Rizaucourt-Buchey / リゾクール=ビュシェ

リゾクール=ビュシェは、コート・デ・バールのバール・シュル・オウボワ地区に属するシャンパーニュ東端の村。オートル・クリュながら、栽培面積の約82%を占めるピノ・ノワールが村の個性を決定づけ、すべての生産者が自畑から瓶詰めまで一貫して手がける小規模ヴィニュロンという、手仕事の集積地だ。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Haute-Marne
区(Arrondissement)Chaumont
郵便番号 : 52330
面積 : 15.07 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Colombey-les-Deux-Églises, Beurville, Rouvres-les-Vignes, Saulcy,

「Rizaucourt-Buchey」のぶどう畑

テロワールCôte des Bar
- Bar-sur-Aubois
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積36 ha
- Chardonnay3.2 ha (8.9%)
- Pinot Noir29.8 ha (82.8%)
- Pinot Meunier3 ha (8.3%)
- その他0 ha (0%)

特徴

栽培面積36haのうち約82%をピノ・ノワールが占め、シャルドネとピノ・ムニエがそれぞれ約9%。コート・デ・バールの冷涼な石灰質土壌で育つピノ・ノワールは、果実の充実感とともに引き締まった酸を持ち、熟成とともに複雑性を増すタイプのシャンパンを生む。全生産者が自畑から醸造・瓶詰めまでを一貫して行う小規模ヴィニュロンであり、大量生産とは一線を画した個性豊かなボトルは、造り手の個性を直接手に取りたい愛好家にとって格好の探索対象となっている。

テロワール

リゾクール=ビュシェは、オーブ県との県境に近いオート=マルヌ県西部、小川「ラ・ビエルヌ」沿いの緩やかな丘陵地帯に位置する。標高は平均250mで、最高点は381mに達し、コート・デ・バールの中では比較的高い地点に畑が広がる。ぶどう畑は村の東西に帯状に連なり、斜面の向きは一様ではなく場所によって異なる。 年間日照時間は約1,684時間で、フランス全国平均(1,900時間)を大きく下回り、シャンパーニュ全体の中でも北東の冷涼な条件を反映している。土壌はシャルドネ・ピノ・ムニエの補助的な品種をも育む石灰質が主体。この冷涼な気候と石灰質土壌の組み合わせが、ピノ・ノワールに鋭い酸味の骨格と、熟成によって開く奥行きをもたらす。

詳細

リゾクール=ビュシェはコート・デ・バールのサブエリア「バール・シュル・オウボワ」に属し、オーブ県との県境に接するオート=マルヌ県西部に位置する。シャンパーニュAOCを有するオート=マルヌ県内の2村のうちの一つであり(もう一つは隣村のコロンベ=レ=デュー=エグリーズ)、全シャンパーニュ村の中でも東端から2番目に位置するという地理的に特異な村だ。コミューン全体の面積は約1,507haで、南西にはルーヴル=レ=ヴィーニュ、西にはソルシーが隣接する。

テロワール

格付けはオートル・クリュ、エシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%。標高は平均250m(最高381m)で、ぶどう畑は村の東西に帯状に広がり、斜面の向きは場所によって異なる。年間日照時間は約1,684時間とシャンパーニュの中でも低く、冷涼な生育環境がピノ・ノワールに鋭い酸の骨格を与える。土壌は石灰質が主体で、総栽培面積は36ha。シャルドネが3.2ha、ピノ・ノワールが29.8ha、ピノ・ムニエが3.0haと、ピノ・ノワールが圧倒的な主役を担う。コート・デ・バールのバール・シュル・オウボワ地区の中でも、この村は特にピノ・ノワール比率が高く、単一品種の個性が前面に出たシャンパンが多い。

主要生産者

リゾクール=ビュシェには11の生産者が拠点を置き、全員が自畑の栽培から醸造・瓶詰め・熟成までを一貫して手がける小規模ヴィニュロンだ。レコルタン・マニピュラン(RM)をはじめとする独立生産者が村の農業と文化を支えており、地元観光局もその品質を高く評価している。

  • Nicolas Bass(RM): 5代続く家族経営のドメーヌ。Adeline & Nicolas Bassが当主を務め、1850年代建造の石造り地下セラーを現役で使用する。6haの畑から生み出されるシャンパンには、長い歴史と土地への深い根ざしが感じられる。
  • Godin Schuester(RM): 村内に3.5haの畑を持つほか、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村Chuillyに1929年植樹という長樹齢のシャルドネ区画を所有。この希少なシャルドネはヴィンテージ・ブラン・ド・ブランや特別キュヴェに使用される。
  • Daubanton et Fils(RC=Récoltant-Coopérateur、自畑のぶどうをコーペラティヴで醸造・瓶詰めする生産者区分): リゾクール=ビュシェ、アルジャントル、ドランクールに計4haの畑を所有し、ピノ・ノワール50%・ピノ・ムニエ30%・シャルドネ20%の構成で栽培。ヴィンテージ品「Victorien」はシャルドネ50%・ピノ・ムニエ25%・ピノ・ノワール25%というバランスが特徴的なキュヴェ。

歴史

リゾクールとビュシェはもとは別々のコミューンで、1972年の合併によって現在のリゾクール=ビュシェが誕生した。リゾクールはコミューン中央部のぶどう畑付近に、ビュシェは南東部に位置する。シャンパーニュAOCとしての栽培権利が付与されたのは1973年で、同年に「シャンパーニュ観光ルート(Route Touristique du Champagne)」にも組み込まれた。隣村のコロンベ=レ=デュー=エグリーズも同じく1973年に認定されており、オート=マルヌ県のシャンパーニュAOC認定は両村が同時期に始まっている。1997年時点の栽培面積は31haだったが、2013年時点では36.5haへと拡大しており、着実な成長が続く。2015年にはシャンパーニュの「丘・家・地下セラー(Coteaux, Maisons et Caves de Champagne)」がユネスコ世界遺産に登録され、この村もその範囲に含まれている。

詳細を閉じる

「Rizaucourt-Buchey」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報