Chenay / シュネイ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51140 |
| 面積 : | 3.89 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Hermonville, Merfy, Pouillon, Trigny, Châlons-sur-Vesle, |
「Chenay」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Massif de Saint-Thierry |
| 格付け | 84% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 58.2 ha |
| - Chardonnay | 10 ha (17.2%) |
| - Pinot Noir | 38.2 ha (65.6%) |
| - Pinot Meunier | 10 ha (17.2%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
シュネイは、ランスの北西約13kmに位置するコミューン。マッシフ・ド・サン・ティエリーの南端に属し、ヴェスル川渓谷を見下ろす丘の斜面に立地する。コミューン全体の面積は389ヘクタールで、人口は221人(2023年)。北がエルモンヴィル、北東がプイヨン、東がメルフィ、南がシャロン=シュル=ヴェル、北西がトリニーと接する。葡萄畑の総栽培面積は58.20ヘクタールで、登録生産者は9軒。
テロワール詳細
マッシフ・ド・サン・ティエリーはモンターニュ・ド・ランスの北西端に広がる産地で、全体としてピノ・ムニエが主体の緩傾斜地が多い。シュネイはこのエリアの中で顕著な例外で、ピノ・ノワールが総栽培面積の約65%(38.20ha)を占める。エリア内でピノ・ノワールが50%を超えるのはシャロン=シュル=ヴェルとシュネイの2村のみで、この品種構成がシュネイの個性の出発点となっている。
土壌の最大の特徴は砂(サブル)の比率の高さにある。リュー・ディ「モン・タジェ」ではエオセン期イプレジアン(Ypresian)の砂岩岩盤の上に約1メートルの砂が堆積し、マッシフ・ド・サン・ティエリー内で最も砂質比率が高い村のひとつとして生産者から注目されている。シャルドネ10.00ha、ピノ・ムニエ10.00haと、3品種がバランスよく栽培される。気候はシャンパーニュ北部らしい冷涼さで、年間平均気温10.7〜10.8℃、年間降水量734〜752mm。
主要生産者
Vincent Cuillierは、2015年以降にリュー・ディ「モン・タジェ」を核として独自ラベルを展開する独立生産者。パーマカルチャーとアグロフォレストリーを導入し、土壌の健全性を重視した栽培を実践している。代表キュヴェ「Chemin des Rois」(ピノ・ノワール+シャルドネ)と「Blanc de Sable」(100%シャルドネ)はともにブリュット・ナチュールの無添加仕上げで、砂質土壌の繊細なテロワール表現を追求した一貫したスタイルを持つ。
- コント・ド・ダンピエール(NM)— 本拠地はグラン・クリュのBouzyだが、シュネイにも施設を置くネゴシアン・マニピュラン。
- Pascal Arfaux(RM)— シュネイとメルフィに合計4.5haを所有。大樽によるソレラ方式でリザーヴワインを熟成させる個性的な手法で知られる。
- Patrick Houdet(RM)— ヴィンテージ・シャンパンを含むラインナップを手がける村の生産者。
歴史
シュネイの村名の記録は7世紀に遡り、「Cannacum」(7世紀)、「Chaineium」(11世紀初頭)、「Chenay」(1249年)など多くの歴史的表記が残る。1880年にはランスを守るセレ・ド・リヴィエール防衛システムの一環として「シュネイの陣地(Réduit de Chenay)」が築かれた。第一次世界大戦では村が壊滅状態となり、その犠牲と復興の歴史を刻む戦争十字章(Croix de guerre 1914–1918)が1921年5月30日に授与されている。砂質土壌の個性を見出した生産者たちがこの村に注目し始めたのは比較的近年のことで、長い歴史を持つ土地に新たなテロワール表現が芽吹きつつある。
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