly / ポワリー

ポワリーはモンターニュ・ド・ランスの山頂部に広がるヴァレ・ド・ラルドルの小村。オートル・クリュ格付けで、栽培面積の8割以上をピノ・ムニエが占める純粋なムニエ産地だ。春霜が多い谷あいの地形と粘土石灰質土壌が、この品種の個性を際立たせる。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Reims
郵便番号 : 51170
面積 : 4.45 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Lhéry, Tramery, Treslon, Bouleuse, Sarcy, Ville-en-Tardenois,

「Poilly」のぶどう畑

テロワールMontagne de Reims
- Vallée de l'Ardre
格付け83% Autre Cru [?]
栽培面積32 ha
- Chardonnay2.8 ha (8.8%)
- Pinot Noir3 ha (9.4%)
- Pinot Meunier26.2 ha (81.9%)
- その他0 ha (0%)

特徴

ポワリーのシャンパンの中心にあるのは、栽培面積の約82%を占めるピノ・ムニエの果実感だ。粘土石灰質の緩傾斜南向き斜面に由来するムニエは、フルーティで丸みのある質感と、親しみやすい柔らかさをシャンパンにもたらす。シャルドネピノ・ノワールはごく少量で補完的な役割にとどまる。硬質なミネラルよりも果実の溶け込んだ飲みやすさが前面に出るスタイルは、シャンパン入門者や、肩肘張らずに食卓で楽しみたい飲み手にとって自然な入り口になる。

テロワール

ポワリーのブドウ畑は村の西側に集中し、緩やかな南向き斜面にピノ・ムニエが広がる。コミューンの東端はアルドル川沿いの谷に位置し、東側のモン・ド・ブーズと南側のモン・ド・レリーに挟まれた地形をなす。標高は最低92mから最高217mまで変化し、南西の最高地点モン・オ・フェールに向かって緩やかに上昇する。 ヴァレ・ド・ラルドルの土壌は粘土石灰質(argilo-calcaire)が主体で、この地区全体がピノ・ムニエの栽培に特に適した環境を備えている。気候は偏西風の影響を受けた海洋性気候で、年間平均気温は10度台前半、冬は寒さが厳しく春霜のリスクが高い。この春霜への対応力と早熟性こそがピノ・ムニエがこの谷に定着した理由であり、粘土質土壌の保水力がブドウに安定した水分供給をもたらすことで、果実の豊かさと柔らかさを引き出す。エシェル・デ・クリュの評価は白黒ともに83%と、地区内では標準的な水準にある。

詳細

ポワリーはモンターニュ・ド・ランスの北側から西側にかけて広がるヴァレ・ド・ラルドルに属するコミューンで、モンターニュの台地上部に位置する。コミューン総面積は445 haで、そのうち約32 haがシャンパーニュAOCのブドウ畑として認定されている。隣接するレリートラムリートルスロンブルーズサルシーヴィル=アン=タルドゥノワといった村々とともに、ヴァレ・ド・ラルドルの穏やかな農村景観を形成している。

テロワール

ポワリーのブドウ畑は主に村の西側の南向き緩斜面に広がり、オートル・クリュエシェル・デ・クリュ評価は白黒ともに83%。栽培面積32 haのうちピノ・ムニエが約26 haと圧倒的な比率を占め、次いでピノ・ノワール(約3 ha)、シャルドネ(約2.8 ha)が続く。粘土石灰質土壌は春霜リスクの高い谷あいの気候に適応したムニエの早熟性と相性がよく、果実の豊かさとソフトな口当たりをシャンパンに与える。

生産者

ポワリーを本拠地とする独立したシャンパン生産者は現在確認されていない。モエ・エ・シャンドングループのMercierがポワリー村内に小施設を持ち、周辺村のブドウ畑管理に使用している。

歴史

ポワリーの村名は850年頃の文書に「Paviliacus」として初めて登場し、以降「Poeilli」(1147年)、「Poilli」(1346年)と変遷してきた。第一次世界大戦のマルヌの戦いでは壊滅的な被害を受け、多くの家屋が失われた。村のサン・レミ教会(12世紀建造、ロマネスク様式)は1919年に歴史的記念建造物に指定され、戦後修復された。

詳細を閉じる

「Poilly」を拠点とするシャンパン銘柄

※現在「Poilly / ポワリー」を拠点とするシャンパン銘柄は登録されていません。随時追加銘柄情報を募集しております。コンタクトよりぜひお寄せください。

参考情報