Merfy / メルフィ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51220 |
| 面積 : | 6.69 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Saint-Brice-Courcelles, Champigny, Saint-Thierry, Pouillon, Châlons-sur-Vesle, Chenay, |
「Merfy」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Massif de Saint-Thierry |
| 格付け | 84% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 46.2 ha |
| - Chardonnay | 16.2 ha (35.1%) |
| - Pinot Noir | 9.6 ha (20.8%) |
| - Pinot Meunier | 20.4 ha (44.2%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
メルフィはモンターニュ・ド・ランスの西端に位置するマッシフ・ド・サン・ティエリー地区のコミューンで、ランス市街から北西へすぐの場所にある。コミューン全体の面積は669 haで、A26/E17高速道路(ランス〜カレー方面)が南部を通過する。北にプイヨン、北東・東にサン=ティエリー、南西にシャロン=シュル=ヴェル、西にシュネイが隣接しており、マッシフ・ド・サン・ティエリーの中核を構成するコミューンのひとつだ。人口は約609人(2016年時点)で、住民はMerfiens/Merfiennes(メルフィアン/メルフィエンヌ)と呼ばれる。
テロワールの最大の特徴は砂質土壌だ。シャンパーニュの多くのコミューンがチョーク(白亜)主体の土壌を持つ中、メルフィでは地表付近に砂質層が広がり、場所によっては地下1.6〜2メートルにチョーク層が続く二層構造をなしている。この砂質環境はフィロキセラの侵害を受けにくい性質を持つため、通常は世界中で義務化されている接木台木を使わない「フラン・ド・ピエ(自根樹)」の老木が現在も生き残っている。リュー・ディごとに砂の質感やチョーク層の深さが異なり、シャルドネには石灰質砂土(Le Chemin de Reims、Les Heurtebise)、ピノ・ムニエの古木には暗色砂土や地下2 mにチョークを持つ砂土(Les Alliées、Les Barres)、ピノ・ノワールには粘土と岩の上に石灰質砂土が重なる区画(Les Couarres)など、多様な微地形が折り重なる。
メルフィを代表する生産者はシャルトーニュ・タイエ(Chartogne-Taillet)だ。現当主のアレクサンドル・シャルトーニュが2006年に家業を引き継ぎ、コート・デ・ブランのアヴィーズを本拠とするアンセルム・セロスに師事。11 haを所有し、接木なし老木を含む13区画からリュー・ディキュヴェを次々とリリースしている。村のスタンダードキュヴェ「Sainte Anne」、シャルドネ比率の高い上位キュヴェ「Fiacre」に加え、単一区画の「Les Barres」(2006年初ヴィンテージ)、「Orizeaux」「Heurtebises」「Alliées」「Chemin de Reims」(いずれも2007〜2008年以降)など、リュー・ディごとの個性を追求するラインアップが国際的な評価を高め、マッシフ・ド・サン・ティエリーの名をシャンパーニュ愛好家に広く知らしめた。
- イヴ・ルモワン(Yves Lemoine)(RC)— 3.6 haを所有。メルフィのほかサン=ティエリー、シュネイ、エルモンヴィルの畑を持ち、シャルドネ主体のアッサンブラージュを得意とする。
- マルク・ルモワン(Marc Lemoine)(RC)— 2.6 ha。シャルドネとピノ・ノワールを主体としたキュヴェを手がける。
- ティエリー・ルモワン(Thierry Lemoine)(RC)— ルモワン家の一軒として地元に根ざした生産を行う。
- ルイ・アノ(Louis Anot)(RC)— ヴィンテージ・シャンパンも手がける小規模生産者。
- プレヴォトー・イルナール(Prévoteau-Hiernard)(RC)— メルフィを拠点とするグロワー。
- リュック・メラ(Luc Merat)(NM)— マッシフ・ド・サン・ティエリーとヴァレ・ド・ラルドル合わせて7 haを所有するネゴシアン。
- ルモワン・ビル(Lemoine-Billet)(NM)— ヴィンテージ・シャンパンを含むラインアップを展開。
メルフィにおけるブドウ栽培の歴史は7世紀に遡る。隣村サン=ティエリーの修道院の修道士たちがこの地にブドウを植えたのが起源とされており、中世にはその修道院がシャンパーニュ地方最大規模のブドウ畑を保有していたと伝えられている。長い年月を経て農家が受け継いできた畑には、砂質土壌に守られてフィロキセラを生き延びた自根の古木が今も残り、単なる産地情報を超えた生きた歴史として村の個性を形づくっている。1997年の栽培面積43 haから現在の46.20 haへとほぼ横ばいで推移しており、大きな開発や再編を経ることなく小規模生産者中心の構造が保たれている。
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