Bagneux-la-Fosse / バニュ=ラ=フォス
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Aube |
| 区(Arrondissement) | Troyes |
| 郵便番号 : | 10340 |
| 面積 : | 22.93 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Les Riceys, Balnot-la-Grange, Pargues, Avirey-Lingey, Bragelogne-Beauvoir, |
「Bagneux-la-Fosse」のぶどう畑
| テロワール | Côte des Bar - Barséquanais |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 145.8 ha |
| - Chardonnay | 5.8 ha (4%) |
| - Pinot Noir | 139.8 ha (95.9%) |
| - Pinot Meunier | 0.1 ha (0.1%) |
| - その他 | 0.1 ha (0.1%) |
特徴
テロワール
詳細
バニュ=ラ=フォスは、コート・デ・バール南部のバルセカネエリアに属するコミューンで、オーブ県に位置する。Bar-sur-Seineから南西へ約15km、東隣には大規模産地のレ・リセが接し、北にアヴィレ=ランジェ、南にブラジュローニュ=ボーヴォワールと隣接する。コミューン面積は2293haに及び、北西部と南東部に森林が広がり、残りは農地と集落が占める。村の東側をサルス川が南北に流れ、セーヌ川支流として地域の排水を担っている。標高は約225mで、緩やかな傾斜地にブドウ畑が分散する。
テロワールの基盤はジュラ紀キンメリジャンの石灰質泥灰土(石灰分と粘土が層をなす堆積岩)で、バルセカネ全域に共通する地質だ。シャブリと同系統の岩盤が広がるこの土壌は、ピノ・ノワールに細かい粒状の酸と果実の凝縮感を与える。畑の向きは一定でなく、南向き斜面を含む複数方向に開いており、日照条件が区画によって異なる。リュー・ディとしてはLa Beauchaille、Champ-Morot、Le Mateloy、La Valognon、Val Vaudroy、La Voreille が確認されている。栽培面積145.80haのうち、ピノ・ノワールが139.80haと95.9%を占め、シャルドネが5.80ha、ピノ・ムニエが0.10haと、品種構成の偏りは際立っている。
ポール・マリーベルトランは、バニュ=ラ=フォスとキュミエール(Cumières)に合計6haの畑を持つレコルタン・マニピュラン(自社畑栽培・自社醸造の独立生産者)だ。ピノ・ノワール100%のシャンパンはもとより、同品種100%によるコトー・シャンプノワの白ワインも手掛ける。
村の歴史は古く、711年の勅書に「pagus de Lasçois」として記録されている。地名「Bagneux」はラテン語の「Balneolum(小浴場)」に由来し、トロワからヴェルトーへ向かうローマ街道沿いに温浴施設があったとされる。「La Fosse」の名が初めて文書に現れるのは1679年のこと。百年戦争によって村は壊滅的な打撃を受け、450炉(世帯)あった人口が40炉まで激減し、その後も往時の規模は回復しなかった。1787年に記録された140炉は現代の178人(2023年)とほぼ重なる水準で、小さな村のまま現在に至る。村のランドマークとして、16世紀建立のサン=ヴァランタン教会(歴史的建造物指定)があり、ラテン十字形の平面構成と5面後陣が特徴的な佇まいを見せる。
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