Billy-le-Grand / ビリー=ル=グラン
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51400 |
| 面積 : | 7.26 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Les Petites-Loges, Villers-Marmery, Sept-Saulx, Livry-Louvercy, Vaudemange, Trépail, |
「Billy-le-Grand」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Grande Montagne de Reims |
| 格付け | 95% Premier Cru [?] |
| 栽培面積 | 64.2 ha |
| - Chardonnay | 44.6 ha (69.5%) |
| - Pinot Noir | 19.6 ha (30.5%) |
| - Pinot Meunier | 0 ha (0%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ビリー=ル=グランは、グランド・モンターニュ・ド・ランスの東端に位置する村で、コミューン面積726ha、人口126人(2013年)という、シャンパーニュの中でもひときわ小さな存在です。住民は「ビヨタン」(Billotins/Billotines)と呼ばれます。「ル・グラン(大きい)」という村名とのギャップが、まずこの村を語るうえでの逸話です。西はトレパイユ、北西はヴィレ=マルムリー、南はヴォドゥマンジュと、いずれもプルミエ・クリュ格付けの村に囲まれており、この一帯がプルミエ・クリュの密集地帯であることがうかがえます。村内の生産者は21軒ほどで、その多くが家族経営の小規模なグロワーです。
テロワール
畑は南西部、グランド・モンターニュ・ド・ランスの斜面裾に広がる東向きの緩斜面に位置し、隣接するヴォドゥマンジュの区画と地続きです。栽培面積64.20haのうち、シャルドネが44.60ha(約7割)、ピノ・ノワールが19.60ha(約3割)を占め、ピノ・ムニエはほぼ栽培されていません。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに95%。隣接するヴィレ=マルムリー、トレパイユ、ヴォドゥマンジュとともに「ペルル・ブランシュ(白い真珠)」と称される、シャルドネの質の高さで知られる一帯を形成しており、東向きの穏やかな日照と冷涼な気候が、酸を保ったまま丁寧に糖度を積み上げる土壌条件を生んでいます。
主要生産者
村を代表する造り手が、ビリー=ル=グランを拠点とするヴィニュロン・アンデパンダン加盟のレコルタン・マニピュラン、ボンヌヴィ・ボカールです。ビリー=ル=グランのほか、ヴァレ・ド・ラ・マルヌやヴァレ・ド・ラルドルにも畑を持ち、シャルドネ43%・ピノ・ノワール42%・ピノ・ムニエ15%という多彩な品種構成でワインを仕立てます。なかでもブラン・ド・ブランのヴィンテージ、85〜90%のシャルドネに10〜15%のピノ・ノワールを合わせるキュヴェ・プレスティージュ、シャルドネとピノ・ムニエを半量ずつ樽醗酵させ昔ながらの縄止め栓で仕上げるフュ・ドゥ・シェーヌは、この村らしい個性を映す一本です。
- ラピ・ガブリュ:ビリー=ル=グラン、ヴィレ=マルムリー、トレパイユにまたがる畑を持つグロワー。シャルドネ30%・黒ブドウ70%によるヴィエイユ・ヴィーニュキュヴェが代表作です。
- マルセル・ラピ・エ・フィス:栽培面積2haほどの小規模なグロワーで、家族経営らしい丁寧な造りで知られます。
- ウデア:ビリー=ル=グランのほかビスイユ、マルイユ、アイ、ディジーに計4.6haの畑を持ち、シャルドネ60%・ピノ・ノワール40%の構成でヴィンテージ・キュヴェも手がけます。
歴史・由来
ヴォドゥマンジュとビリー=ル=グランの生産者を長く支えてきたのが、両村の名を冠する協同組合、ソシエテ・コオペラティーヴ・アグリコル・ヴィニコル・ドゥ・ヴォドゥマンジュ・エ・ビリー=ル=グランです。施設自体はヴォドゥマンジュ側に置かれていますが、小規模なグロワーが多いこの一帯では、こうした協働の仕組みが村のシャンパン造りを古くから支えてきました。「ル・グラン(大きい)」という名にもかかわらず人口・畑面積ともに小さなビリー=ル=グランですが、それゆえにプルミエ・クリュ格付けという事実がいっそう際立ちます。隣接するヴォドゥマンジュ、ヴィレ=マルムリー、トレパイユと同じ95%という高いエシェル・デ・クリュを保ちながら、知名度では一歩譲るこの村は、シャンパーニュ通にこそ知ってほしい知る人ぞ知る一帯としての存在感を放っています。
詳細を閉じる






