Éguilly-sous-Bois / エギイ=ス=ボワ

エギイ=ス=ボワは、コート・デ・バールのバルセカネ地区に位置するオートル・クリュの村。栽培面積のじつに96%超をピノ・ノワールが占め、地区内でも際立ってピノ・ノワール一辺倒の畑構成が特徴だ。人口わずか100人余りの静かな農村に、ビオ認証を取得した意欲的な生産者が根を張る。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Aube
区(Arrondissement)Troyes
郵便番号 : 10110
面積 : 10.11 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Longpré-le-Sec, Noé-les-Mallets, Chacenay, Vitry-le-Croisé, Bertignolles,

「Éguilly-sous-Bois」のぶどう畑

テロワールCôte des Bar
- Barséquanais
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積10.5 ha
- Chardonnay0.4 ha (3.8%)
- Pinot Noir10.1 ha (96.2%)
- Pinot Meunier0 ha (0%)
- その他0 ha (0%)

特徴

エギイ=ス=ボワのシャンパンは、ピノ・ノワールの厚みある果実感を前面に出したスタイルが基軸となる。赤系・黒系果実のふくよかな香りと、コート・デ・バール特有の石灰質土壌が与えるしっかりとした骨格が組み合わさり、食事に寄り添うシャンパンとして機能する。シャルドネがほぼ不在のため、細やかな酸の鋭さよりも果実の充実感と余韻の長さが印象を決める。ジビエや赤身肉、熟成チーズといったコクのある料理との相性がよく、ピノ・ノワール本来の素直な表現を楽しみたい飲み手に向いたスタイルだ。

テロワール

エギイ=ス=ボワはコート・デ・バール南部、バルセカネ地区のArce川(アルス川)沿いに開けた村で、標高220mに位置する。村はおおむねArce川左岸に立地し、ブドウ畑は右岸の東向き斜面に展開する。Arce川は全長26kmの支流で、バルセカネ地区の谷筋に沿って流れ、Bar-sur-Seineでセーヌ川に合流する。 気候は大陸性の影響を色濃く受けた変質海洋性気候(climat océanique altéré)で、ロレーヌ=ラングル台地気候圏に属する。冬は厳しく平均気温1.5℃まで下がり、秋冬に霧が多い点が同地区北部の村々と共通している。年間平均気温は10.4°C(1971–2000)、年間降水量854mmで、近隣観測所の2020年代データでは11.4°Cまで上昇傾向が見られる。 総栽培面積10.50 haのうちシャルドネはわずか0.40 haにとどまり、残り10.10 haをピノ・ノワールが独占する。この極端な品種構成は、右岸の石灰質土壌が特にピノ・ノワールの熟成に適していることを示しており、ぶどう栽培者たちが長年かけて最適品種を選び抜いてきた結果とも読み取れる。

詳細

エギイ=ス=ボワはコート・デ・バール南部、バルセカネ地区を流れるArce川沿いに位置する小村で、オーブ県(アルロンディスマン・ド・トロワ)に属する。標高220m、総面積1,011 haのコミューンに人口114人(2022年)が暮らす。西にベルティニョール、東にヴィトリー=ル=クロワゼ、南南東にノエ=レ=マレ、南南西にシャスネ、北にLongpré-le-Secを隣接コミューンとして持つ。

テロワール

ブドウ畑はArce川右岸の東向き斜面に集中し、総栽培面積10.50 haのうちピノ・ノワールが10.10 haを占める(96%超)。シャルドネは0.40 haのみで、ピノ・ムニエは栽培されていない。コート・デ・バール特有のジュラ紀石灰岩層が適度な排水性と保水性を両立し、気候はロレーヌ=ラングル台地気候圏の変質海洋性気候で、冬の厳しさと秋冬の霧が熟度の積み上がりを緩やかにする。この環境がピノ・ノワールに集中的に投資された畑構成の背景にある。

主要生産者

村内に拠点を構える生産者として知られるのがColette Bonnet(コレット・ボネ)だ。エギイ=ス=ボワの中心部を本拠地とするヴィニュロン・レコルタン(Vigneron Récoltant)で、エコセールによるビオ認証を取得している。ノエ=レ=マレに2.24 haの有機ブドウ畑を持ち、弟のBélorgeot Thierryと共同で設立したSARL Bélorgeot-Bonnetにてプレス工程を担う(4,000 kgプレッソワール×2台)。栽培品種はピノ・ノワール、ピノ・ブラン、シャルドネで、代表キュヴェとしてピノ・ノワール単一ミレジムのNoir Essentiel、3品種アッサンブラージュのAssemblage 3 Cépages、ピノ・ブランのミレジムが挙げられる。

行政・歴史

行政上は1801年よりカントン・デソワイエ(Canton d'Essoyes)に属し、1926年以降はトロワ郡(arrondissement de Troyes)に編入された。2014年の行政区再編でカントン・ド・バール=シュル=セーヌに移行している。現在はCommunauté de communes du Barséquanais en Champagneに加わる。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%のオートル・クリュ格付けで、規模・知名度ともに控えめながら、ビオ農法への取り組みが村の個性として際立つ。

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「Éguilly-sous-Bois」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報