Bertignolles / ベルティニョール
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Aube |
| 区(Arrondissement) | Troyes |
| 郵便番号 : | 10110 |
| 面積 : | 6.19 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Beurey, Longpré-le-Sec, Chacenay, Chervey, Viviers-sur-Artaut, Éguilly-sous-Bois, |
「Bertignolles」のぶどう畑
| テロワール | Côte des Bar - Barséquanais |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 26.2 ha |
| - Chardonnay | 0.8 ha (3.1%) |
| - Pinot Noir | 25.1 ha (95.8%) |
| - Pinot Meunier | 0.3 ha (1.1%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ベルティニョールはコート・デ・バールのバルセカネ地区に属する小村で、トロワの南東約37km、バール・シュル・セーヌの近郊に位置する。総面積6.19 km²、標高202〜317m。村の中心を流れるアルス川の左岸に集落が形成され、川沿いの谷はヴァレ・ド・ラルス(Vallée de l'Arce)と呼ばれる。北東にエギイ=ス=ボワ、南南西にビビエ=シュル=アルトー、西にシェルヴェ、南南東にシャスネを接する。2023年時点の人口はわずか52人で、1793年の288人から大幅に減少しており、今日では農業従事者を中心とした極めて小規模な集落となっている。
ブドウ畑はアルス川の両岸に展開し、総栽培面積は26.20haに及ぶ。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%のオートル・クリュ。土壌は石灰質と粘土質の混合で、バルセカネ一帯に広がるジュラ紀の堆積層が基盤をなす。冬の厳しさと霧の多さが特徴的な気候のもと、ピノ・ノワールが25.10haと畑全体の約96%を占める。石灰質の基盤と冷涼な気候の組み合わせは、果実に凝縮感と引き締まった酸をもたらし、飲み頃まで時間をかけて開くスタイルのシャンパンの原料として評価される。村内にカルシウムを含む乾性草地(ペルーズ・カルセール)が分布し、ラン科を含む希少植生が自生する生態的多様性も確認されている。ベルティニョールを本拠地とするシャンパン生産者は現時点で確認されていない。
村の歴史は中世の修道院文化と深く結びついている。1076〜1090年にかけて、バール家の寡婦アドリーヌとその子供たちがベルティニョール周辺の所有地をモレーム修道院(Abbaye de Molesme)に寄進し、プリュレ(prieuré)が創設された。当初サン・テティエンヌの奉納のもとに置かれたが、13世紀にはサン・ロベールへと変更された。1226〜27年の文書には、シャスネ家のエルマンガルドがプリュレから窯の使用権を終身得たことが記録されており、封建的土地支配の一端を示す貴重な史料として残っている。1706年のモレーム修道院司祭による視察記録では、プリュレはすでに完全な荒廃状態にあったことが報告されている。フランス革命では教会財産が国有化・再分配され、農民が旧聖職者領地を取得。19世紀末のフィロキセラ禍がオーブ県全域を席巻した際には、ベルティニョールも例外なく打撃を受け、耐性台木への植え替えによって現在のブドウ畑が形成された。村内には12世紀建設のエグリーズ・サン・テティエンヌが現存し、13世紀の洗礼盤を有す。モレーム修道院が創設したプリュレについては、1760年にフィショが描いた絵画が今も残っている。
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