Romigny / ロミニー

ロミニーはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワの北西端、タルドノワ地方の小村。オートル・クリュ格付け(エシェル・デ・クリュ82%)で、栽培面積わずか7.8haながらピノ・ムニエが77%を占めるムニエ特化型テロワールとして個性を放つ。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Reims
郵便番号 : 51170
面積 : 11.35 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Aougny, Lhéry, Olizy, Villers-Agron-Aiguizy, Jonquery, Ville-en-Tardenois,

「Romigny」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Rive Droite
格付け82% Autre Cru [?]
栽培面積7.8 ha
- Chardonnay0.6 ha (7.7%)
- Pinot Noir1.1 ha (14.1%)
- Pinot Meunier6.1 ha (78.2%)
- その他0 ha (0%)

特徴

栽培面積の約77%をピノ・ムニエが占め、残りをピノ・ノワール(約14%)とシャルドネ(約8%)が担う。南向き斜面の粘土石灰岩土壌から生まれるムニエは、赤い小果実のふくよかな香りとやわらかな口当たりが持ち味で、ブレンド素材としてニュアンスを与える役割を果たす。生産規模はきわめて小さく、畑所有者の多くがコーペラティフにブドウを供給する体制をとる。ムニエの素直な果実味を大切にしたいナチュラル志向の飲み手に向いた産地だ。

テロワール

ロミニーのブドウ畑は、コミューン南端のわずか一区画に集中する。オリジージョンクリーの畑に挟まれた帯状の地形で、全区画が「ル・クロ・サント・コルネイユ」と呼ばれる単一のリュー・ディに属する点が特徴的だ。緩やかな南向き斜面には粘土質石灰岩土壌が広がり、水はけと保水性を兼ね備えた層が果実の生育を支える。 地形的にはモンターニュ・ド・ランス南端の丘陵部に連なり、標高は130〜249mに及ぶ。アルドル川水系とマルヌ川水系の分水嶺にあたり、マルヌ川支流セモワーニュ川の源頭がコミューン内に位置する。年間平均気温10.5〜10.7℃、降水量730〜770mmと、北東フランス・パリ盆地型の涼しい気候が広がる。この冷涼さが、粘土石灰岩土壌とあいまってピノ・ムニエにフレッシュな酸とみずみずしい果実感をもたらす。

詳細

ロミニーはマルヌ県北西部、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワの北端近くに位置する小村で、アイスヌ県との境界に接するタルドノワ地方の一角を占める。ランスの西南西約34km、ドルマンの南東約16kmにあたり、地形的にはモンターニュ・ド・ランス南端の丘陵部に連なる。地理的には山の裾野に近い場所にあるが、コミューン南端のブドウ畑がマルヌ川水系側に位置するため、UMCの区分ではヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワとして分類される。コミューン面積は1,135haに及ぶが、シャンパーニュAOCとして認定されたブドウ畑は7.80haと極めて小規模で、村の大半は農地・森林で構成される。

ブドウ畑は「ル・クロ・サント・コルネイユ」と呼ばれる単一のリュー・ディに集中し、オリジージョンクリーの畑に接する帯状の南向き斜面を形成する。粘土質石灰岩土壌と穏やかな南斜面の組み合わせが、ピノ・ムニエの主産地として機能する基盤となっている。コミューン内はアルドル川水系とマルヌ川水系の分水嶺にあたり、セモワーニュ川(マルヌ川支流、延長17km)の源頭を有する。標高は130〜249mと比較的高く、冬季は3℃前後まで下がる冷涼な気候がブドウの生育に引き締まった酸をもたらす。

生産者については、Primault-Moigneauが確認できる一軒だ。RC(Récoltant-Coopérateur=レコルタン・コーペラトゥール:収穫したブドウをコーペラティフに持ち込みつつ、自名義でもシャンパンを販売する生産者形態)として登録されており、コーペラティフ会員でありながら独自ブランドでの販売も手がける。CIVC 2013年データによると当時の畑所有者(exploitants)は28名を数えたが、自社元詰めの生産者は限られ、現在の生産者数は4名にとどまる。村の生産量の多くは周辺のコーペラティフを通じて大手メゾンのブレンド素材として流通していると考えられる。

村の歴史は新石器時代に遡る。近隣には「リエリー=ロミニー型」と称される高品質の第三紀フリント(燧石)の産地があり、紀元前4200〜3600年ごろの長刃や短剣が出土している。地名はガロ=ロマン時代の人名「Romanus」に所領を意味する接尾辞「-iacum」を組み合わせた形に由来し、840〜877年の文書に「Rominiacus」として初出する。

12世紀に建設されたロマネスク様式のサン=メダール教会は、ラテン十字形の平面に丸天井の後陣を持つ。フランス革命期の彫像破壊、第一次世界大戦の砲撃による損傷を経て、1919年に歴史的建造物(monument historique)に指定され修復が行われた。第一次世界大戦中には村内にモルダック将軍の司令部が置かれ、1918年にクレマンソー首相が直接当地を訪問したことが記録に残る。村内には樹齢200年超のレバノン杉が現存し、フランスの優れた樹木として保護されている。

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「Romigny」を拠点とするシャンパン銘柄

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