ラルマンディエ・ベルニエ　テール・ド・ヴェルテュ・ノン・ドゼ [2009]750ml

Larmandier Bernier Terre de Vertus Non Dosé Premier Cru Millésime / ラルマンディエ・ベルニエ テール・ド・ベルチュ・ノン・ドゼ・プルミエ・クリュ・ミレジメはフランス北東部のシャンパーニュ地方で生産される発泡性のワイン、シャンパンです。生産者はLarmandier Bernier/ラルマンディエ・ベルニエ(RM:レコルタン・マニピュラン)です。

※ラベルに皺や汚れがあるものがございます。 ピエールは自らのシャンパンをワインという。泡はワインを美しく飾る、女性のネックレスやブレスレットのようなもの。本質は泡が消えてからのワインの味わい。それを実感させられるのがこのテール・ド・ヴェルテュ。 ヴェルテュ斜面中央部にある最高の区画から収穫されたシャルドネ種100％で造られる。収穫後温度、搾汁された葡萄は19℃にコントロールされたステンレスタンク内で発酵、マロラクティック発酵後、冬の間、同じタンク名で澱と共に熟成され、翌春に軽くフィルターをかけリキュールと共にボトリング。デコルジュマン時にドサージュ（加糖）せず。原料葡萄が素晴らしいとドサージュ無しでも味わい深いシャンパンが出来上がる好例。美しい黄金色、クリーミーなビスケットのアロマの中に、ブラン・ド・ブランとは思えないような赤い果実のニュアンスまでが見つけられる、複雑性に満ちた構成が印象的。ミネラルの表現など、この地のテロワールを存分に感じさせてくれる1本だ。白ワインと同じ温度で試したい。 テール・ド・ヴェルテュ”その名の通り、ヴェルテュ村のテロワールをそのままワインに映し出そうとしていることがよくわかる。 ヴィナス：94ポイント Antonio Galloni, November 2014 Drinking window: 2014 - 2021 Rich and explosive to the core, the 2009 Blanc de Blancs Terre de Vertus races across the palate with tons of depth and power. Dried apricots, honey, wild flowers and anise all blossom in the glass, but the 2009 is first and foremost a wine of structure. A creamy, textured finish rounds things out nicely. The combination of a ripe year and the non-dosage style work beautifully. The Terre de Vertus emerges from the Les Barillers and Les Faucherets lieux-dits. The Terre de Vertus is non-dose. Disgorged January 2014.

ワインアドヴォケイト：93ポイントReviewed by Stephan Reinhardt Issue Date 4th Mar 2016 Source 223, The Wine Advocate Drink Date 2015 - 2020 White golden in color, the 2009 Blanc de Blancs Premier Cru Brut Nature Terre de Vertus offers a very pure and delicate but also intense bouquet of stewed apples with lemon flavors, a touch of vanilla creme and a lovely iodine character as well. Filigreed, highly elegant and silky on the palate, this is a fruit intense but also a firmly structured and persistent vintage Champagne of great finesse. Lovely walnut and yeasty flavors in the aftertaste. Great harmony. Delicious. 8〜9℃で抜栓、少し緑がかった薄いレモンイエロー、木目細かい泡がグラス全体から盛んに立ち上っている。白い花、百合、ニセアカシア、ジャスミン、山梔子、グレープフルーツ、リンゴ、ビターオレンジ、パイナップル、マンゴー、バナナ、生クリーム、ナッツ、蜂蜜、フェンネルシード、ベルガモット、オレガノ、タイム、ローズマリー、タラゴン、白檀、鋼、石英系のミネラル、このシャンパンは今まで でインポーターの方もそうなのだが、何故かノン・ヴィンテージと思われていた方が多いようだ。裏ラベルを見ると去年の物まではちゃんとヴィンテージ表記がある。 今回入荷した物から、裏ラベルにもコルクにもヴィンテージ表記はなくなっている。しかし、それがこのシャンパンの価値を損ねる物ではないことを多くの方はご存じだと思う。個性・特徴を出すための措置だと思います。非常に明るく薄い色合いを持ち、クリーミーで木目細かい泡に彩られている。あくまで個人的な見解だが、僕は散発的な泡より、木目細かく盛んに立ち上る泡の方が好きだ。大粒で散発的に立ち上る泡のものは好きになれない。綺麗な花と様々なフルーツ、トロピカルなフルーツの華やかで甘いアロマが見事に広がってくる。このシャンパンは、ご存じのようにノン・ドゼ（澱引き後に入れる門出のリキュールに糖分無添加）だが、それを感じさせない位にエレガントでほんのりと優しく上品な甘さを感じる。しっかりとした酸とミネラルに支えられ、背筋がピンと伸び気品が高い。それは、花、フルーツ、生クリーム、ナッツ、蜂蜜、様々なハーブ（フェンネルシード、ベルガモット、オレガノ、タイム、ローズマリー、タラゴン）、ミネラル系のニュアンス（白檀、鋼、石英 系のミネラル）など数え切れないくらいのアロマやニュアンスが重なり合い、絡み合いながら調和しハーモニーを奏でている。そこには一分の隙も甘えも感じられない。 葡萄本来の持つ甘さ、アロマ、複雑さ、ボディ・コクが透き通るような透明感と氷の切れ味を放ちながら、軽やかに、エレガントに舞っているみたいだ。いくらブラン・ドブランとはいえ、ここまで爽やかで綺麗なタイプは少ないし、ほとんどは強さや芯が無く、時間と共に崩れていく物が多い。ただ単に糖分を入れなければ良いという物ではなく、入れなくても良いくらいに完熟した葡萄を使って造られるのだろう。だが、それは得てして酸不足に陥りやすく、ミネラルバランスにも影響が出やすい。一番重要な物は全体のバランスと自分の求める物の折り合いを何処で付けるかと言うことだと思う。これは、それを見事にやってのけている。ユーロ高の関係で値上げせざるを得なかったが、昨今のシャンパン高騰の中、味わい・品質を考えると大変お値打ちだ。因みに、グラスはドン・ペリニヨン・シャンパンフルートのような膨らみのないグラスを使うと余りに綺麗すぎて、グラスが止まらない。無抵抗に飲めすぎて怖い。オノロジー・シャンパン・チューリップのような膨らみの大きいグラスを使うと柔らかさやコクが綺麗に出て飲み応えがあるが、バランスに少し難があるようだ。一番バランスが良かったのは、通常のシャンパンフルート、下部に少し膨らみのあるやつがこのシャンパンのバランスには適しているようだ。何にしても、物凄いレヴェルと品質のシャンパンで素晴らしく美味しいと言うことは断言できる。　　　H18.11.18

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