Vavray-le-Grand / ヴァヴレ=ル=グラン
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Vitry-le-François |
| 郵便番号 : | 51300 |
| 面積 : | 7.00 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Bassuet, Changy, Heiltz-l'Évêque, Vavray-le-Petit, |
「Vavray-le-Grand」のぶどう畑
| テロワール | Vitryat |
| 格付け | 84% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 45.2 ha |
| - Chardonnay | 44.7 ha (98.9%) |
| - Pinot Noir | 0.5 ha (1.1%) |
| - Pinot Meunier | 0 ha (0%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ヴァヴレ=ル=グランは、ヴィトリャサブリージョン内に位置するオートル・クリュのコミューンで、シャンパーニュAOCアペラシオンの最辺縁部のひとつにあたる。コミューンの総面積は700 haで人口は176人(2023年)。バシュエ(西)、ヴァヴレ=ル=プティ(北東)、シャンジー(南西)に隣接し、コート・デ・ブランから南方へと続くシャルドネ栽培の流れの末端に位置する。
1997年時点の畑面積は約25 haにとどまっていたが、2013年のCIVCデータでは45.2 haへと倍近くに拡大しており、近年におけるヴィトリャ地区の栽培拡大を象徴する村のひとつとなっている。現在の生産者数は11軒だが、村内に本拠を置くシャンパーニュメゾンは存在せず、外部メゾンやRMによる原料調達が中心という珍しい構造を持つ。
テロワールの観点では、村内に103mから201mの標高差があることが最大の特徴だ。高標高区画(200m付近)の薄い白亜質表土は酸を保ちながらもアロマ前駆体を豊かに蓄積し、低標高区画(135m付近)のマルヌ質下層土は構造感とボディを付加する。チュロニアン紀の白亜は1m³あたり300〜400リットルの水を保持・放出する能力を持ち、乾燥年においても安定した品質をもたらすバッファーとして機能する。
Jean Pernetは、シャヴォ=クルクールを本拠とするレコルタン・マニピュラン(RM)で、ヴァヴレ=ル=グランに4.16 haのシャルドネ畑を保有する(樹齢平均23年)。村の高低差を活かした区画ごとの栽培管理を実践しており、ヴィトリャのシャルドネの多面性を体現する生産者として知られる。
Bernard Lonclasは、ヴィトリャ地区を代表するRMのひとつで、ヴァヴレ=ル=グランを含む複数の村に畑を持つ。地区全体のテロワールをブレンドに活用するスタイルで、ヴィトリャの個性を前面に出したシャンパンを手がける。
Huré Frèresは、村のブドウを使用した「Invitation(インヴィタシオン)」などのキュヴェを展開する生産者として知られ、ヴァヴレ=ル=グランのシャルドネが外部の造り手にとって魅力的な素材となっていることを示す例のひとつだ。
村名の記録は1028年にさかのぼり、当時の表記は「Wavoreium」。語源はガロ・ロマン語の「*vober」(未開地・低木地帯)と集合名詞化接尾辞「-etum」の合成で、「低木の茂る湿った土地」を意味するとされる。フランス革命期には一時「Vavrais」と改称された歴史を持つ。かつて低木と湿地に覆われた辺境の地が、今日ではヴィトリャを代表するシャルドネ産地のひとつへと変貌を遂げた姿は、シャンパーニュ南方フロンティアの可能性を象徴している。
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