Villenauxe-la-Grande / ヴィルノクス=ラ=グランド
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Aube |
| 区(Arrondissement) | Nogent-sur-Seine |
| 郵便番号 : | 10370 |
| 面積 : | 18.05 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Louan-Villegruis-Fontaine, Montgenost, Nesle-la-Reposte, Plessis-Barbuise, Barbuise, Montpothier, |
「Villenauxe-la-Grande」のぶどう畑
| テロワール | Côte de Sézanne |
| 格付け | blanc:87%,noir:85% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 101.8 ha |
| - Chardonnay | 84.4 ha (82.9%) |
| - Pinot Noir | 17 ha (16.7%) |
| - Pinot Meunier | 0 ha (0%) |
| - その他 | 0.4 ha (0.4%) |
特徴
テロワール
詳細
ヴィルノクス=ラ=グランドは、マルヌ県との境界に近いオーブ県北西部に位置する、町と呼べる規模の比較的大きなコミューンです。標高は72〜186mと幅があり、平均で約80m。村の中心部をノクス川が流れ、北側には行政上同一コミューンに属するディヴァル集落があります。シャンパーニュAOC内で隣接するコミューンは東のモンジェノストのみという、孤立した立地も特徴のひとつです。
この村が興味深いのは、その帰属の二重性にあります。メゾン・ド・シャンパーニュ組合の分類上はコート・デ・バールのバルセカネ地区に含まれますが、テロワールの性格は隣接するコート・ド・セザンヌに近いという、シャンパーニュ全体でも珍しいねじれを持つ村なのです。実際、シャンパーニュのブドウ栽培地区の中でセザンネ地区に属しながらオーブ県内に位置する村は、ヴィルノクス=ラ=グランドが唯一とされています。
テロワールの詳細
畑は村の西側と東側の両方に広がり、東側はモンジェノストの畑と連続しています。斜面の向きは主に南向きで、一部は南東・南西へと変化します。土壌はチョーク(白亜)と粘土が混じり合った構成で、ベレムナイト(白亜紀の海生生物の化石)を含むチョーク層がセザンネ地区の地質的な特徴を形作っています。この石灰質土壌はコート・デ・ブランに近い性格を持ち、シャルドネに高い適性を与えることで知られています。栽培面積101.80haのうち84.40haがシャルドネ、17.00haがピノ・ノワールで占められ、シャルドネ比率は実に83%。エシェル・デ・クリュにおいても白ブドウ87%・黒ブドウ85%という評価差が付けられており、白ブドウ優遇の傾向はセザンネ地区12村に共通するものです。
主要生産者
Barrat Massonは、オーレリー・バラとロイック・マッソンの夫婦が手がけるレコルタン・マニピュランです。7haの畑(シャルドネ90%、ピノ・ノワール10%)はベトンとヴィルノクス=ラ=グランドにまたがり、2009年からオーガニック農業への転換を進めてエコセール認証を取得。2013年より自社ブランドでの瓶詰め・販売を開始しました。低収量での栽培と一部オーク樽を用いた醸造を組み合わせ、ノンヴィンテージを中心に展開しています。
Frédéric Torchetも同じくレコルタン・マニピュランで、約7haの畑(シャルドネ約80%、ピノ・ノワール約20%)をヴィルノクス=ラ=グランドを中心にエソワイエ・レ・リセイにも保有しています。2004年から自社販売を手がけ、ノンヴィンテージに加えてヴィンテージシャンパンも手がける生産者です。
歴史
ヴィルノクス=ラ=グランドにおけるブドウ栽培の歴史は古く、19世紀初頭には約300名ものヴィニュロンがこの村で活動していたと伝えられています。しかしその後、徐々に他の農業への転換が進み、20世紀初頭にはフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)による壊滅的な被害を受けて、村のブドウ栽培は一度完全に姿を消しました。長い空白期間を経て1970年、オートル・クリュとしてシャンパーニュAOCへの加入が認定され、ブドウ栽培が再興します。1997年時点での栽培面積は94haでしたが、その後も着実に拡大を続け、現在は101haを超える規模に達しています。20世紀の断絶と21世紀の再興を経て、今なお拡大を続けるこの村の歩みは、セザンネ地区の一角を担う産地として静かに歴史を積み重ねています。
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