【ジェローム・プレヴォー】クロズリー NV [2003] エクストラ・ブリュット レ・べギーン

Jerome Prevost La Closerie Les Beguines Extra Brut / ジェローム・プレヴォー ラ・クロズリー・レ・ベギーヌ・エクストラ・ブリュットはフランス北東部のシャンパーニュ地方で生産される発泡性のワイン、シャンパンです。生産者はJerome Prevost/ジェローム・プレヴォー(RM:レコルタン・マニピュラン)です。

耐寒性のピノ・ムニエこそ、この極北の地の厳冬を見事に耐え凌ぐ可能性が ある品種なのである。そしてジェロームのシャンパーニュは、レ・ペギーヌ 産のピノ・ムニエ100％から成るもので、まったくドザージュをしていな い。 それゆえコニサーは、ここ独特のテロワールから来るとてもオリジナルな風 味を、出来るだけ自然な状態のままで堪能できるはずである。グーの土壌構 成は特異で、石灰石や珪藻土（この土地に最も個性的な要素を与える）が混 じるから、ワインに男性的なボディと骨格が生じるのである。 これは、五感のどこからしてみても、引っ込み思案型のシャンパーニュでは ない。色調は、濃い麦わら色がかった生気ある黄金色で、シードルと似てい なくもない。しっかり昇り続ける泡は踊るようだが、かといって不作法に舞 うわけではない。 アロマはスパイシィで、魅力的な煙っぽさがある。快楽主義を匂わせる風味 は、よだれを催されるほどで、かすかにアーモンドを思わせる熟果の味わい がある。そして、後口は印象的なまでに長い。これはまた、しぶといワイン でもあって、ほとんどいかなる料理にも立ち向かえ、しかも負けそうにない。 シャンパーニュ風ポトフには絶好の相性である。なにしろアヴィーズのアン セルム・セロスがなにくれなく注ぐ目のもとで、ナチュラルを旨として造ら れたシャンパーニュなのである。 （ワイン王国2002年冬号：マイケル・エドワード著）ワイナートでも紹介されていますのでご存じの方も多いでしょう。 ジャック・セロスの愛弟子であり、次世代自然派シャンパーニュを牽 引する注目の作り手です。 ジェローム・プレヴォーのワインの特徴は 単一畑 単一葡萄品種（ピノ・ムニエ） 単一年度 補糖無し 自然酵母で樽発酵 という徹底したこだわりから生まれるシャンパーニュ地方でまだまだ 珍しい自然農法にあります。 1987年に祖母から葡萄畑を引き継ぎますが、当時はワイン造りに興味な く、葡萄栽培者として葡萄をローラン・ペリエに売却していました。 しかし、葡萄栽培に携わるにつれ 「自分自身のワインを造ってみたい」 という欲求がわき上がり、フランス中の生産者を訪ね歩きました。 ルフレーヴ ウンブレヒト アンジェリ などの自然派生産者と出会い 「これほど美味しいワインがあるのか・・・」 と衝撃を受けたといいます。そして、運命の出会いは1996年。 アンセルム・セロス（ジャック・セロス）の門を叩くのです。 その時アンセルムに言われた 「畑が砂地でも関係ない。葡萄がピノ・ムニエだけだというのも問題 にならない。自分の畑のテロワールを最大限に引き出すワイン造りを 行えばいい」 という言葉を受け、元詰めを決意。 ジャック・セロスのスタッフとしてワイン造りを学びながら、 醸造所の一角を間借りし、自分自身をワインを作り始めました。 ピノ・ムニエという葡萄の性格上、少なくとも半年くらいはセラー でゆっくりと休ませてあげてください。 今後、自然派シャンパーニュを牽引していくだろう注目の若手生産者 です。

• First
• Previous
• 1
• 2
• 3
• 4
• Next
• Last