シャンパンの知識
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シャンパン製法 ~シャンパンの製造工程~
シャンパンと普通のワインとの大きな違いは、醗酵の過程を2回行う「瓶内二次醗酵」という方法を取っているところです。
シャンパン製法は、通常のワインと同じ方法でベースとなる泡のないワインを造りますが、その後できたワインを瓶に入れて糖分と酵母を加え2度目の醗酵を促します。
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シャンパンで使用される葡萄の品種
シャンパンで使用される葡萄の品種はAOC*によって指定されてますが、現在は、指定品種のうちシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種を使用しシャンパンを作ることが多くなっています。
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シャンパンの製造業者種別
シャンパンのラベル一番下などの端の部分をよく見ると小さく「NM-203-001」といった製造者番号が印刷されていますが、この頭の2文字は製造業者種別を示しています。
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シャンパンの甘さを決める「ドザージュ」 Brut?Sec?Dry?
デゴルジュマン(澱の除去)後の容量の目減り分を、糖を加えたワインなどの甘味を調節したリキュールの添加によって補います。この容量と甘味の調整のことをドザージュ(Dosage)と言います。
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ドザージュに使われる糖ってどんなもの?
ドザージュで使用される糖の種類は、砂糖きび糖、ビーツ糖、MCRといわれるブドウ濃縮果汁の3つあります。
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シャンパンの格付け 1
シャンパンはブレンドを基本とするため、シャンパンのAOCは「シャンパーニュ / Champagne」ただひとつであり、そこに格付けを含みませんが、畑に対する伝統的な評価という形で、格付けは存在します。
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シャンパンの資本関係 1
現在、世界規模で企業の再編が進んでいますが、シャンパンの世界も例外ではありません。そこで、現在のシャンパンの銘柄を持つ主要な企業と、その傘下銘柄をここにまとめておきます。
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チェックしておきたいワインコンクール
世界では大小様々なワインコンクールが各地で開催されており、シャンパンのカテゴリーがあるものも多く存在します。コンクールの結果は賛否両論あり、それがすべてではありませんが、結果を知ることはよいシャンパンと出会う、よい機会であることは間違いありません。
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シャンパンに関わるフランスの地方行政区
2016年に地域圏が再編され下記記載は2015年までの内容となっておりますので、その点ご了承いただきお読みいただきますようお願いいたします。
最新の情報についてはwikiなどが参考になりますのでご確認いただけますと幸いです。
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ワインの熟成樽とシャンパンでの使用
ワインの造る際に木製の樽がよく使用されますが、近年ステンレスなどの大容量のタンクで発酵温度の制御が出来るようになると、微生物管理が難しく年々高価になる樽は敬遠され、一時期、一部の高級ワイン以外には使用されなくなりました。しかし、そうなると逆に樽香を強く付けたワインが流行するなど、樽の利点が再評価する流れが生まれ、造りたいワインによって樽での熟成を採用するなど、棲み分けに近い形で再普及が進んでいます。
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シャンパンのボトルサイズ
シャンパンにはいろいろな大きさのボトルがあり、呼び方もさまざま、マグナム、キャール、ピッコロ、ジェロボアムなどなど。その正確なところを知っている人はあまりいないのではないでしょうか
調べてみたところ、国によって呼び方が違ったり、国の中でも地方によって呼び方が違い、それも大体決まっている、というところで、要はメーカーがどの呼び方を採用するか、また、販売店でどのような呼び方をするか、で変わってしまっています。主要な呼び方はある程度頭に入れておいたほうがよいようです。
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シャンパンの開栓方法
上手に開栓するコツは、コルクが飛び出してくるのをうまく抑えるようにすることです。
なるべく音を抑え、泡を噴き出すことなくあけること、また、コルクは常に抑える、ナプキンなどを被せるなどの、細かい配慮が出来ると、非常にスマートにあけることが出来ます。
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シャンパンのカロリー
シャンパンのカロリーは100ml当たりアルコール度1%につき、約8.3kcalになります。アルコール度12%のシャンパン100mlであれば、約100kcalとなります。
もちろん、シャンパンの種類や、ドザージュなどによって変わってきますが、おおむね、シャンパンのカロリーはアルコールの中で高めです。