ボランジェ　B13（べー・トレーズ）[2013]【箱なし】

Bollinger B13 / ボランジェ べー・トレーズはフランス北東部のシャンパーニュ地方で生産される発泡性のワイン、シャンパンです。生産者はBollinger/ボランジェ(NM:ネゴシアン・マニピュラン)です。

■ボランジェ　B13[2013] 「ボランジェ・B13（べー・トレーズ）」は、ボランジェが掲げる醸造学的、環境的価値を表現した結晶のような、2013年のユニークなシグネチャー・シャンパーニュ。 ブドウ畑でのサステナブルな取り組みにより、どんなに難しい年であっても常に高品質なブドウを収穫していているボランジェですが、「B13」はその新しい例だとメゾンは述べています。 B13はピノ・ノワール100％で造られたブラン・ド・ノワールで、ピノ・ノワールの非常にピュアで彫りの深い味わいを表現。キュヴェは5つのクリュから成り、そのうち92％がグラン・クリュ、8％がプルミエ・クリュです。 澱と共に7年以上寝かされ、1リットルあたり6グラムという低いドザージュが施されたシャンパーニュはゴールドの輝きを放っており、リッチで複雑なノーズを有しています。 熟したフルーツ、フルーツゼリー、アーモンドペーストのノートが広がり、ミラベルとマンゴーメロンのアロマで丸みを帯びたスタイル。 さらに洋ナシ、フレッシュアーモンド、タルトタタンなどの風味があり、ピノ・ノワール由来のミネラル感や柑橘類、レモンの砂糖漬けの香りが特徴的。滑らかな余韻はビロードのようで、フィニッシュにある塩味が最後の締まりに繋がっています。 【産地】フランス/シャンパーニュ 【使用品種】ピノ・ノワール100％ 【熟成】瓶内熟成84ヶ月間～ 【タイプ】白シャンパーニュ・コクのある辛口ボランジェは、創設者である、ドイツ・ヴェルテンビュルグ出身のジャック・ボランジェがアイ村に1829年に設立し、その名を冠した名門シャンパーニュ・メゾンですが、現在でもジャック・ボランジェの親族が経営を行っている、この規模のメゾンでは大変珍しい1件と言えます。生産に必要なブドウの約70％を、シャンパーニュ造りに最良とされるグランクリュとプルミエクリュでおもに構成される160haの自社ブドウ畑から供給。自社所有の優れた区画を数多く所有し、それが高い品質のシャンパーニュを長年造り出してきた、ボランジェの最も恵まれた点と言えます。事実、シャンパーニュ全体のグラン・クリュ、プルミエ・クリュに格付けされた畑は20％程に過ぎず、生産量の70％以上が、このグラン・ヴァンの葡萄を使用しているメゾンは、滅多にありません。 また、オーク樽での発酵や、カーヴでの長期に渡る熟成など、伝統的な醸造法によって支えられた製品の品質の高さにより、世界的な名声を確立しており、1884年からは英国王室御用達を拝命する希少なメゾンのひとつとなっています。ボランジェの特徴として、ピノ・ノワールの使用比率が高いため、NVの「ボランジェ・スペシャル・キュヴェ」でさえ最低で5年の瓶熟成を行います。アイ村のピノ・ノワールは有名ですが、通常のキュヴェですら、非常に高い使用比率を誇り、そのポテンシャルを発揮させるには、長い熟成期間が必要になります。ピノ・ノワール主体のボランジェは、複雑で味わい深い、噛むような重厚さを持ち、世界各国のシャンパーニュ愛好家を魅了。現在も、設立当時から変わることなくボランジェ一族によって、生産における厳しい基準が保ち続けられ、1992年には、こうしたメゾンが長年守り続けてきた製法と基準を表す“倫理と品質”を『ボランジェ憲章』として発表。継承される伝統によって育まれる、一貫したスタイルとすばらしい品質を誇るシャンパーニュを造り続けています。

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