Val-de-Vière / ヴァル=ド=ヴィエール
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Vitry-le-François |
| 郵便番号 : | 51340 |
| 面積 : | 19.25 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Heiltz-l'Évêque, Vanault-le-Châtel, Bassu, Vavray-le-Petit, Vanault-les-Dames, Jussecourt-Minecourt, Sogny-en-l'Angle, |
「Val-de-Vière」のぶどう畑
| テロワール | Vitryat |
| 格付け | 84% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 31.6 ha |
| - Chardonnay | 30.9 ha (97.8%) |
| - Pinot Noir | 0.6 ha (1.9%) |
| - Pinot Meunier | 0.1 ha (0.3%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ヴァル=ド=ヴィエールは、シャンパーニュ南東に広がるヴィトリャ地区の北東部に位置する。ヴィトリャとは中心都市ヴィトリ=ル=フランソワに由来する名称で、コート・デ・ブランよりさらに大陸寄りに展開するシャンパーニュの辺縁的な生産地区だ。コミューンの総面積は1925haで、人口131人(2023年)という小さな農村。コミューン名の「Val」は谷地形を、「Vière」はコミューンを貫流する全長42kmの河川をそれぞれ指す。現在の行政コミューンは1965年にドゥセ(Doucey)とロゼー(Rosay)の2集落が合併して成立したものだ。
テロワール
ブドウ畑はコミューン北西部に集中し、隣接するヴァヴレー=ル=プティとの境界をまたいで一体的な区画を構成している。地形は低い尾根上の穏やかな南向き〜南東向き斜面で、霜害リスクを和らげる緩やかな傾斜が確保されている。シャルドネが30.90haを占め、ピノ・ノワール0.60haとピノ・ムニエ0.10haがわずかに加わる構成で、実質的にシャルドネ単一品種の産地といってよい。
土壌の主体はトゥフォー質(tuffeau)の白亜石灰岩で、コート・デ・ブランを代表する純粋なチョーク(白亜)土壌とは明確に性格が異なる。粘土質・黒色泥灰土・緑色泥灰土が混在するとも記録されており、保水性と複雑なミネラル供給源を同時に持つ層構造が特徴だ。リュー・ディ「キュル・クリュ(Cul Crut)」がこの個性を象徴する区画として知られている。
主要生産者
コート・デ・ブランのル・メニル=シュル=オジェを本拠とするアンドレ・ロベールは、リュー・ディ「キュル・クリュ」に区画を所有し、ヴィトリャのトゥフォー質土壌産シャルドネを自社ブレンドに組み入れている。コート・デ・ブランの表現者として名高い生産者があえてこの地の果実を求めるという事実は、ヴァル=ド=ヴィエールのシャルドネが持つ独特の個性を端的に示している。
ヴィトリャ各村のシャルドネを専門に扱うヤニック・プレヴォトーは、ヴァル=ド=ヴィエール、サン=リュミエ=アン=シャンパーニュ、ヴィトリー=アン=ペルトワのシャルドネをブレンドした「キュヴェ・アマンディーヌ」(Extra-Brut Blanc de Blancs)を生産し、「ミネラリティと繊細さ」を掲げる。またバルボンヌ=ファイエルを拠点とするM・マルクーは「エリタージュ」(Héritage Blanc de Blancs Brut)にヴァル=ド=ヴィエール産シャルドネを20%配合し、「スムーズでエアリー、フレッシュ」なスタイルを実現している。
- ウディ・シモネ(Oudit Simonnet):ヴァル=ド=ヴィエールとリス=アン=シャンパーニュに計2.5ha超を所有する地元生産者。1993年に最初の畑を植樹。シャルドネ主体にピノ・ノワール0.27haを加え、ヴィンテージ・シャンパーニュを含むラインナップを展開する。
歴史
ロゼー地区ではガロ・ローマ時代の陶器・硬貨、メロヴィング時代の装身具、さらにネオリシック時代の墓が1903年に発見されており、古くから人が定住してきた土地であることがわかる。13世紀(1250年頃)には複数の領主が存在し、1294年にはサン・ピエール=オー=モン修道院が農場(grange)を設置。1306年には人口減少と空き家の発生が記録に残る。近代においては1965年のドゥセとロゼーの合併によって現行コミューンが発足した。ブドウ畑の面積は1997年時点でわずか14haだったが、現在は31.6haと倍以上に拡大しており、ヴィトリャ地区への関心の高まりとともにこの地のシャルドネへの注目も着実に増している。
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