Azy-sur-Marne / アジー=シュル=マルヌ

アジー=シュル=マルヌは、隣接するボネイユと畑が一体となり、すり鉢状の地形を描く珍しい村。格付けはオートル・クリュながら、栽培面積の8割超をピノ・ムニエが占め、果実味豊かで親しみやすいスタイルが持ち味です。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02400
面積 : 2.78 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Essômes-sur-Marne, Bonneil, Chézy-sur-Marne, Romeny-sur-Marne,

「Azy-sur-Marne」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Ouest
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積88 ha
- Chardonnay4.9 ha (5.6%)
- Pinot Noir11.6 ha (13.2%)
- Pinot Meunier71.4 ha (81.1%)
- その他0.1 ha (0.1%)

特徴

アジー=シュル=マルヌのシャンパンは、栽培面積の約8割を占めるピノ・ムニエが主役。果実味がふくよかで、口当たりはやわらかく親しみやすい味わいに仕上がる。なかでもフレデリック・カロンは、希少品種プティ・メリエとシャルドネを組み合わせた「デュオ・ド・ブラン」など、個性的なキュヴェを手がける造り手として知られる。気負わず日常の食卓に寄り添う一本を探している人、果実味重視のやさしい口当たりからシャンパンに親しみたい人にぴったりのスタイルだ。

テロワール

アジー=シュル=マルヌの畑は、村の上方の斜面に一塊となって広がる。多くは穏やかな南向きで、一部に南西向き・南東向きの区画も見られる。特徴的なのは、北隣のエソーム=シュル=マルヌ、西隣のボネイユの畑と地続きになっている点。とりわけボネイユとの畑がまとまり合うことで、すり鉢状(円形劇場状)の地形を形成しているのが、このコミューンならではの個性だ。標高は57〜202mと幅があり、南側の境界はマルヌ川が形成する。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに位置するこの地形は、日照を受け止めやすい斜面構成となっており、ピノ・ムニエが多くを占める栽培構成と合わさって、果実の熟度をしっかり乗せたぶどうを育てる土台になっている。

詳細

アジー=シュル=マルヌは、フランス北部オー=ド=フランス地域圏エーヌ県に位置するコミューンで、シャトー=ティエリの南西約4kmに位置する。マルヌ川右岸(北岸)に面し、村の南側境界はこの川によって形成されている。コミューン面積は2.78km²(278ha)、人口は369人(2023年)とごく小さな村で、村民はAzyciens(男性)・Azyciennes(女性)と呼ばれる。北にはエソーム=シュル=マルヌ、西にはボネイユ、南西にはロムニー=シュル=マルヌ、川を挟んだ南にはシェジ=シュル=マルヌが隣接し、これら4村に囲まれる位置関係にある。標高は57〜202mと変化に富み、D969号線が北のエソーム=シュル=マルヌと南のロムニー=シュル=マルヌを結んでいる。AOCシャンパーニュのエーヌ県エリアに属する村のひとつだ。

テロワールの特徴

ぶどう畑は村の上方斜面に一塊となってまとまり、多くが穏やかな南向きで、一部南西・南東向きの区画も含む。最大の特徴は、エソーム=シュル=マルヌおよびボネイユの畑と連続している点にある。とりわけボネイユとの畑が一体化することで、すり鉢状(円形劇場状)の地形を形作っており、これはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストの中でもこの一帯ならではの景観だ。日照を受け止めやすい斜面の集合構造は、果実の熟度を高めやすい環境を生み、栽培面積の大半を占めるピノ・ムニエにふくよかな果実味を与える土台となっている。格付けはオートル・クリュ(エシェル・デ・クリュ白黒とも80%)で、栽培面積は88haと比較的小規模ながら、25軒の生産者がこの土地でぶどうを育てている。

主要生産者

フレデリック・カロンは、村に16haの畑を所有する造り手。エソーム=シュル=マルヌのリュー・ディ「レ・ロルメール」では、シャンパーニュでも希少な品種プティ・メリエを栽培しており、シャルドネとプティ・メリエを組み合わせた「デュオ・ド・ブラン」、4品種を使った「カトル・セパージュ」など、個性的なキュヴェを送り出している。なお同造り手はシモン=バルリエ名義でも生産を行っている。

歴史

アジー=シュル=マルヌは、第一次世界大戦のマルヌの戦いで甚大な被害を受けた村のひとつ。村に残る12世紀建立のサン=フェリックス教会と、シャトー公園は、いずれも歴史的記念建造物として登録されている。戦禍を経てなお畑作りが続けられてきたことが、この小さな村のぶどう栽培の背景にある。

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「Azy-sur-Marne」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報