アンボネイ村、ブジー村と並び、シャンパーニュを随一のピノノワールを誇るグラン・クリュ、アイ村。ロマネ・コンティもポンパ・ドール夫人とコンティ公による争奪戦で有名だが、アイ村はそれ以上に当時のフランスで最高峰の赤ワインとして崇められ、王侯貴族たちがこぞって畑を手に入れようと奔走したほど。アイ村の畑は殆どが南向きで、最高峰のピノノワールと少量のピノムニエ、シャルドネを産み出すが、その中でも最高の畑はアイの街のすぐ背後、マルヌ川沿いに落ちこむ急斜面と言われる。冷たい北風が遮断され、かつマルヌ川の反射光と湿度による暖かな気温の恩恵を受けているためである。ガティノワは、これらの最高の区画を含む27区画をアイ村だけに保持している。当主、ピエール・シュヴァル氏は、「ガティノワのフィロソフィーは伝統の継承」と言い切る。力強い味わいに加えて、最高のフィネス、エレガンスを備えた気品が、ガティノワのシャンパーニュ全てに共通する味わいである。 同家がマストを卸すボランジェをはじめ、約20を数える高名なハウスと50もの栽培家を抱える最高峰のピノ・ノワールを産み出すシャンパーニュ最高峰の村。セパージュは、ピノノワ...

アンボネイ村、ブジー村と並び、シャンパーニュで随一のピノ・ノワールを誇るグラン・クリュ「アイ村」。フランス最高峰の赤ワインとして崇められ、王侯貴族たちが挙って畑を手に入れようと奔走したほどです。気品と力強さを持つブドウを作り続けてきました。ドン・ペリニヨン司教が没する1715年以前に設立され、アイ村の教会に隣接した中心地でその伝統を受け継いでいるのが、『ガティノワ』。現在は1980年に家督と引き継いだピエール・シュヴァルと妻マリー・ポール・シュヴァルが、アイ村最高のレコルタン・マニピュランの名を守り続けています。アイ村はかつて王侯貴族の垂涎のワインを造っていたという歴史があるだけでなく、現在でも約20を数える高名なシャンパーニュハウスと、50もの栽培家が集まっています。もちろん、100％のグラン・クリュで、ピノ・ノワールの品質に関しては最高のものといえます。力強いピノ・ノワールの特質に加えて、ノーブルでピュアなアロマ、シルクのような舌触りが、このテロワールの特徴であります。そのため、食前よりも食中に適したシャンパーニュです。力強い味わいに加えて、最高のフィネス、エレガンスを備えた気品が...