Changy / シャンジー
シャンジーは、ヴィトリャに属する小村で、12.40haの畑がすべてシャルドネだけで植えられた純白のテロワール。オートル・クリュ(エシェル80%)ながら、石灰岩とマール(泥灰岩)が重なる地層が生み出すブラン・ド・ブランは、コート・デ・ブランの自然な延長帯として静かに存在感を放っている。
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Vitry-le-François |
| 郵便番号 : | 51300 |
| 面積 : | 6.26 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Merlaut, Outrepont, Saint-Quentin-les-Marais, Bassuet, Vavray-le-Grand, Heiltz-l'Évêque, |
「Changy」のぶどう畑
| テロワール | Vitryat |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 12.4 ha |
| - Chardonnay | 12.4 ha (100%) |
| - Pinot Noir | 0 ha (0%) |
| - Pinot Meunier | 0 ha (0%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
畑がすべてシャルドネで占められるシャンジーは、白ブドウのみを生み出す産地だ。柑橘類・トロピカルフルーツ・白い花を軸としたアロマに、チョーク由来のミネラル感が通底するのがこの村の個性。高標高プロットでは白亜質・岩石土壌の影響を受けてトロピカルなニュアンスが前面に出やすく、低標高プロットではマール優勢の土壌がよりボディのある、ドライフルーツ的なスタイルに傾く。1990年代にシャンパーニュ・アペラシオンに加わった比較的新しい産地でありながら、石灰岩主体の土台が持つポテンシャルはワイン愛好家の間で少しずつ認知が広がっており、シャルドネの多様性を探りたい飲み手に向いている。
テロワール
シャンジーはコート・デ・ブランの自然な延長帯にあたるヴィトリャ流域に位置し、ヴィトリー・ル・フランソワの北東約8kmの地点にある。標高は102mから158mの範囲に収まり、ブドウ畑の大部分はコミューン北部のD982号線沿いに広がる緩やかな南東向き斜面に集中している。
地下には白亜紀(約9000万〜6500万年前)に形成された石灰岩とマールの地層が連なる。この土壌は1m³あたり300〜400リットルの保水能力を持ち、夏の乾燥期にも根がコンスタントに水分を吸収できる環境を整える。石灰岩優勢の高標高プロットとマール優勢の低標高プロットでは土壌比率が異なり、ブドウが積み上げるニュアンスにも違いが生まれる。
気候は海洋性と大陸性の両方の影響を受け、年間平均気温は11.5℃前後、年間降水量は700mm前後。冷涼な冬とはっきりした夏の日照がシャルドネの酸を保ちながら成熟を促す。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%でオートル・クリュに分類されるが、土壌の保水力と南東斜面の日射バランスが、格付け以上の表現力を潜在的に持つ畑を育んでいる。
詳細
シャンジーはマルヌ県のアロンディスマン・ド・ヴィトリー・ル・フランソワに属する小村(人口約116人、2023年)で、ヴィトリャ流域の東寄りに位置する。ブドウ畑は12.40haでそのすべてがシャルドネ。南西のメルロー、北のバシュエ、北東のヴァヴレ=ル=グランに囲まれ、シェー川とヴィエール川の支流が村内を流れる。
テロワール
コート・デ・ブランの自然な延長帯とも評されるヴィトリャの地下には、白亜紀に形成された石灰岩とマール(泥灰岩)の互層が広がる。チョーク質の層は1m³あたり300〜400リットルの保水能力を持つ。畑は南東向き緩斜面に集中し、標高によって石灰岩とマールの比率が変化するため、高標高プロット(柑橘・トロピカル寄り)と低標高プロット(ドライフルーツ・ボディ寄り)で個性が分かれる。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%でオートル・クリュに区分される。隣村バシュエを拠点とするBernard Lonclasは、このヴィトリャ一帯を「コート・デ・シャンパーニュの栄光を取り戻しつつある原石」と評し注目している。
主要生産者
シャンジーを拠点とする確認済みの生産者としてメニュー・ジャキエ(Menu-Jacquier)がある。RC(Récoltant-Coopérateur、自社収穫ぶどうを協同組合経由でシャンパン化する生産者)で、Jean-PhilippeとCorineが2haの自社畑を管理し、村内のテイスティングセラーを公開している。
歴史
地名の初出は853年の文書に遡り、語源はヴィエール川の湾曲に由来するとされる。シャンパーニュ・アペラシオンへの加入は1990年代と新しく、1997年時点の畑面積はわずか4haだったが2013年には12.4haへ拡大した。ヴィトリャ地区全体の再評価を象徴する軌跡だ。
詳細を閉じる「Changy」を拠点とするシャンパン銘柄
参考情報
fr.wikipedia.org, en.wikipedia.org, maisons-champagne.com, winetomas.wordpress.com, Google Maps, OpenStreetMap,
