Bernard Lonclas / ベルナール・ロンクラは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Bassuetを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Bernard Lonclas / ベルナール・ロンクラ

Bernard Lonclas

ベルナール・ロンクラ

ベルナール・ロンクラは、マルヌ県ヴィトリャ地区バシュエ村を拠点に、11の村・27区画に分散する10haの自社畑を大切に育ててきた家族経営RM(レコルタン・マニピュラン)。標高差のある畑を生かしたシャルドネ主体のシャンパーニュを、創業者から2人の娘へと受け継ぎながら作り続けている。

基本情報

地区Vitryat / ヴィトリャ
51300 Bassuet / バシュエ
所在地Rue de Vavray, 51300 Bassuet (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-lonclas.com/
Mailcontact@champagne-lonclas.com
SNS@champagne_lonclas
Tel+33 (0)3 26 73 98 20, +33 (0)3 26 73 16 17(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ベルナール・ロンクラのシャンパーニュは、標高差を生かした2つの表情を併せ持つ。標高約200mの骨格質な白亜質土壌からは柑橘やエキゾチックフルーツ、白い花を思わせる香りが立ち上がり、標高約135mの泥灰岩質の畑からはよりヴィノーでドライフルーツ寄りの厚みが生まれる。創業当初から続く区画ごとのきめ細かな栽培管理と、創業者ベルナール自身が率いる試飲委員会によるブレンドが、シャルドネ主体の骨太で奥行きあるスタイルを支えている。

歴史・ブランドストーリー

1957年、バシュエ村に生まれたベルナール・ロンクラは、1974年に最初の畑「ラ・トゥアイユ」わずか55アールを取得し、栽培家としての一歩を踏み出した。1976年に村の共同醸造設備で初収穫を仕込み、1978年には両親の農場を醸造所へと改装。1979年、「シャンパーニュ・ベルナール・ロンクラ」を正式に発表し、自社畑産ブラン・ド・ブラン3,300本で市場デビューを果たす。 1980年代には畑を2haへ拡大して新カーヴを整え、ロゼ・ブリュットや圧搾受託業にも着手した。以来、畑を10haへ、年間販売本数を1万本から10万本へと着実に拡大しながら、2006年には娘オレリー・ロンクラが経営に加わり、現在はもう一人の娘マティルド・リエボーとともに、親子二代でメゾンを受け継いでいる。

詳細

バシュエ村を拠点とするベルナール・ロンクラは、ヴィトリャ地区を中心に、ヴァレ・ド・ラ・マルヌやオーブにまで及ぶ自社畑を、27区画・11の村に分けて所有する家族経営メゾンである。畑面積は2006年の8haから現在は10haへと拡大し、その約1/3を古樹が占める。栽培品種はシャルドネが大半で、ピノ・ムニエとピノ・ノワールも織り交ぜながら、区画ごとの個性を丁寧に見極める栽培が続けられている。運営法人「BERNARD LONCLAS ET FILLES」は、家族経営としての成り立ちをそのまま体現している。

畑の性格は標高によって大きく異なる。標高約200mの高地区画は白亜と泥灰岩が入り混じる骨格質・白亜質の土壌で、柑橘やエキゾチックフルーツ、白い花を思わせる香りをブドウにもたらす。一方、標高約135mの低地区画は表土25cmの下に泥灰岩層が広がり、よりヴィノーでドライフルーツ寄りの厚みを生む。創業当初から樹齢・区画の向き・標高・品種に応じて区画ごとにきめ細かく栽培管理を行う姿勢は、現在まで変わらず受け継がれている。

環境面では、HVE(高環境価値農業)とVDC(持続可能なシャンパーニュ栽培)の認証取得を進めており、畑と土壌への配慮を制度面でも裏付けようとしている。

栽培・生産データ
自社畑面積10ha
区画数27区画(11村に分散)
古樹比率約1/3
高地区画標高約200m
低地区画標高約135m
総貯蔵容量8,700hL
ステンレスタンク数60基
リザーブ用フードル42hL×1基
年間販売本数(2014年時点)10万本

醸造方針

醸造の拠点となるカーヴは1976年に稼働を始め、1985年には新たな醸造棟と貯蔵庫が完成した。現在は温度管理式のステンレスタンク60基と、永久リザーブ用のフードル1基(42hL)を備え、総容量は8,700hLに達する。1978年に両親の農場を改装して以来、圧搾から醸造まで自社で完結できる体制を整えてきた。このフードルは複数年のワインを継ぎ足しながら守り続ける永久リザーブとして機能し、ヴィンテージを超えた奥行きをブレンドにもたらしている。

ブレンドの最終判断は、醸造責任者である創業者ベルナール・ロンクラ自身が率いる試飲委員会が担っている。区画ごとの個性を見極めながらリザーブワインを組み合わせるアッサンブラージュは、創業以来一貫して大切にされてきた哲学であり、シャルドネ主体のスタイルに厚みと一貫性を与えている。

圧搾受託とワインツーリズム

1980年代後半から圧搾受託業にも力を入れ、1998年までに圧搾機3台体制を築き上げた。2000年代に入ると試飲室を新設し、温度管理タンクの増強や畑の拡張とあわせて、ワインツーリズムにも取り組むようになった。

こうした地道な歩みは販売本数にも表れている。1986年に年間1万本だった販売本数は、2006年に4万本、2014年には10万本へと拡大し、現在は20万本超を目標に掲げている。

1979年の初リリース以来、創業者の妻ライン・ロンクラが試飲や来客対応を担い、生産者としての顔と同時に、訪れる人を迎える温かな窓口としての役割も大切にしてきた。

試飲室では、シャルドネを主体とした個性豊かなキュヴェをその場で味わいながら、畑や醸造について話を聞くことができる。バシュエという小さな村から生まれるシャンパーニュの物語を、直接体感できる場となっている。

ラインナップの広がり

シャンパーニュ・ベルナール・ロンクラのラインナップは、ブリュットやブラン・ド・ブランを軸に、ロゼやキュヴェ・プレステージ、ミレジメ(ヴィンテージ)まで幅広く展開されている。シャルドネを主体としながらも、区画ごとの個性を生かした多様な表情のシャンパーニュがそろう点が特徴だ。また、シャンパーニュ以外にも、伝統製法によるラタフィア・シャンパノワを手がけており、地域に根差した幅広いものづくりを続けている。初心者から愛好家まで、好みに応じて選べる懐の深さも魅力のひとつだ。

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