Vve Fourny / ヴーヴ・フルニは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Vertusを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Vve Fourny / ヴーヴ・フルニ

Vve Fourny

ヴーヴ・フルニ別名:ヴーヴ・フォーニー

ヴーヴ・フルニは、コート・デ・ブランのヴェルテュで1856年に創業し、代々フォルニー家が受け継いできた家族経営メゾン。約40の区画をそれぞれ単独で醸造し分ける精緻なアッサンブラージュと、低ドザージュを基本とした透明感のあるスタイルで知られ、コート・デ・ブランらしいミネラル感を楽しめる。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村Blancs-Coteaux / ブラン=コトー
- 51130 Vertus / ヴェルテュ [Premier Cru]
所在地5 rue du Mesnil, 51130 Vertus (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-veuve-fourny.com/
SNS@champagneveuvefourny
Tel+33 (0)3 26 52 16 30, +33 (0)3 26 52 20 13(fax)
設立1856
製造業者種別NM
インポーターロイヤルリカー株式会社
生産者表記VEUVE FOURNY & FILS

商品更新情報

特徴・スタイル

ヴーヴ・フルニのシャンパーニュは、まるでオートクチュールの生地のように、約40の区画をひとつずつ丁寧に仕立て上げてブレンドするスタイルが持ち味だ。清澄・濾過をほとんど行わず、低ドザージュから無ドザージュを基本とすることで、ブドウ本来の味わいと畑の個性がストレートに伝わる。白亜質の土壌が生む繊細な泡立ちとミネラル感、そしてシャープでいて品のあるエレガンスが、コート・デ・ブランならではの魅力を静かに物語っている。

歴史・ブランドストーリー

物語は1856年、ヴェルテュのプルミエ・クリュ格付け地区での創業に始まる。以来フォルニー家が畑とノウハウを代々受け継ぎ、1930年には村の中心に位置する畑「クロ・フォーブール・ノートルダム」を一族単独所有のモノポールとして取得した。 祖父アルベールから息子ロジェ、そしてヴーヴ・フォルニー夫人へと受け継がれた畑と技術は、1993年、兄弟であるシャルル=アンリ・フォルニーとエマニュエル・フォルニーが5代目としてメゾンを引き継ぐことでさらに磨きがかかる。看板キュヴェのひとつ「R」は、祖父ロジェへのオマージュとして名付けられたもので、家族の歴史をボトルに刻む一本となっている。創業から160年以上、区画ごとの個性を活かす姿勢は変わらず受け継がれている。

詳細

ヴェルテュのプルミエ・クリュに根を張るヴーヴ・フルニのブドウ栽培は、区画(リュー・ディ)ごとの個性を尊重する姿勢が徹底している。畑は東・南・南東の3方向に開け、土壌は石灰質を基本としながらも、白亜の上の褐色土、白亜の上のランズィーヌ、白亜礫の上の褐色土という3タイプに分かれる。樹齢は平均40年以上で、その大半は祖父アルベールが1930年から手がけたマサル・セレクション(sélection massale)由来で、長い年月をかけて土地に根付いた古木がメゾンの個性を支えている。

畑の中でも中心的な存在が、村の中心に位置する「クロ・フォーブール・ノートルダム(Clos Faubourg Notre-Dame)」だ。1930年以来フォルニー家が単独所有するモノポールで、19世紀からクロとして格付けされてきた歴史を持つ。シャルドネ100%(クローン41B)を手摘みで収穫し、平均樹齢60年という古木を持つ、歴史あるクロとして知られている。

畑はクロ・フォーブール・ノートルダムだけでなく、ヴェルテュ南西部、森に近い南東向きの区画「レ・ルージュ・モン(Les Rouges Monts)」もメゾンの重要な畑のひとつで、主にロゼ用キュヴェの原料となるブドウが育つ。区画ごとに異なる方角・土壌を使い分けることで、単一畑では出せない複層的な味わいの設計を可能にしている。

約40に区切られた区画は、それぞれ単独で醸造したのちにアッサンブラージュされる。自社畑は約9haとされ、栽培面積全体の60%超を占め、残りは契約栽培家からのブドウで補うとされる。品種構成はシャルドネが約95%、ピノ・ノワールが約5%とされ、コート・デ・ブランらしいシャルドネ主体の骨格を形づくる。

1990年代末には本格的な有機農法への転換を試みたが、1997年にべと病で収穫の半分を失うなど負担が大きく断念した経緯があり、現在は減農薬型の栽培(lutte raisonnée)を基本に、有機・ビオディナミの一部手法を取り入れているとされる。

2020年8月4日にはHVE(Haute Valeur Environnementale)レベル3を取得し、殺虫剤・銅剤不使用や土壌微生物相の保護、水資源の管理などの指標をクリアしている。

栽培・生産データ
区画数約40区画
平均樹齢40年以上
モノポール畑面積(クロ・フォーブール・ノートルダム)0.29ha
熟成期間(澱の上)6か月以上
環境認証HVEレベル3(2020年8月4日取得)

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、区画ごとに分けて丁寧に圧搾し、使用するのは一番搾りの果汁(キュヴェ)のみ。介入を最小限に抑える方針のもと、第一次アルコール発酵を終えたワインは、タンクまたは小型の古い樫樽で澱の上6か月以上熟成させる。清澄・濾過は大部分のキュヴェで行わず、ワイン本来の質感を残す。

リザーブワインと当年のワイン、樽とタンク、マロラクティック発酵の有無、ピノ・ノワールとシャルドネ、低地区画と南向き・東向きの丘陵区画、そして古木——これらの組み合わせによって9つのキュヴェが生み出される。デゴルジュマン時のドザージュは低ドザージュまたは無ドザージュを基本とし、畑と品種の個性をストレートに伝えるスタイルに仕上げている。

セラーは19世紀に築かれたもので、低温かつ一定の温度を保つ環境で瓶内熟成が進められる。小型の樫樽は多くが使い込まれた古樽で、一部のキュヴェは樽比率100%で醸造されており、まろやかな質感と複雑味を引き出す一因となっている。

評価・実績

ヴーヴ・フルニは、La Revue du Vin de FranceやL'Express、Le Figaro Magazine、ゴ・エ・ミヨ、ベタンヌ・エ・ドゥソーヴといったフランスの主要メディア・評論家から継続的に取り上げられており、コート・デ・ブランのプルミエ・クリュを代表する造り手のひとつとして評価されている。ヴェルテュのコミューンを代表する生産者のひとつとしても位置づけられている。

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