Barrat Masson / バラ・マッソンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Villenauxe-la-Grandeを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Barrat Masson / バラ・マッソン

Barrat Masson

バラ・マッソン

バラ・マッソンは、オーブ県ヴィルノクス=ラ=グランドを拠点に、醸造家オーレリー・バラと栽培家ロイック・マッソン夫妻が営む有機栽培メゾンです。全キュヴェをドサージュなしのブリュット・ナチュールで仕上げ、ブドウ本来の個性をそのまま伝えるスタイルを貫いています。

基本情報

地区Côte de Sézanne / コート・ド・セザンヌ
村10370 Villenauxe-la-Grande / ヴィルノクス=ラ=グランド
所在地20 rue JAILLARD, 10370 Villenauxe-la-Grande (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-barrat-masson.com/
Mailchampagnebarrat-masson@orange.fr
SNS@champagnebarratmasson@champagne_barrat_masson
Tel+33 (0)3 25 39 17 98
製造業者種別RM
インポーター株式会社ラヴニール
生産者表記LA SAS L`ORELIE

商品更新情報

特徴・スタイル

バラ・マッソンのシャンパンを貫くのは、全キュヴェに共通するドサージュゼロ、ブリュット・ナチュールというスタイルです。有機栽培で育てたブドウの個性をそのまま瓶に閉じ込めることを何より大切にしています。 シャルドネ主体のキュヴェはステンレスタンクでの発酵によって、みずみずしさと長く伸びる余韻を描き出します。一方ピノ・ノワール主体のキュヴェは樽での熟成を経て、ふくよかで果実味豊かな味わいに仕上がります。ロゼ・ド・セニエは木苺やチェリーを思わせる赤い果実の香りが凝縮し、余韻にはタンニンのニュアンスも感じられます。

歴史・ブランドストーリー

ロイック・マッソンは2005年、ベトン(Bethon)にある家族の畑を継承したことでキャリアを始めました。除草剤の使用をやめ、犂を使って土を耕す栽培へと少しずつ方針を転換していきます。2009年には妻オーレリー・バラの後押しもあり、有機農業への転換に着手。2010年、二人は共同プロジェクトとしてシャンパーニュ・バラ・マッソンを設立しました。 家族の農家建物を醸造施設へと改修し、伝統的なコカール式圧搾機や醸造室、樽熟成庫、カーヴを整備。後年には圧搾機を1台追加し、カーヴも拡張しています。2013年からは自社ブランドとしての販売を開始し、栽培を担うロイックと醸造を担うオーレリーがそれぞれの持ち場で腕を振るう、夫婦二人三脚のメゾンとして歩みを続けています。

詳細

バラ・マッソンの自社畑は、オーブ県ヴィルノクス=ラ=グランドからベトン(Bethon)にかけて広がっています。ヴィルノクス=ラ=グランドは、コート・ド・セザンヌ地区に属しながらオーブ県に位置する唯一の村です。栽培を担うロイック・マッソンは2005年に家族の畑を継承すると、除草剤の使用を早々にやめ、犂を用いて土壌を耕す栽培へと転換を進めました。メゾンは、醸造を担うオーレリー・バラと栽培を担うロイック・マッソンの夫婦が営む、家族経営の体制で運営されています。

2009年からは有機農業への転換に着手し、エコセール(Ecocert)認証を取得しました。現在はAssociation des Champagnes Biologiques(有機シャンパン生産者協会)およびヴィニュロン・アンデパンダン・ド・シャンパーニュに加盟し、精密農法による有機栽培を実践しています。約7haの畑はシャルドネが9割を占め、残りをピノ・ノワールが構成しており、化学的な介入に頼らずブドウ本来の力を引き出す栽培方針が貫かれています。こうした姿勢は、畑と丁寧に向き合いながらブドウを育てるという夫妻の哲学を体現しています。

栽培・生産データ
項目内容
栽培面積約7ha
品種構成シャルドネ90%、ピノ・ノワール10%
圧搾機保有数2台
瓶内熟成期間数ヶ月〜数年
バリック醗酵キュヴェの熟成期間澱と共に9ヶ月
ロゼ・ド・セニエのマセラシオン時間約24時間
創業年2010年

醸造方針

2010年、オーレリー・バラとロイック・マッソンの共同プロジェクトとしてバラ・マッソンが設立されました。夫妻はロイックの実家である農家の建物を改修し、伝統的なコカール式圧搾機を備えた醸造室、樽熟成庫、カーヴを整備しました。後年には圧搾機を1台追加するとともにカーヴも拡張し、2013年からは自社ブランドとしての瓶詰め・販売を開始しています。

醸造を担うオーレリー・バラは、低介入主義を貫き、自然のリズムに任せた醸造を志向しています。収穫したブドウは伝統的なコカール式圧搾機2台で、区画ごとに丁寧に圧搾します。発酵と熟成にはステンレスタンク、オーク樽、ドゥミ・ミュイを併用し、キュヴェごとに最適な容器を使い分けています。シャルドネを主体とするキュヴェは主にステンレスタンクでの発酵によってフレッシュな果実味と長い余韻を引き出し、ピノ・ノワールを主体とするキュヴェは樽熟成を経てフルーティで豊かな口当たりに仕上がります。こうした容器選びの違いが、レンジ全体に多彩な味わいの表情をもたらしています。

全キュヴェはドサージュを一切行わないブリュット・ナチュール仕様です。瓶詰め後は澱と共に瓶内で数ヶ月から数年にわたり熟成させ、デゴルジュマンは糖分を添加しない伝統的な「ア・ラ・ヴォレ」(門出し)で行います。ア・ラ・ヴォレは、瓶口に溜まった澱を熟練の職人が手作業で瞬時に排出する伝統技法で、機械式のデゴルジュマンとは異なる手仕事の技が光ります。

一部のキュヴェはバリックで発酵させたのち澱と共に9ヶ月熟成させて瓶詰めし、リザーブワインを加えることで丸みのある味わいに仕上げます。単年収穫を基本としながらも、ドゥミ・ミュイで保存したリザーブワインを段階的に補充する「レゼルヴ・ペルペチュエル」方式を採用するキュヴェもあります。

ロゼ・ド・セニエは、除梗したピノ・ノワールを約24時間マセラシオンし、流出した果汁のみをステンレスタンクで醸造する製法によって造られます。黒ブドウの果皮から色と香りをじっくり引き出したのち、圧搾せずに自然に流れ出た果汁だけを用いることで、繊細な色調と香りに仕上げています。またバラ・マッソンでは、その年のブドウの特徴がカタログの求めるイメージに合致した場合のみキュヴェを醸造する方針を掲げており、条件を満たさない年はあえて造らないという選択も行われています。こうした一貫した姿勢が、バラ・マッソンのシャンパンに一本芯の通った個性を与えています。

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